著者
小林 茂 遠藤 孝則 蛭田 直 赤羽 亨
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究. 研究発表大会概要集 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
no.56, pp.66-67, 2009-06-20
被引用文献数
1

It has been noted that in recent years collaborations between designers and engineers will be key to developing products that provide rich user experiences. However, there are gaps between designers and engineers. We have been trying to develop a common language through designing toolkits and workshops. In this paper, we will introduce our activities and experiences: Funnel toolkit and physical computing workshops for designers, engineers and students. By using the Funnel toolkit and experiencing workshops, designers will be able to handle events in "the physical" in the same manner as events in the GUI world, and develop working prototypes in a short time. We also mention future possibilities of our methods.
著者
蛭田 直 宮地 弘一郎
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集 日本デザイン学会 第69回研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.214, 2022 (Released:2022-08-30)

近年、3Dスキャナを使用した形状のデジタル化と、そのデジタル化した形状データを活用したデザインが多く見られるようになった。しかし、頭部形状の3次元スキャナによる計測は毛髪が障害となり形状データが取得できない。また、最適な頭部形状を得ることができない問題がある。この問題に対して、パターン光投影方式とフォトグラメトリのどちらでも毛髪の影響を極力抑えて3Dスキャナによる頭部形状のデジタル化ができる計測用キャップの開発を行い良好な結果を得たので、開発プロセスと成果について述べる。
著者
蛭田 直 吉川 義盛
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究作品集 (ISSN:13418475)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.1_14-1_19, 2017-03-31 (Released:2017-07-08)

本作品は、正三角形のユニットによる平面充填において、リアルタイムに全体を確認したり、並び替えしたりしながらパターンデザインができる初級者、中級者に向けたウェブアプリケーションである(図1)。パターンデザインは、布製品や壁紙、グラフィックの背景など、日常の様々な場面で使用されるとても身近なデザインである。しかし、制作の行程おいて全体の様子や角度を変えた際の組みあわせを幾通りも想像しながらユニットのデザインをすることは経験があっても難しい。本作品は、リアルタイムにパターンデザインの全体を確認したり、並び替えをしたりしながらユニットのデザインを可能にすることで、これまでに多くの時間を費やしていた複製や並び替えの行程を解決した。本作品は、初級者にパターンデザインの魅力と作り方を、中級者はより高度なパターンデザインの学習や制作を追求できる環境を提供する。
著者
岩淵 紀介 蛭田 直幸 清水 金忠 八重島 智子 岩附 慧二 保井 久子
出版者
日本酪農科学会
雑誌
ミルクサイエンス (ISSN:13430289)
巻号頁・発行日
vol.58, no.3, pp.129-133, 2009 (Released:2014-03-15)
参考文献数
13

Bifidobacterium longum BB536の鼻腔内投与によるマウスの気道の粘膜免疫とインフルエンザウイルス感染に対する影響を調べた。マウスにリン酸緩衝生理食塩水(コントロール群)または BB536加熱死菌体(BB536投与群)を 3 日間鼻腔内に投与した後に,インフルエンザウイルス(PR8 株)を鼻腔内に接種した。3 日後にリン酸緩衝生理食塩水で下気道に押し流し,累積発症率および生存率を14日間観察した。BB536投与群では,累積発症率と生存率の有意な改善が認められた。また,3 日間のリン酸緩衝生理食塩水または BB536菌体の鼻腔内投与の後に,肺縦隔リンパ節と鼻関連リンパ組織から細胞を調製した。調製した細胞をコンカナバリン A 存在下で 3 日間培養し,培養上清中のサイトカインを測定した。BB536投与群で肺縦隔リンパ節からの IL-12p40産生と鼻関連リンパ組織からの IFN-γ 産生が増加した。これらの結果から,BB536の鼻腔内投与は肺縦隔リンパ節や鼻関連リンパ組織の細胞性免疫を賦活し,インフルエンザ感染を防御したと考えられた。
著者
蛭田 直
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究作品集 (ISSN:13418475)
巻号頁・発行日
vol.19, no.19, pp.24-29, 2014-03-31

本作品は、平面ユニットの磁力による連結機構での接合に焦点を絞り、高い練度を必要とせずに平面ユニット同士を接合できる造形学習用教材を開発したものである。正多角形を用いたパターンを含む平面造形、正多角形を用いた立体造形を支援することを目的としている。造形学習用教材は、連結機構にネオジム磁石の磁力を用いることでユニット同士の容易な接合を可能にした。接合によりユニット同士を組み合わせて平面の持つ特性を活かした造形物を制作できることが確認された。平面の持つ特性とは、柔軟性、しなやかさ、軽さ、安全、覆う、大きな造形などである。本稿では、造形学習用教材のデザインとプロセス、造形学習用教材の使用方法と特徴、造形学習用教材による造形と造形物について解説する。