著者
猪川 嗣朗
出版者
一般社団法人 日本臨床化学会
雑誌
臨床化学 (ISSN:03705633)
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.2-14, 2000-03-31 (Released:2012-11-27)
参考文献数
5
被引用文献数
1
著者
原田 省
出版者
一般社団法人 日本臨床化学会
雑誌
臨床化学 (ISSN:03705633)
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.53-60, 2000-03-31 (Released:2012-11-27)
参考文献数
4
被引用文献数
1
著者
菅野 和久 徳永 賢治 越智 正昭 宍野 宏治 村瀬 光春 佐伯 修一 武内 望 篠原 力雄 石黒 伊三雄
出版者
一般社団法人 日本臨床化学会
雑誌
臨床化学 (ISSN:03705633)
巻号頁・発行日
vol.22, no.3, pp.168-172, 1993-09-30 (Released:2012-11-27)
参考文献数
12
被引用文献数
3

糖尿病患者における合併症や易感染性の原因とその機序を解明する目的でphorbo-myristateacetate刺激時 (PMA) およびオプソニン化チモーザン刺激時 (OZ) の好中球活性酸素産生能を測定し, さらに血中糖化タンパク (HbA1c, フルクトサミン) 濃度との関連性を調べた。糖尿病患者はPMA, OZ両者ともに健常人と比較して好中球活性酸素産生能の低下傾向を示し, PMAではp<0.01で有意に低下した。また血中糖化タンパク濃度との相関性は認められなかったが, 空腹時血糖値とは負の相関性 (r=-0.500, p<0.05) を認めた。健常人血液へのグルコース添加実験で好中球活性酸素産生能は20から50mmol/lまでは有意 (p<0.05) に低下傾向を示した。以上より, 好中球活性産生能は高血糖状態を示す糖尿病患者で低下しており, 好中球機能障害の要因となることが示唆された。このことは, 糖尿病患者好中球に存在するreduced nicotinamide adenine dinucleotide phosphate (NADPH) の減少が原因と考察した。
著者
大沼 圭 森本 幾夫
出版者
一般社団法人 日本臨床化学会
雑誌
臨床化学 (ISSN:03705633)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.19-28, 2004-03-31 (Released:2012-11-27)
参考文献数
54
被引用文献数
1
著者
秋田 達夫
雑誌
臨床化学 (ISSN:03705633)
巻号頁・発行日
vol.35, 2006-07-14
著者
檜作 進
出版者
一般社団法人 日本臨床化学会
雑誌
臨床化学 (ISSN:03705633)
巻号頁・発行日
vol.2, no.3, pp.316-325, 1973-12-25 (Released:2012-11-27)
参考文献数
51
著者
水上 利洋 松本 美喜子 浜口 行雄 平井 孝次郎
出版者
一般社団法人 日本臨床化学会
雑誌
臨床化学 (ISSN:03705633)
巻号頁・発行日
vol.30, no.3, pp.111-119, 2001-09-30 (Released:2012-11-27)
参考文献数
25
被引用文献数
1
著者
頭金 正博
出版者
一般社団法人 日本臨床化学会
雑誌
臨床化学 (ISSN:03705633)
巻号頁・発行日
vol.35, no.2, pp.136-143, 2006-04-28 (Released:2012-11-27)
参考文献数
34

コレステロールから生合成される胆汁酸は, 胆汁の主な構成成分として小腸での脂質の吸収を促進するなどの界面活性剤として生理機能を発揮していると考えられてきたが, 1999年になって胆汁酸が核内受容体の一種であるファルネソイドX受容体 (FXR) のリガンドとして機能することが明らかになった。この研究を契機として, 胆汁酸の新規機能に関する研究が大きく展開し, 胆汁酸はFXRを介して胆汁酸生合成の律速酵素であるチトクロムP450 7Alの発現を制御しているのみならず, 胆汁酸の腸管循環を制御している胆汁酸トランスポーター等の発現を制御していることが明らかになった。また, 最近ではFXRを活性化することによって, 糖尿病マウスでの高血糖や高脂血症を改善することが報告され, 胆汁酸は胆汁酸生合成や腸管循環の制御のみならず脂質代謝や糖代謝も制御している可能性が指摘されている。