著者
後川 昭雄 高橋 慶治 河端 征彦 村田 清 松井 捷明 岡崎 健 荒井 英俊 USHIROKAWA Akio TAKAHASHI Keiji KOHBATA Masahiko MURATA Kiyoshi MATSUI Katsuaki OKAZAKI Tsuyoshi ARAI Hidetoshi
出版者
宇宙科学研究所
雑誌
宇宙科学研究所報告. 特集: ハレー彗星探査計画報告 (ISSN:02859920)
巻号頁・発行日
vol.19, pp.47-56, 1987-03

A power subsystem installed in the first Japanese Halley's comet explorer, "SUISEI" was developed by extraordinary efforts for the reduction of its weight and size, because the payload capability of a launch vehicle was restricted. Consequently, for instance, output power to weight ratio of the solar cell panel for "SUISEI" was improved by about 30% as compared with that of a conventional body-mount type solar cell panel for scientific satellite use. Besides, flight performances of the subsystem almost satisfied required ones for about 200 days from the launch of "SUISEI" to the nearest approach to the comet. We could establish design techniques of a power subsystem for interplanetary spacecraft use by means of this success.
著者
長野 泰彦 菊澤 律子 西尾 哲夫 武内 紹人 高橋 慶治 立川 武蔵 白井 聡子 池田 巧 武内 紹人 池田 巧 高橋 慶治 立川 武蔵 白井 聡子 本田 伊早夫 桐生 和幸 R. LaPolla M. Prins 戴 慶厦 G. Jacques 才譲 太 S. Karmay M. Turin 鈴木 博之 津曲 真一
出版者
国立民族学博物館
雑誌
基盤研究(S)
巻号頁・発行日
2004

チベット・ビルマ語族は、中国・青海省からパキスタン東北部にわたる広い地域に分布する。この語族の歴史はその大枠がようやく明らかになってきたものの、未解読文献言語や記述のない言語が多数残っている。本計画は(1)未記述言語の調査、(2)未解読古文献(シャンシュン語)の解読、(3)チベット語圏の言語基層動態解明、を目標として研究を行い、幾つかの知られていなかった言語を発見して記述、新シャンシュン語(14 世紀)語彙集集成、古シャンシュン語の文法的特徴の抽出、に成功しただけでなく、歴史言語学方法論に接触・基層という視点を導入することの意義に関して提言を行うことができた。
著者
國中 均 高橋 慶治
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PE, 電子通信用電源技術
巻号頁・発行日
vol.94, no.149, pp.39-46, 1994-07-18

宇宙科学研究所は、再使用型宇宙実験プラットフォーム「スペース・フライヤー・ユニット(SFU)」を用いた高電圧ソーラーアレイ実験を開発し、1995年2月より宇宙実験に供する。本実験は大電力光発電のための高電圧送電の技術を宇宙環境で検証することを目的としている。4つの太陽電池モジュールの直並列切り替え機能を実証し、さらに最大260Vの高電圧により誘導される電離層プラズマ干渉を計測する。宇宙実験の概要とプラズマ干渉に関するこれまでの基礎研究について紹介する。
著者
後川 昭雄 高橋 慶治 河端 征彦 高橋 武 富田 秀穂
出版者
宇宙航空研究開発機構
雑誌
東京大学宇宙航空研究所報告 (ISSN:05638100)
巻号頁・発行日
vol.13, no.3, pp.773-798, 1977-09

衛星が軌道中にあるとき,重要な電源である太陽電池の出力がどれ位かを正確に推定するために地上においてその特性が予め正確にわかっている必要がある.本来,太陽電池の出力較正は大気圏外で行うのが最もよい方法であるが,現在まだ回収が不可能であるため,一般には高々度気球を使用して,大気効果の少ない約36km以上の高空で出力較正を行うのが普通である.そこで昭和49年度から50年度にかけて実験装置の設計,製作,地上試験を行ない,昭和51年5月25日に三陸大気球観測所においてB_5気球により衛星用太陽電池の出力較正実験を実施した.今回は第1回目ということもあり飛翔高度は約27kmであった.しかしこの高度ではまだ散乱光の影響が残っており,また気球の反射も当初予想したように大きかった.今後,上記影響を充分に注意して実験を行えば,太陽電池の出力を正しく較正することが可能であり,標準太陽電池の気球による設定化の目途がついたといえる.
著者
長田 俊樹 高橋 慶治
出版者
国際日本文化研究センター
雑誌
特定領域研究(A)
巻号頁・発行日
1998

インド東部のムンダ語族やチベット・ビルマ語族の文献収集のために、まず最初に文献収集リストを作成する必要がある。そこで、従来ある文献目録を使用して、コンピューターに打ち込むことからはじめた。具体的には、Franklin E.Huffman.Bibliography and Index of Mainland Southeast Asian Languages and Linguistics.Yale University Press.1986.を使用した。打ち込みに必要なコンピューターは長田用と高橋用の二台購入する予定であったが、高橋は研究室にある、設置済みのコンピューターで、対応することになった。現在、長田はムンダ語族の文献目録を作り、高橋はチベット・ビルマ語族の文献目録を別個に作成中である。なお、打ち込みのさいには研究協力者に打ち込んでもらっている。打ち込みの際には、トピック(または、キーワード)、著者、書名(または論文名)、出版年、出版社名などを項目別に打ち込み、文献目録が完成したあかつきにはそれぞれの項目別の索引を作るための便宜をはかった。そのため、所期の計画よりも打ち込みに若干時間がかかった。一方、長田は別の科研でインドへ行く機会があったので、その際文献の収集を行った。とりわけ、ムンダ諸語で書かれた出版物を中心に収集を行った結果、かなりの数購入することができた。こちらについては来年度に文献目録に順次追加していく予定である。初年度については、順調に研究は経過しており、本年度の研究計画についてはほぼ達成できたと考えている。