著者
城後 明慈 長田 智和
雑誌
研究報告インターネットと運用技術(IOT) (ISSN:21888787)
巻号頁・発行日
vol.2020-IOT-51, no.7, pp.1-6, 2020-08-27

目的のサーバにアクセスするために外部からサーバへのアクセスへは踏み台サーバからのアクセスが必要である.踏み台サーバでは外部から第三者に乗っ取られることや不特定多数の攻撃の中継地点を防止するためのものである.しかし,利用している踏み台サーバが停止すると学内での復旧作業が必要になってしまうそこで,新規踏み台サーバとして sshr を提案する.sshr は鶴田博文氏が作成したものである.sshr はシステム管理者が組み込み可能なフック関数を用いてシステム変化に追従できる ssh プロキシサーバである.本稿では sshr を改良し弊学へ利用できるように実装をした.
著者
新垣 智規 城間 政司 長田 智和 谷口 祐治 玉城 史朗
雑誌
研究報告ユビキタスコンピューティングシステム(UBI)
巻号頁・発行日
vol.2011, no.5, pp.1-4, 2011-11-17

近年,さまざまなセンサー類が搭載された携帯電話やスマートフォンの普及により,人間の行動をデジタルデータとして保存するライフログに注目が集まっている.記録されたデータの有用性は利用時に判明するものであり,ライフログでは可能な限りすべての行動を詳細に記録することが望ましい.しかし,RDBMS で構成された現行システムでは膨大なデータを扱うことが困難である.そこで,本研究では,ライフログの収集端末として Android OS が搭載された携帯電話を用いて位置情報データの取得し,ログの保存と解析に Hadoop と HBase を利用したライフログシステムの試作を行う.本稿では,その有用性と課題について検討する.The mobile devices and smart phones which have many types of sensors in it, is becoming common. Because of this, life log which stores digital data of human behavior, action, or movements which is called life-log is getting more atttentions these days. The availability of the data that is stored in can only be known when actually using it. Therefore, it is desirable to have all the data we can get out of life-log when collecting. However, the existing systems which is constructed using RDBMS does not have the ability to compute floods of data. In this paper, we propose a Life-log system which uses a smart phone with an Android OS in it. This system will get location data and save them. After saving the data, it will be sent and analysed using Hadoop and HBase. we made a prototype system and disqus the availability of the system.
著者
田中 大海 城戸 翔大 長田 智和 谷口 祐治
雑誌
研究報告インターネットと運用技術(IOT) (ISSN:21888787)
巻号頁・発行日
vol.2017-IOT-36, no.38, pp.1-4, 2017-02-24

琉球大学工学部情報工学科では,システム管理チームと呼ばれる有志の学生が,教員の指導の下で教育情報システムの設計 ・ 構築を行い,運用している.現在運用しているシステムは平成 27 年 10 月に初期構築されたものである.本システムは運用開始から 1 年が経過し,システム管理チームはさまざまなトラブル対応や運用の改善を行ってきた.本発表では,本学科における学生による教育情報システムの運用管理に関する取り組みを報告する.
著者
城間政司 長田智和 玉城史朗 谷口祐治 名嘉村盛和
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, no.1, pp.461-463, 2011-03-02

近年無線LANサービスを提供する施設が増加している。<br />無償の無線LANサービスは、共通パスワードやパスワードなしで提供されており、<br />利用者を特定する方法がないため、悪用されたときに対処できないリスクがある。<br />一方、利用者を特定できる有償の無線LANサービスは事前に契約等が必要であり、<br />すべての施設利用者にサービスを提供するのは困難である。<br />本論文では、利用者の所属機関が発行するIDや施設利用情報をサービス利用認可の判断属性として使用し、<br />認可条件となる属性を認証する仕組みをOpenIDで実現する無線LANシステムを提案する。
著者
長田 智和 谷口 祐治 玉城 史朗
雑誌
情報処理学会研究報告インターネットと運用技術(IOT)
巻号頁・発行日
vol.1999, no.98(1999-DSM-016), pp.1-6, 1999-11-26

本論文では、沖縄県で始まった「沖縄地域インターネットエクスチェンジ接続実験(以下OIX実験と称す)」と、そこで行われる実験項目について述べる。沖縄県は、地理的、政治的な観点から非常にユニークな県である。政府は、沖縄県に対して他府県とは異なる政策を行っている。また、沖縄県は平成9年9月に「マルチメディアアイランド構想」を打ち出し、高速な情報通信のための地域インターネットインフラの整備が求められている。このような状況下において、OIX実験は沖縄県における地域インターネットインフラの1つのモデルケースとして注目されており、現時点では実験ネットワークであるが、将来的には公式な地域IXになることが期待されている。
著者
木本 守 徳嶺 千秋 長田 智和 谷口 祐治 新田 保秀
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2002, no.119, pp.65-70, 2002-12-13

我々は,平成12年度から教育現場における情報教育支援の一環として,教育用Webデータベースシステムの開発を行ってきた.本システムを適用した教材として.平成12年度に"植物図鑑"、平成13年度に"生き物図鑑"を作成し,琉球大学教育学部附属小学校の協力を得て、これらの教材を用いた実践授業を行った.その結果,我々が仮設した教材としての有効性を示せたが,その後の授業の中で,これらの教材を継続的に利用していく点で新たな問題が明らかになった。そこで、我々はこの問題に対処すべく,本システム上に新たな機能を追加した.本稿では,これまでの実践授業の報告を行い,児童や現場教師の意見などをふまえた新たな取り組みについて述べる.We have been developing educational webdatabase systems to support information education in the classroom since 2000. Until now, the systems were applied in two teaching materials named Plant Guide, made in 2000, and Creature Guide made in 2001. The validity of the systems were proved by practice in Ryukyu University primary school. However, some room for improvement in the system were found while using the system in real calsses. Therefore, we have been added new functions for further improvement of the systems. In this paper, we report how the system was used in real classes and evaluate the effectiveness and then, mention our new actions reflected the opinions of the student and the schoolteacher.
著者
城間政司 長田智和 玉城史朗 谷口祐治 名嘉村盛和
雑誌
第73回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, no.1, pp.461-462, 2011-03-02

近年無線LANサービスを提供する施設が増加している。<br />無償の無線LANサービスは、共通パスワードやパスワードなしで提供されており、<br />利用者を特定する方法がないため、悪用されたときに対処できないリスクがある。<br />一方、利用者を特定できる有償の無線LANサービスは事前に契約等が必要であり、<br />すべての施設利用者にサービスを提供するのは困難である。<br />本論文では、利用者の所属機関が発行するIDや施設利用情報をサービス利用認可の判断属性として使用し、<br />認可条件となる属性を認証する仕組みをOpenIDで実現する無線LANシステムを提案する。
著者
與儀 那広 城間 政司 長田 智和 谷口 祐治 玉城 史朗
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NS, ネットワークシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.372, pp.59-62, 2011-01-13

近年,AjaxやHTML5の台頭により,JavaScriptを用いたWebブラウザのリッチクライアント化が進んでいる.これにより,プラットフォームに依存しないアプリケーションの開発が可能になってきた.しかし,現在のJavaScriptの機能では,Webブラウザ間でP2P通信を行うアプリケーションを開発することはできない.そこで,本研究ではJavaScriptに新たな機能を追加し,WebSocketを用いることでWebブラウザ間P2P通信を実現する.また,その有用性を示す例として,Webブラウザ上で動作し,さまざまな気象情報を伝送するP2Pアプリケーションの開発を行う.
著者
澤岻 寛人 城間 政司 長田 智和 谷口 祐治 玉城 史朗
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IN, 情報ネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.373, pp.143-146, 2011-01-13

近年注目を集めている仮想OS技術の一つであるOpenVZは,導入の容易性やコンテナの集積度高めることが容易な点等からレンタルサーバ業者等に急速に普及している.しかし.仮想OS技術は仮想マシン技術に対して,カーネルの影響が全コンテナに及ぶなど,安定したサービス運用を目的とした用途としては信頼性に欠ける.本発表では,仮想OS技術の一つであるOpenVZと仮想マシン技術である一つであるXenを比較し.それぞれのパフォーマンス特性について評価する.
著者
城間 政司 長田 智和 谷口 祐治 名嘉村 盛和 玉城 史朗
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J95-D, no.12, pp.2021-2030, 2012-12-01

インターネット上には個人や組織の属性や状態などの多様なID情報が存在しており,サービス事業者はこれらのID情報を活用して様々なサービスを提供できるが,インターネットは匿名性が高く,詐称やなりすましが容易に可能である.一方,正当性のあるID情報は特定の機関が管理しており,そのID情報を外部の機関でも利用可能にするための仕組みとしてID連携技術が提案されている.ID連携技術はID連携に必要なメタデータを事前に交換する静的なものと,ID連携の要求に応じて交換する動的なものに大別でき,それぞれID連携のスケーラビリティやID情報の正当性に関する課題がある.本論文では,正当性のあるID情報を利用できる動的なID連携を実現するため,トラストフレームワークモデルと呼ばれるID連携モデルをOpenIDに適用する手法を提案する.本提案手法は,OpenIDそのものより規模拡張の柔軟性が低くなるがSAMLと比べて高いものとなっている.
著者
屋宜 宣文 長田 智和 谷口 祐治 玉城 史朗
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IN, 情報ネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.526, pp.79-83, 2006-01-12

高品質なMPEG2ビデオストリーミング配信における映像品質劣化への対応手法として, Forward Error Correction(FEC)によるエラー訂正などが挙げられる. しかし, FECには論理的なエラー訂正の限界が存在し, ネットワークの状態によってはエラー訂正が不可能となる. また, MPEG2ではPESヘッダが含まれるパケットを損失することで映像品質に大きな劣化を及ぼす. 本研究では、MPEG2動画像データに対して, 新たにFECを用いて重点的にPESヘッダを保護することでエラー訂正効果を損なわない手法を検討する.
著者
吉浦 陽介 長田 智和 谷口祐治 玉城 史朗
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告マルチメディア通信と分散処理(DPS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.117, pp.49-54, 2008-11-20

近年,従来のクライアントサーバーシステムに代わり,さまざまな P2P システムが利用されている.P2P システムは技術自体は非常に有用だが,その性質上,セキュリティや著作権の面で大きな問題を抱えている.P2P アプリケーションの代表的な例として Winny が挙げられるが,Winny ネットワーク上には,実際に音楽や映画などの著作権侵害の恐れのあるファイルや悪意のあるマルウェアが混入したファイルが多く流通している.そこで本研究では,P2P システムの安全性をより高いものとするモバイルエージェントを導入した P2P ファイル配信システムを提案する.また,それを,モバイルエージェント開発フレームワーク (AgentSpace) に実装し,その有効性を検証する.In recent years, P2P various systems are used instead of the conventional client server system. Although the technology of P2P system itself is very useful, it has the problem in respect of security or copyright. In the typical P2P application Winny, the file with fear of copyright infringement, such as music and a movie, and the file in which the malware was mixed are circulating. Therefore, in this study, the P2P file distribution system which introduced the mobile agent who makes the safety of P2P system higher is proposed. Moreover, the availability of the proposal system implemented using the mobile agent development framework (AgentSpace) is verified.