著者
鈴木 慎一 中川 孝之 池田 哲臣
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.36, no.30, pp.49-52, 2012-07-12
被引用文献数
1

ハイビジョ映像を低圧縮・低遅延で無線伝送する高性能なワイヤレスハイビジョンカメラ「ミリ波モバイルカメラ」の開発を進めている.このミリ波モバイルカメラは,42-GHz帯電波と複数の送受信ダイバーシティ技術を用いて伝送容量や回線信頼性の向上を実現しており,ゴルフ中継などの屋外中継や,紅白歌合戦などの屋内撮影で数多く使用されている.今回,屋内および屋外の実撮影環境におけるミリ波モバイルカメラの伝送テストを通して4系統の受信IF信号を連続記録し,伝搬特性の解析を行った.そして,屋内および屋外の実撮影環境における伝搬特性について,それぞれ定量的評価を行ったので,報告する.
著者
鈴木 慎一 中川 孝之 池田 哲臣
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EMCJ, 環境電磁工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.464, pp.1-6, 2010-03-05
被引用文献数
2

ハイビジョン映像を低圧縮・低遅延で無線伝送する高性能なワイヤレスハイビジョンカメラの研究を進めている.これまで,伝送容量の増大と回線信頼性の向上を目的として,ミリ波帯(42GHz帯,55GHz帯)の電波とを受信ダイバーシティ技術含むMIMO-OFDM伝送技術を用いたワイヤレスハイビジョンカメラ「ミリ波モバイルカメラ」の開発を行ってきた.そして,屋内撮影用・屋外撮影用のミリ波モバイルカメラを試作し,複数の番組撮影で使用した.今回,使用された番組の中からオープンゴルフ選手権,第60回NHK紅白歌合戦,ジャンプスキー競技の撮影で使用したミリ波モバイルカメラのシステム構成と運用方法について報告する.
著者
鈴木 慎一 中川 孝之 池田 哲臣
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.35, no.10, pp.35-38, 2011-02-18
被引用文献数
2

ハイビジョン映像を低圧縮・低遅延で無線伝送する高性能なワイヤレスハイビジョンカメラ「ミリ波モバイルカメラ」の開発を進めている。この開発には、カメラから副調整室に撮影映像を無線伝送する「本線伝送」と副調整室からカメラにカメラ制御信号や確認用映像を無線伝送する「送り返し伝送」の実現が必要となる。今回、42GHz帯電波と複数の送信アンテナを用いるSTBC伝送技術を適用して高い回線信頼性を実現した42GHz帯送り返し伝送システムを開発し、送り返し用ハイビジョン映像や双方向通信が必要なカメラ制御信号の無線伝送、ハイビジョンカメラのゲンロック同期およびインカム通信を実現した。また、開発した42GHz帯送り返し伝送システムは第61回NHK紅白歌合戦の撮影に使用され、安定した送り返し無線伝送に成功した。
著者
池田 哲夫 斉藤 和巳 武藤 伸明
出版者
静岡県立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

本研究の目的は、画像や映像などのマルチメディアデータの効率的な類似検索方法を開発することである。具体的にはBustosらのピボットによる類似検索方法を土台として類似検索方法を開発することである。類似検索方法として、Bustos法でのピボット集合要素の交換方法を改良した方法と、マンハッタン距離に基づく一般化ピボット法の2方法を提案した。2方法とも従来方法に比較して、類似検索性能、ピボット集合選択時間が優れていることを実験で確認した。さらに、実験対象データの性質を効率的に解析可能とすることを目的として、ネットワーク内のコミュニティ抽出方法と、ネットワーク可視化方法を複数考案した。
著者
武藤 伸明 斉藤 和巳 池田 哲夫 大久保 誠也 藤澤 由和 小藪 明生
出版者
静岡県立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

本研究は、 ソーシャルネットワークから収集可能なエゴセントリック情報より、全体ネットワーク構造を推定する手法の開発を目的とする。このネットワークの構造推定は NP-困難クラスに属する組合せ最適化問題を扱うことになり、その効率的な解法として遅延評価付き貪欲法の応用法を考案した。また、ネットワーク構造推定法の妥当性を評価するために、ネットワークの本質的構造を表す評価尺度の考案や、ネットワークデータを含む各種データの可視化法の考案を行った。
著者
伏見 卓恭 斉藤 和巳 池田 哲夫 武藤 伸明
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.26, 2012

ネットワーク全体構造を定性的に評価する手法として,可視化が多く用いられている.大規模ネットワークを対象とする場合,全てのノードを描画するには限界がある.本研究では,中心性概念による重要ノードに着目し,ネットワークを粗視化する手法を提案する.現実の交差点ネットワークを対象に,本質的な骨格の鮮明化およびオリジナルネットワークの統計量の保存という観点により評価し,提案法の有効性を示す.
著者
翁長 博 古江 嘉弘 池田 哲朗
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.65, no.533, pp.1-8, 2000
被引用文献数
1

Calculations of STI for several modeled sound fields show that the values of STI for the field consist of direct sound and single reflection, which is higher or lower by a dB than the former, are same, the sound reflections at any delay time raise up the value of STI and even the high level early sound reduces the value of STI under certain condition. The early sound energy might be useful for high speech intelligibility, whereas the concept of STI contradicts with that. There are problems to consider STI to be an adequate measure of speech intelligibility.
著者
沢田 健志 須賀 卓 斉藤 正典 池田 哲臣 高橋 泰雄 影山 定司 大野 秀樹 大塚 国明 堀江 力
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.22, no.41, pp.1-6, 1998-08-21
被引用文献数
4

電気通信技術審議会において昨年9月策定された地上デジタルテレビジョン放送暫定方式の原案(伝送部分)の仕様に準拠した伝送実験装置を試作した。地上デジタル放送の標準化に寄与することを目的に、本装置を用いて暫定方式原案の動作検証と性能評価を行っている。ここでは、装置の概要について報告する。
著者
鈴木 直義 松浦 博 湯瀬 裕昭 池田 哲夫 渡邉 貴之 武藤 伸明 岡本 恵理 佐藤 智子 福田 宏 柴田 義孝 橋本 浩二 青山 知靖 葛岡 英明 高橋 勇
出版者
静岡県立大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

看護師のフィジカル・アセスメントスキル学習や書道の学習など、動作を伴う学習の遠隔指導支援を目的として、(1)学習時の各種の動作に伴う圧力などの客観的フィードバック情報を学習者や指導者に効果的に提供する方法、(2)打診音を自動識別し実習者に指標を提示するeラーニングシステム構築のための検討、(3)概念モデリングを学習者自身に行わせる方法の熟練者育成へ導入、などの研究成果を得た。