著者
井上 梅夫 阿部 博文 田中 俊彦
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学会関東支部総会講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2001, no.7, pp.271-272, 2001-03-09

28kW級のマイクロガスタービン発電機を導入し、コージェネレーションパッケージの開発を進めてきた。中小工場では蒸気回収が有用であるが、マイクロガスタービンの排気温度は300C程度と低く蒸気発生には不向きである。このため排気再燃バーナを装備した小形貫流ボイラを開発した。ほぼ所定の蒸発量に見合う燃焼量とNOx値が得た。
著者
田中 俊彦 村上 周三 吉野 博
出版者
一般社団法人 日本建築学会
雑誌
日本建築学会論文報告集 (ISSN:03871185)
巻号頁・発行日
vol.314, pp.121-130, 1982-04-30 (Released:2017-08-22)

(1)換気量が一定のとき, 天井・壁の結露量と乾燥時間の関係は直線的である。(2)天井・壁の結露量が140g(入浴時間約15分)で一定のとき, 乾燥時間y(min)は, 換気量x(m^3/h)の関数としてy=1920/x+25で近似される。(3)図4.6より, 換気量が100m^3/hのときは, 2〜3人の入浴(シャワー出湯時間10分〜15分)を想定すると, 床に残る水の影響を考慮して, 換気扇を90〜120分運転する必要がある。(4)給気口形状, 浴室外温度が乾燥時間に及ぼす影響は非常に小さい。
著者
柴田 聡 井上 梅夫 阿部 博文 田中 俊彦
出版者
JAPAN TECHNICAL ASSOCIATION OF THE PULP AND PAPER INDUSTRY
雑誌
紙パ技協誌 (ISSN:0022815X)
巻号頁・発行日
vol.55, no.5, pp.600-603,020, 2001

タクマTCP 30マイクロタービン・コージェネレーション・パッケージは, apstone社製28k Wマイクロガスタービン発電機を組み込んだコージェネレーション・パッケージである。マイクロタービンはガスエンジン等のレシプロエンジンと比較して小型軽量, 高効率, 低環境負荷, 低コスト, 無振動, ノーメンテナンスと数多くの特徴を持ち合わせており, また, タクマのエコノマイザ付排気再燃蒸気ボイラで排熱回収を行っている。パッケージは, エンジン本体, ガス圧縮機, 制御・電力変換装置のマイクロタービン機器と排熱回収装置, 制御装置, その他附帯設備から成立っており, 超高速発電システム特有の騒音低減と電子機器からの排熱の効果的な除去という二律背反する面を, コンパクト化されたパッケージ内で両立させている。<BR>26kW電力 (有効電力) と蒸発量600kg/h (換算蒸発量712kg/h) の蒸気を出力し, システム効率93%の高効率コージェネパッケージとなっている。システムの高効率化によって従来の方式 (電力需要は買電, 蒸気需要はボイラによる供給) と比較して約20%の省エネルギーと約25%のCO<SUB>2</SUB>削減が実現するとともに, ユーザ側の大幅なランニングコスト削減が可能であり, 蒸気需要の多いホテル, スポーツクラブ, 銭湯, 病院, 工場等の施設を対象として急速な普及が期待される。
著者
村上 周三 坊垣 和明 田中 俊彦 羽山 広文 吉野 博 赤林 伸一 井上 隆 飯尾 昭彦 鉾井 修一 尾崎 明仁 石山 洋平
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会環境系論文集 (ISSN:13480685)
巻号頁・発行日
vol.71, no.603, pp.93-100, 2006
被引用文献数
12 26

In order to obtain the fundamental information for discussing residential energy saving strategies, long-term investigation of detail energy consumption and indoor climate Have been done in 2002 to 2003 for 80 dwellings, including detached houses and apartments, in six districts of Japan. The occupant's behavior and building thermal performance were also investigated. Energy consumption for each appliance was measured as much as possible. This paper reports the description of all houses measured and the end use structure of annual energy consumption. The main results are following; 1) In Hokkaido, Tohoku and Hokuriku districts, the annual energy consumption for many houses was more than 60GJ but such houses were very few in other districts. 2) The houses measured in Hokkaido and Hokuriku districts consumed almost the same amount of energy for space heating, cooling and mechanical ventilation as that for hot water supply. But in other districts, the share of energy consumption for hot water supply is the largest. 3) The annual energy consumption increased with the decrease in annual mean outdoor temperature. But the contribution rate is not large as 0.4.