著者
近藤 雄一郎 佐藤 亮平 沼倉 学
出版者
福井大学教育・人文社会系部門
雑誌
福井大学教育・人文社会系部門紀要 = Memoirs of the Faculty of Education, Humanities and Social Sciences University of Fukui (ISSN:24341827)
巻号頁・発行日
no.5, pp.285-302, 2021-01-19

本研究は「ベースボール型球技」の特徴を明らかにするための基礎的研究として,ソフトボール及びティーボールの競技構造を提起することを目的とし,金井(1977)のスポーツ技術論を援用しながらソフトボール及びティーボールの競技構造を提起することを試みた.研究の結果,各種目を成立させているプレーグラウンドとしての「運動空間」,ルールや用具などの「客観的運動手段」,運動主体が有する技能や戦術能などの「主体的運動手段」について共通性が見られた.一方で,「運動主体」に位置づく投手及び捕手の有無がソフトボールとティーボールにおける大きな違いであり,投手の投球からプレーが開始されるソフトボールと,打者の打撃からプレーが開始されるティーボールのゲーム性に差異が生じていた.以上のことを鑑み,ソフトボールの「競技目的」を「ボールを道具(バットとグローブ)で捕捉することによって生じる時系列的勝敗を身体およびボールの移動で競う」こと,ティーボ―ルは「ボールを打撃することによって生じる時系列的勝敗を身体およびボールの移動で競う」ことにあると提起した。
著者
近藤 雄一郎 竹田 唯史
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
日本体育学会大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.69, pp.219_2, 2018

<p> 本研究は、アルペンスキー競技回転種目を対象として、オリンピックテストイベントとオリンピックでのタイム分析を実施し、両者の比較からオリンピック本大会に向けたテストイベントにおけるレース分析の有効性について検討することを目的とした。分析対象レースは、2017年にオリンピックテストイベントとして開催されたFar East Cup男子回転競技1本目と、2018年に開催された平昌オリンピック男女回転競技1本目とした。タイム分析では、スタートからゴールまでを急斜面上部・急斜面下部・中斜面・緩斜面の4区間に分割して各区間におけるタイムを算出し、ピアソンの相関係数検定を用いて各区間タイム及びゴールタイムの相関関係について検討した。タイム分析の結果、テストイベントのレース及びオリンピックのレース共に、全ての区間タイムとゴールタイムの間に有意な相関関係が認められ、特にテストイベントのレースとオリンピック女子のレースで類似したレースパターンの傾向がみられた。したがって、オリンピック本大会に向けて競技力水準の異なるテストイベントのレース分析を行うことには意義があると考えられた。</p>