著者
田村 秀行
出版者
日本ロボット学会
雑誌
日本ロボット学会誌 (ISSN:02891824)
巻号頁・発行日
vol.16, no.6, pp.759-762, 1998-09-15 (Released:2010-08-25)
参考文献数
18
被引用文献数
2 2
著者
片山 昭宏 田中 宏一良 押野 隆弘 田村 秀行
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-情報処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.79, no.5, pp.803-811, 1996-05-25
被引用文献数
19

本論文では, 実写画像の立体表示システムにおいて, 観察者の視点移動に伴って, 表示される画像が滑らかに変化する視点追従型立体画像表示方式を提案する. この方式は, 想定できる視点位置の画像をすべて用意し, これを観察者の視点位置に応じて切換表示するという考えに基づいている. しかし, 想定される視点位置すべての画像を得ることは, あらゆる位置にカメラを配置し撮影することとなり困難である. そこで, 本手法ではこの問題を限られた視点位置の実写画像に対して補間・再構成処理し, 任意視点位置の画像を生成することにより解決した. この方式は, 表示デバイスに依存しないので, メガネ式, レンチキュラ式, ホログラフィックステレオグラム式などの多様な3次元画像ディスプレイ方式に適用可能である.
著者
田村 秀行 西浦 敬信 木村 朝子 柴田 史久 大島 登志一 柴田 史久
出版者
立命館大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2009

視聴覚併用複合現実空間の表現力を向上させる研究開発を推進し,聴覚的には新しい3D音像提示方式の提案・実装を,視覚的には実時間光学的整合技術の体系化を行った.特に「音像プラネタリウム」と名付けた前者は全く独自の新方式であり,当初の計画以上の有望な研究成果を生み出した.このため,本研究を1年短縮して終了し,2012年度から基盤研究(S)としてさらに発展させることになった.
著者
雨宮 智浩 広田 光一 池井 寧 田村 秀行
出版者
特定非営利活動法人 日本バーチャルリアリティ学会
雑誌
日本バーチャルリアリティ学会論文誌 (ISSN:1344011X)
巻号頁・発行日
vol.18, no.2, pp.121-130, 2013

We conducted a user study to clarify whether a tactile flow created by a matrix of vibrators in a seat pan simultaneously presented with an optical flow in peripheral vision enhances the perceived forward velocity of self-motion. A brief tactile motion stimulus consisted of four successive rows of vibration, and the inter-stimulus onset between the tactile rows was varied to change the velocity of the tactile motion. The experimental results show that the forward velocity of self-motion is significantly overestimated for rapid tactile flows and underestimated for slow, compared with only optical flow or non-motion vibrotactile stimulation conditions. Furthermore, we examined a perceptual change in the forward velocity by the tactile flow on the seat pan applied in a car-racing computer game.
著者
木村 朝子 大町 英之 柴田 史久 田村 秀行
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.68, pp.9-16, 2007-07-06
被引用文献数
6

近年,公共設備や家電製品などでタッチセンサやタッチパネルを利用した入力装置をよく見かけるようになった.しかし,一般のメカニカルなスイッチと比べ押下感がなく,LEDやGUI画面の変更,簡単な電子音で入力状態を確認するというものがほとんどであり,正しく操作できたという実感や安心感に欠けるという問題がある.そこで本研究では,タッチセンサの操作時に,メカニカルスイッチの動作音を効果音として再生することで,利用者に擬似的に押下感を与えることができるかどうか実験を行った.実験の結果,押しボタン型スイッチの動作音を利用者の入力動作に対してタイミングよく再生することで,押下感提示が可能であることを確認した.Recently, a touch sensor and touch panel are often used for public equipments and home appliances, because of their convenience. However, they do not have enough tactile feedback, such as "push touch," to operate comfortably. In this paper, we propose the presentation of "push touch" with an action sound of mechanical switch to the touch sensor, and we report the results of experiments in which whether or not user can recognize the sound as push touch sense.
著者
柴田 史久 田村 秀行 木村 朝子
出版者
立命館大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010-04-01

可搬移動型複合現実感システムに適した幾何位置合わせ手法の研究開発を推進し,複数の幾何位置合わせ手法を状況に応じて切り替えて利用できるような機構を提案・実装した.また,可搬移動型機器を用いた複合現実感システムを構築するための機能分散型フレームワークを設計・実装した.これを利用することで,コンテンツの動きが同期したMR空間を同時に複数のモバイル機器で共有可能なMRシステムを構築できる.
著者
吉田 友祐 天目 隆平 柴田 史久 木村 朝子 田村 秀行
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.470, pp.7-12, 2007-01-12
被引用文献数
7

複合現実感システムで現実・仮想両空間の幾何学的整合のために用いるマーカは,これまで検出・同定しやすい人工的なパターンが用いられてきた.こうしたマーカの利用が美観を損ねているとの苦情・批判も少なくない.本研究では「美観と頑健性を両立させた半人為的マーカ」の利用を推奨し,そのようなマーカ・セットを場合に応じて使い分けること提唱する.その第一歩として,対象領域と同系色のマーカ群を用いる「ツートンカラー方式」を考案したので,そのデザインと幾何位置合わせを試みた結果を報告する.