著者
石田 実洋
出版者
日本古文書学会
雑誌
古文書研究 (ISSN:03862429)
巻号頁・発行日
no.63, pp.76-83, 2007-06
著者
片野 浩一 石田 実
出版者
日本マーケティング学会
雑誌
マーケティングジャーナル (ISSN:03897265)
巻号頁・発行日
vol.37, no.2, pp.70-95, 2017-09-29 (Released:2020-02-25)
参考文献数
26

オープン・メディアの代表である動画共有サイト「YouTube(ユーチューブ)」の利用ユーザーが世界的に拡大している。YouTubeは,他のソーシャルメディアのように,当初はユーザーが生成するコンテンツ(UGC)の投稿と視聴の場として成長してきたが,ここにきて企業も公式チャンネルを相次いで開設しており,企業主導型コンテンツ(FDC)を公開するようになった。YouTubeは今や最もユーザーに影響力のあるオープン・メディアとして,従来のマス・メディアをしのぐ勢いを見せている。オープン・メディアという共通の土俵の中でFDCとUGCは競争・共存する時代となった。しかし,YouTubeのコンテンツ情報の仕組みには不明な点が多い。そこで,音楽コンテンツを取り上げ,レコードレーベル(FDC)と,ボーカロイド楽曲(UGC)がYouTubeというオープン・メディアを通じて市場にどのように受容され,普及しているのかを探索的に研究する。音楽業界における企業主導型とユーザー生成型というコンテンツ特性の違いが視聴にどのように影響するのか。また新規の投稿コンテンツの普及プロセスについて,YouTubeのAPIデータを用いて実証研究を行った。そこから得た知見は,FDCのチャンネルには所属アーティスト間で関係をつくる互恵的なネットワーク構造があり,それが視聴成果にプラスに影響していた。一方のUGCチャンネルではそうした関係が見られず,その自律的なネットワークは視聴成果に影響を与えない。一方で新規に投稿される新作コンテンツの普及はFDC,UGCともにピークが垂直型に立ち上がるプロセスであり,その逓減はUGCでゆるやかになる傾向がみられた。
著者
田中 洋 安藤 元博 髙宮 治 江森 正文 石田 実 三浦 ふみ
出版者
日本マーケティング学会
雑誌
マーケティングジャーナル (ISSN:03897265)
巻号頁・発行日
vol.39, no.1, pp.24-42, 2019-06-28 (Released:2019-06-28)
参考文献数
42

本論文はCMO(チーフマーケティングオフィサー)が日本企業において企業業績にどのような貢献をしているかを実証的に分析するとともに,CMOの地位が現在どのように変化しているかを文献調査で明らかにすることを目的としている。CMOが企業業績に正の影響を与えていることが近年米国で報告されているが,日本ではまだ研究がほとんどなされていない。実証分析の結果,日本企業において,CMOを設置している企業の割合は約8–11%であり,設置率は業種によってばらつきがあった。またCMO設置企業と非設置企業とでは,前者がより規模において大きいことがわかった。また,CMO設置あり・なしは,企業の2年間売上伸張率に正の影響があり,CMO設置は4.7%の売上増収効果をもっていた。また,企業規模が小さな企業ほど,CMO設置あり条件が売上変化率により大きな影響を与えている。文献調査では米国消費財企業においてCMOに代わりCGO(チーフグロースオフィサー)が設置される傾向が2010年代に目立つようになった。CMOへの詳細インタビューを通じて,これらの結果を仮説モデルとしてまとめ,CMO/CGOの設置がどのように企業業績に影響を与えるかを考察した。
著者
石田 実 西尾 チヅル 椿 広計
出版者
日本行動計量学会
雑誌
行動計量学 (ISSN:03855481)
巻号頁・発行日
vol.38, no.1, pp.65-81, 2011 (Released:2011-07-04)
参考文献数
26
被引用文献数
2

Pairwise similarity coefficients are popular measure for binary variables. Many different measures of similarity have been proposed in the literature. Then we are interested in which one is the most effective for classifications. We focus on the fact that almost all measures of similarity are composed of interactions and main effects, and conjecture that the most useful similarity is an interaction because main effect don't play a role of classifications but totally order. All combinations of sixteen similarities coefficients and five clustering method were tested with music CD POS data. The cluster validation were assessed by interpretable, uniform, reproducible, external and internal criteria. As a result, the similarity coefficient which is more correlative with an interaction turns out more useful for classifications. That is, the best similarity is an interaction.
著者
片野 浩一 石田 実
出版者
日本マーケティング学会
雑誌
マーケティングジャーナル (ISSN:03897265)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.88-107, 2015-06-30 (Released:2020-05-19)
参考文献数
34
被引用文献数
1

本研究では,ボーカロイド(歌声合成ソフトウェア)製品のユーザーが,音楽や作詞,イラスト等の作品を創作して投稿する連鎖について調べ,ユーザー・コミュニティの構造について考察する。「初音ミク」製品を使用してユーザーが作品を動画共有サイトや創作投稿サイトに発表し,その楽曲やイラストが人気となり,社会現象となっている。このユーザー主導で創発された作品の中からビジネスに展開されるコンテンツが増え,企業にとっても大きなビジネス機会として注目される。この現象には,売り手である企業と買い手であるユーザーとの間に高度な価値共創が見られる。本研究では,その価値共創からコンテンツが生み出される苗床ともいえるユーザー・コミュニティに着目し,作品創作の連鎖について社会ネットワーク分析を行う。そこから,創作連鎖の実際の形状が可視的に解明されるとともに,イノベーション・ユーザーの行動について探索的な発見を試みた。結論として,趣味コミュニティにおける現代のユーザーの社会参加の在り方が示唆されると同時に,企業がイノベーション成果を活用する先端的な取組みも見出した。
著者
井村 亘 福井 立基 二神 雅一 北山 順崇 石田 実知子 大東 真紀
出版者
一般社団法人 日本在宅医療連合学会
雑誌
日本在宅医療連合学会誌 (ISSN:24354007)
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.1-9, 2022 (Released:2022-02-17)
参考文献数
18

本研究の目的は,訪問看護ステーションに勤務する理学・作業療法士(以下:訪看 PT・OT)の信念対立と精神的健康との関連を検討することである.方法は,訪看 PT・OT 91 名に対して,訪看 PT・OT の同職種,他職種,患者や家族との信念対立が精神的健康に影響するとしたモデルの適合性と関連性を検討した.結果,設定したモデルの適合度は良好な値であった.変数間の関連性は,精神的不健康と同職種,患者や家族との信念対立は正の関連性が認められ,他職種との信念対立は関連性が認められなかった.本研究結果は,訪看 PT・OT の精神的健康の向上に向けて,同職種,患者や家族との信念対立に配慮する必要性を示している.
著者
井村 亘 石田 実知子 渡邊 真紀 小池 康弘
雑誌
川崎医療福祉学会誌 (ISSN:09174605)
巻号頁・発行日
vol.27, no.2-2, pp.433-439, 2018

本研究は,高校生の自傷行為に対する自己および他者に対するネガティブなスキーマと対人ストレスとの関連を明らかにすることを目的に,高校生に対して無記名自記式の質問紙調査を実施した.統 計解析には553人分のデータを使用し,ネガティブなスキーマが対人ストレス認知を介して自傷行為 に影響するとした因果関係モデルを構築し,そのモデルの適合性と変数間の関連性について構造方程 式モデリングにより検討した.仮定した因果関係モデルのデータへの適合度は統計学的許容水準を満 たしていた.変数間の関連性は,自己および他者に対するネガティブなスキーマが対人ストレス認知 に対して有意な正の関連性を示し,同時に対人ストレス認知が自傷行為に対して有意な正の関連性を 示していた.なお,本分析モデルにおける自傷行為に対する寄与率は35.0% であった.本研究結果は, 高校生の自傷行為に対する有効な支援方法の開発に対して一定の示唆を与えると考える.
著者
石田 実知子
出版者
日本公衆衛生学会
雑誌
日本公衆衛生雑誌 (ISSN:05461766)
巻号頁・発行日
vol.67, no.1, pp.33-41, 2020-01-15 (Released:2020-02-04)
参考文献数
30

目的 本研究は,高校生の自他への暴力行動の予防的介入に関する知見を得ることをねらいとして,自他への暴力行動に対するレジリエンスと反すうおよび怒りとの関連について検討することを目的とした。方法 高校生1年生~3年生327人に対して無記名自記式質問紙調査を実施した。有効回収数は280票(85.6%)であった。これらのデータに対し,レジリエンスが直接的に暴力行動に影響すると同時に,反すう,怒りを通して自他への暴力行動に影響するとした因果関係モデルを仮定し,そのモデルの適合性と変数間の関連性について構造方程式モデリングを用いて解析した。上記モデルには統制変数として性別・学年を投入した。結果 仮定した因果モデルのデータへの適合度はCFI=0.980,RMSEA=0.043であった。変数間の関連性に着目すると,レジリエンスと反すうおよび自他への暴力行動間に統計学的に有意な負の関連性が認められた。一方で反すうと怒り,怒りと自他への暴力行動間は統計学的に有意な正の関連性が認められた。本分析モデルにおける暴力行動に対する寄与率は82.9%であった。なお,統制変数のうち性別のみレジリエンスと正の,暴力行動と負の統計学的に有意な関連性が認められた。結論 構造方程式モデリングを用いた分析の結果,レジリエンスは,反すうを低減させると同時に直接的に自他への暴力行動を低減させることが明らかとなった。また,反すうは怒りを介して自他への暴力行動に強い影響を与えていることが示された。レジリエンスを高めることや,怒りを増強させる反すうを抑制することが予防的介入に有効であることが示唆された。
著者
石田 実洋
出版者
日本古文書学会 ; 1968-
雑誌
古文書研究 (ISSN:03862429)
巻号頁・発行日
no.76, pp.157-158,図巻頭2p, 2013-12
著者
石田 実洋
出版者
日本古文書学会 ; 1968-
雑誌
古文書研究 (ISSN:03862429)
巻号頁・発行日
no.76, pp.126-128, 2013-12
著者
石田 実
巻号頁・発行日
2012

筑波大学博士 (経営学) 学位論文・平成24年1月31日授与 (乙第2572号)