著者
曽根原 士郎 齋藤 敦子
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.32-37, 2010-02-26 (Released:2010-04-04)
参考文献数
5
被引用文献数
1

一般的に、手書きでの情報記録手段は、教育現場において学習・記憶・理解の効果を高めると言われている。しかし、近年のビジネス現場ではパソコンへのキーボード入力が主流であり、特に若いビジネスワーカーはそれらデジタルツールを巧みに使いこなしながら、効率的に業務を行っている。本実験では手書き記録手法の良さを再認識すると同時に、これからのビジネスワーカーがデジタルツールを用いてさらに生産性を高めていく可能性が示唆された。
著者
齋藤 敦子
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.72, no.9, pp.338-344, 2022-09-01 (Released:2022-09-01)

働く人にとって職場環境は重要だが,昨今,テレワークが常態化し働く場所は多様化し,マネジメントにも刷新が求められる。一方,知的生産性と身体の関係は深く,物理空間が無くなるわけではない。本稿では物理的なオフィス環境と人間関係や知識創造などのソフトが関係していることに着目し,職場環境の重要なキーワードである「ウェルビーイング」とワークプレイスについて解説する。そして,具体的な企業の事例からウェルビーイング・オフィスを俯瞰し,そのポイントを述べる。また,今後の働き方の変化を踏まえて,働く人と企業経営にとって望ましいワークプレイスとはどのようなものかを展望する。
著者
曽根原 士郎 齋藤 敦子
出版者
Japan Society of Information and Knowledge
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.32-37, 2010-02-26
被引用文献数
1

一般的に、手書きでの情報記録手段は、教育現場において学習・記憶・理解の効果を高めると言われている。しかし、近年のビジネス現場ではパソコンへのキーボード入力が主流であり、特に若いビジネスワーカーはそれらデジタルツールを巧みに使いこなしながら、効率的に業務を行っている。本実験では手書き記録手法の良さを再認識すると同時に、これからのビジネスワーカーがデジタルツールを用いてさらに生産性を高めていく可能性が示唆された。
著者
齋藤 敦子
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2017年春季全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.245-248, 2017 (Released:2017-05-31)

ウェルビーイングとは身体的・精神的な健康のみならず、社会関係性を包含した概念であり、ウェルビーイング度の高め方や生産性等にもたらす恩恵は先行研究が明らかにしている。だが職場におけるウェルビーイングに関しては、まだ研究例が少なく、特に、ICTにより働く場所が柔軟に選択できる働き方がウェルビーイング度に与える影響は、実証研究が十分に蓄積されていない。本研究では、「働く場所の選択肢の多さ」という環境要因と「働く場所の柔軟性」「感謝の頻度」という人間要因が職場における個人の「ウェルビーイング度」に与える影響を、経験抽出法により実証的に検証した。
著者
伏見 華奈 齋藤 敦子 更谷 和真 土屋 憲 池ヶ谷 佳寿子 加瀬澤 友梨 徳濱 潤一 原田 晴司 柴田 洋 髙森 康次 増田 昌文
出版者
一般社団法人 日本環境感染学会
雑誌
日本環境感染学会誌 (ISSN:1882532X)
巻号頁・発行日
vol.33, no.4, pp.136-142, 2018-07-25 (Released:2019-01-25)
参考文献数
25

本邦には歯科用ユニットの給水に関する水質の基準がなく,レジオネラ属菌による汚染の報告もみられず医療関係者の関心も低い.当院は1997年より院内感染対策の一環として院内給水系のレジオネラ定期環境調査を行っており,2014年から歯科用ユニットの給水を環境調査に追加した.4台の歯科用ユニットのうち1台よりLegionella sp.が60 CFU/100 mL検出され,部位別にみると,うがい水,低速ハンドピース,スリーウェイシリンジから,1,000 CFU/100 mLを超えるLegionella sp.が検出された.対策として,給水の温水器停止と回路内のフラッシング,次亜塩素酸ナトリウム希釈水の通水を行ったが,Legionella sp.は検査検出限界以下にならなかった.歯科用ユニットの構造的理由から,高温殺菌や高濃度消毒薬の使用など更なる対策の追加はできず,やむを得ず歯科用ユニットを交換した.近年,大半のレジオネラ症例は感染源が明らかではない国内単発例と報告されており,これまで認識されていない感染源の存在が示唆される.エアロゾルを発生する装置としての歯科用ユニットの給水システムはレジオネラ感染の極めて高い潜在的リスクと考える.歯科用ユニット製造業者と使用管理者,行政が連携し,歯科用ユニット給水汚染の制御法確立とレジオネラ症予防のための適切な管理基準の策定が望まれる.
著者
金丸 利文 齋藤 敦子
出版者
日本テレワーク学会
雑誌
日本テレワーク学会誌 (ISSN:13473115)
巻号頁・発行日
vol.13, no.2, pp.17-21, 2015-10-01 (Released:2018-06-11)

働き方の多様化とフレキシブルワークやテレワークが進む中で、コワーキングスペースやビジネスラウンジ等の新しいワークスペースが台頭しはじめている。2012年渋谷ヒカリエにオープンしたクリエイティブ・ラウンジ・モヴ(MOV)は、個をべースとしたコミュニティ型のワークラウンジであるが、その背景や実態を紹介しながら、共創をベースとした次世代の働き方と場、そしてテレワークとの関わりを考察する。