- 著者
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矢野 環
- 出版者
- 一般社団法人情報処理学会
- 雑誌
- 研究報告人文科学とコンピュータ(CH)
- 巻号頁・発行日
- vol.2013, no.4, pp.1-8, 2013-07-27
AKB のシングル選抜総選挙は、今や 6 月の恒例行事となっている。メンバーの得票数を予想する様々な試みがなされている。講演者の方法は、2011,2012 年度上位 16 名、かつ 20 名の顔ぶれを的中させ、また 2013 年では 16 名中 15 名が的中であった。また、2012,2013 ともに上位 3 名は順序を含めて的中である。このようなシステムを考察する場合、特殊な分析手法をあれこれ使うよりも、データそのものをよく見ることが有効である、という良い例にもなっているのである。また、対象をよく知ることも重要である。それらを考慮した、実際の方法について解説する。Nowadays, the single selection general election of AKB serves as a routine occurrence in June. Various trials which expect a member's number of votes obtained are made. The lecturer's method made 16 and 20 persons' higher rank lineup guess right in the 2011-2012 fiscal year, and 15 persons were hits among 16 persons in 2013. Moreover, top three persons are hits, including the order in 2012-2013. When considering such a system, it is more effective to see the data itself than using specialized analytical method.