著者
小柳 義夫
出版者
一般社団法人 日本物理学会
雑誌
日本物理学会誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.28, no.1, pp.18-24, 1973-01-05 (Released:2008-04-14)
参考文献数
12

計算機が発達したために, 今まではやらなくてもよかった計算まで必要になる. その一つがパラメーター・フィットである. 理論を実験と比べるとき, 昔なら定性的な特徴を説明するだけで十分だった場合でも, 今では定量的に合わせなければ認められない. データからパラメーターを決定する各種の方法を解説するとともに, 現在公開されているプログラムによる計算機の実例をも示す.
著者
小柳 義夫
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.23, no.2, 1982-02-15
著者
野本 明男 西山 幸廣 柳 雄介 小柳 義夫 審良 静男 川端 重忠 西山 幸廣 柳 雄介 小柳 義夫 藤田 尚志 川端 重忠 笹川 千尋 光山 正雄 堀口 安彦 小安 重夫 堀井 俊宏 野崎 智義 北 潔 中西 憲司 豊島 久真男 笹月 健彦 永井 義之 永田 恭介 岩本 愛吉 河岡 義裕 審良 静男
出版者
公益財団法人微生物化学研究会
雑誌
特定領域研究
巻号頁・発行日
2006

平成23年4月開催の日本医学会総会で展示を行う予定であったが、震災の影響で中止となった。しかし、平成23年6月~9月まで下記のサイトにてウェブ展示を行った。「わかろう医学つくろう!健康EXPO2011 ウェブ&体験 博覧会」公式サイトhttp://ex2011.net「わかる」の「8感染症」コーナーにて、感染マトリックスの成果の一つ(川口寧の成果)を紹介した。平成23年12月3日(土)には「感染症研究の未来」とのタイトルで感染マトリックスの成果全体を紹介し、また今後の感染症研究の方向を考えることを目的としたシンポジウムを東京大学鉄門記念講堂にて開催した。シンポジウムは2部から構成され、前半は「感染マトリックス成果報告」として、ウイルス、細菌、寄生虫の各分野から世界に発信された貴重な成果が紹介された。続いて第2部では「感染症の未来」と題して、今後の感染症研究に必要な概念と方向性について、「ワクチン、薬剤耐性、グローバルな視点からの感染症研究」の講演が行われた。参加者は100名を越え、特に感染マトリックス関係者以外の参加者が7割以上であったことは感染症研究に対する他領域の研究者や一般の関心の高さを表わしていると考えられる。アンケートからは「病原体に対する宿主の応答の多様性」、「宿主の防御反応からの病原体の回避機構」、「最先端の生命科学によるワクチンや薬剤開発の現状」に多くの興味が集まったことが判った。国際交流がますます緊密になり、しかもスピードアップする現在、インフルエンザなどをはじめとする「グローバル感染症」に関する研究の重要性に理解と興味を示す聴衆が多かった点は、科学技術立国をめざすわが国の感染症研究に対する期待を表わしているものと考えられる。
著者
武田 恵史 西田 晃 小柳 義夫
雑誌
情報処理学会研究報告ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)
巻号頁・発行日
vol.2002, no.51(2002-HPC-090), pp.13-18, 2002-05-27

近年 広域に分散された世界中の情報資源を統一的に扱う Grid と呼ばれる技術が盛んに研究され 開発が進められている. 本研究では LAN 上のPC クラスタを Grid に見立て グローバルコンピューティングのソフトウェアインフラストラクチャに必要とされる様々な要素技術を提供するツール群である Globus toolkit をクラスタ上に実装した. 実験ではGlobus を用いて実装された MPICH の拡張である MPICH-G2 を使用してLinpack ベンチマークテストを行い Grid 上での並列計算における性能を Globus上に実装され資源管理機能を備えた MPICH-G2 と通常の MPICH の複数のネットワーク上での比較により評価した. 実験から 十分な通信帯域幅のある環境では 両者はほぼ同等な性能を示すことが分かった.
著者
須田 礼仁 小柳 義夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)
巻号頁・発行日
vol.1997, no.37, pp.31-36, 1997-05-09
被引用文献数
1

可変長指数部浮動小数点数表現形式とは指数の大きさによって指数部の長さが変化することにより、通常の浮動小数点数よりも高い精度や広い表現範囲が実現できる浮動小数点数の諸形式である。本論文では従来の方式の問題点を考察し、誤差解析やハードウェアへ実装などを考慮して、表現形式の設計基準の中に()変換にシフトが不要である ()指数部のビット長の変化が最大1であるの2点を盛り込むことを提案する。そしてこの基準を満たす表現形式をいくつか提示し、従来のものをも含めて精度や表現範囲を比較検討した。また、Kraftの不等式を用いた二重指数分割方式に関するいくつかの理論的な結果を示した。Some researchers proposed floating point number formats that attain higher precision and wider representation range than the usual formats by varing the length of the exponent. This paper consider the problems of those formats, and proposes to require that (1) encoding and decoding need no shifter and (2) the length of the exponent increases by at most one bit. Some new formats that meets those requirements are presented, and their precisions are evaluated. Some analytical results obtained from the Kraft's in equation about the double exponential cut formats are also presented.
著者
須田 礼仁 小柳 義夫
雑誌
情報処理学会研究報告ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)
巻号頁・発行日
vol.1997, no.37(1997-HPC-066), pp.31-36, 1997-05-09

可変長指数部浮動小数点数表現形式とは指数の大きさによって指数部の長さが変化することにより、通常の浮動小数点数よりも高い精度や広い表現範囲が実現できる浮動小数点数の諸形式である。本論文では従来の方式の問題点を考察し、誤差解析やハードウェアへ実装などを考慮して、表現形式の設計基準の中に()変換にシフトが不要である ()指数部のビット長の変化が最大1であるの2点を盛り込むことを提案する。そしてこの基準を満たす表現形式をいくつか提示し、従来のものをも含めて精度や表現範囲を比較検討した。また、Kraftの不等式を用いた二重指数分割方式に関するいくつかの理論的な結果を示した。
著者
蓬来祐一郎 西田 晃 小柳 義夫
雑誌
情報処理学会論文誌コンピューティングシステム(ACS) (ISSN:18827829)
巻号頁・発行日
vol.45, no.SIG03(ACS5), pp.100-108, 2004-03-15

集合通信のスケジューリングは,通信時間を大きく左右する.従来の研究ではネットワークを抽象化し,ハブや不均一なネットワークなどのより現実的なモデルを避けていた.しかし,グリッドコンピューティングへの関心や分散データベースなどの需要の増加とともにこの問題の重要性が増してきている.そこで本研究において,スケジューリングの影響が大きいと考えられる木構造におけるブロードキャストの最適スケジューリングを考える.まず,不均一なネットワークを考慮した場合,NP困難な問題になることを示し,最適解の探索に深さ優先探索による分枝限定法を用いた方法を提案する.その際,木構造の対称性からくる冗長性を高速な木の同型判定アルゴリズムにより省く手法を紹介し,その有効性を示す.また実機によるテストを行い,汎用的なMPI実装のブロードキャスト関数MPI Bcastと比較し,ブロードキャストの実行時間が大幅に削減される場合があることを示す.
著者
小柳 義夫
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.34, no.10, pp.884-891, 1979-10-05
被引用文献数
4

「足して二で割る」のは日本人のお家芸である. 同じ量を数回測定したとき, 我々は何気なく平均をとる. いったい平均には何の根拠があるのだろうか. 一つだけ飛び離れた値があった場合にどうするか. 勝手に一つのデータを除いて平均してもよいだろうか. それとも主観的判断を避けるためにあくまで全体の平均を取るべきか. このような問題に答えるのがロバスト推定法という考え方である. 本稿ではワバスト推定法の意味について議論するとともに, ロバスト推定法を組み込んだ「最小二乗法標準プワグラムSALS」を紹介する.
著者
小柳 義夫 伊藤 守 若林 とも 寺田 英司 田中 勇悦
出版者
東京医科歯科大学
雑誌
重点領域研究
巻号頁・発行日
1994

ヒト免疫不全症ウイルス(HIV)は、AIDSの原因ウイルスである。しかし、このレトロウイルスがヒトにしか病気を起こさないために、その発病機構の解明ならびに治療薬の開発が大きく遅れている。我々は近年新しい方法として重篤な免疫不全マウスであるSCIDマウスにヒトの造血組織を移植し、ヒトのリンパ球細胞を構築する方法を用いて以下の結果を得た。SCIDマウスに正常人末梢血単核球を腹腔内に導入し、2週間後に100感染価のHIVを接種し、感染後1、2さらに3週間後いずれの時期にもウイルスの増殖をマウスの腹腔内、血漿中さらにリンパ節あるいは胸腺において確認した。確認の方法はPCR法によるウイルスDNAならびにRNA測定法、あるいはHIV-1p24抗原量を測定するELISA法である。その結果NSI型ウイルスすなわちマクロファージ好性ウイルスが増殖性が強く、その範囲は接種した腹腔内に限られるのではなく、リンパ節あるいは胸腺などのリンパ組織に広がっていることが明らかになった。この事実はNSI型ウイルスが初感染時には、まず生体内で増殖するという今までの知見を考えると、NSI型ウイルスに生体内における何んらかの特有な増殖能が備わっている可能性が考えられる。さらに興味あることに我々の使用したNSI型ウイルスは、このSCIDマウス内において優位に増殖しているにもかかわらず、ヒトCD4陽性細胞の特異的な減少は見られなかった。一方、SI型ウイルスによるCD4陽性細胞は減少した。すなわち、我々が開発したSCIDマウスによるHIV感染モデル動物により、明らかにウイルスの増殖性ならびにCD4陽性細胞を減少させる病原性を評価できることが判明した。さらにウイルス感染はリンパ節あるいは胸腺などのリンパ組織に優位に広がることより、この動物モデルは感染個体内におけるリンパ臓器の役割の解析に有用であると判明した。
著者
小柳 義夫 永井 美之 増田 貴夫 岡本 尚 塩田 達雄 志田 壽利 足立 昭夫 高橋 秀宗 生田 和良
出版者
東北大学
雑誌
特定領域研究(A)
巻号頁・発行日
1998

小柳はウイルス感染個体内でCD4陽性T細胞がアポトーシスに陥るのに関わる細胞性因子であるアポトーシス誘導シグナルとしてFasLでなくTRAILが関与することをSCIDマウスにヒト細胞を移植した感染系を用いて明らかにした。さらに神経組織にウイルスが侵入すると同じTRAILが中枢神経細胞を殺すことを見出した。塩田はウイルスのコレセプターであるCCR5にアジア人特有の遺伝子変異をみつけ、この変異によりこの分子の細胞表面への輸送が低下しHIVに対する感受性が低下することを見つけた。さらにIL-4の遺伝子変異が起こるとエイズ発症が遅延することも見出した。岡本はHIVの転写に必須の細胞性因子としてNF-κB p65のトランス活性化領域に結合してコレプレッサーとして働くAES/TLEとコアクチベーターとして働くFUS/TLSを発見し、ウイルス発現調節機構の新たなメカニズムを明らかにした。増田はHIVインテグレースの細胞核内への移行シグナル部位が従来考えられていたものと異なることを見つけ、この分子移行に関与する細胞性因子の同定を目指している。志田はウイルスRNAの核内から核外へ移行に必須であるウイルス蛋白質Revに結合するCRM1の機能ドメインを明らかにし、Revの多量体化にCRAM1が必要であること、さらにマウス細胞内でも機能を発揮することを見つけ、マウス細胞へのヒトCRAM1遺伝子の導入は意義のあることがわかった。
著者
須田 礼仁 小柳 義夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. HPC,[ハイパフォーマンスコンピューティング]
巻号頁・発行日
vol.64, pp.19-24, 1996-12-12
参考文献数
2

最小自乗最小ノルム解を求める解法としては特異値分解やQR分解がよく用いられるが,LU分解を用いて解を得る方法も存在する.本論文ではLU分解による最小自乗最小ノルム解法を紹介し,LU分解とQR分解における誤差と速度について評価をおこなう.誤差はLU分解の方が大きいと考えられるが,QR分解も決して安定というわけではない.特に疎行列ではLU分解の方が絶対的に速く,誤差もfill-inを抑えればそれほど悪くないのでLU分解による方法が有利な場合も十分にあると考えられる.
著者
岩見 真吾 佐藤 佳 小柳 義夫
出版者
一般社団法人日本応用数理学会
雑誌
応用数理 (ISSN:09172270)
巻号頁・発行日
vol.22, no.2, pp.85-94, 2012-06-26

Recently, in order to investigate the fundamental phenomena in immunology and virology such as maintenance of immune memory, T-cell homeostasis, the relationship between aging and immunosenescence, the regulation of the adaptive immune response during viral infection, the pathogenesis of CD4^+ depletion in HIV infection, and the underlying mechanisms of leukemia, we successfully quantied lymphocyte kinetics in humanized mice through BrdUlabeling experiment. It is worth noting that our findings are the first to assess lymphocyte dynamics utilizing this technique. At first, we will briefly give an outline of the "Quantification system of lymphocyte kinetics in humanized mice" and then we will discuss about properties of the lymphocyte kinetics and utilities of our established system.
著者
杉原 厚吉 小柳 義夫 山本 博資 室田 一雄 今井 浩 杉原 正顯 村重 淳
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(S)
巻号頁・発行日
2003

本研究の目的は,従来から開発されつつある分野ごとの個別のロバスト計算技術を横断的に整理し,分野の境界を超える共通で普遍的なロバスト計算のためのアルゴリズム設計パラダイムを構築することであった.この目的のために,本研究参加者がそれぞれの手法を持ち寄り,交流をくり返す中で,五つの設計原理を抽出することができた.その第一は,「計算対象の背後に存在する構造不変性の利用」で,位相構造の優先による幾何不整合の防止,物理法則を継承する数値解法,因果律に反しない計算順序の選択などの技術を含む.第二の原理は,「対象世界の拡大による計算の安定化」で,図形を超図形へ拡張することによるミンコフスキー演算の安定化,離散対象の連続緩和による整数計画法の高効率化,記号摂動による例外解消などの技術を含む.第三の原理は,「対象世界を制限することによる計算の安定化」で,連続関数の格子点への制限による計算の安定化,実数計算を整数計算へ制限することによる幾何計算の無誤差化,などの技術を含む.第四の原理は,「不確定性のモデル化による計算の安定化」で,物理パラメータを値から領域へ置き換えることによる制御安定化,値を区間に置き換えることによる特異積分方程式の解法などの技術を含む.第五の原理は,「仮定の排除による汎用性の確保」で,発生確率に関する仮定を排除することによるユニバーサル符号技術や異常検出技術などを含む.さらに,抽出した原理を指針に用いて,新しいロバスト計算技術も開発できた.その中には,第一の原理に基づいて,対象の背景構造をディジタル画像近似を介して統一的に抽出して利用する「ディジタル位相優先法」,第二の原理に基づいて,望みの例外のみを選択的に解消することによって摂動の副作用を防ぐことのできる「超摂動」などの技術がある.これらの活動を通してロバスト計算技術を新しく生み出すことのできるパラダイムが構築できた.
著者
水上 忠彦 藤井 昭宏 小柳 義夫
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC) (ISSN:21862583)
巻号頁・発行日
vol.2011, no.9, pp.1-5, 2011-03-08

本研究では,MPI/OpenMPハイブリッド並列モデルをAMG法に適用させた。領域分割によりMPI化し,マルチカラーガウスザイデル法によりOpenMP化を行った.特に,Reorderingによるメモリアクセスの効率化,First Touch,NUMAコントロールの三つの組み合わせを最適化し高速化を図った.評価にはT2Kオープンスパコン(東大)を利用し,評価した結果,MPI/OpenMPハイブリッド並列モデルがFlatMPIのピーク性能の1.5倍程度の性能を示し,並列度によらず,Flat MPIと同等かそれ以上の性能を発揮することが分かった.We applied and evaluated MPI/OpenMP hybrid programing model for Algebraic Multigrid (AMG) method on T2K Open Supercomputer (Tokyo). We used domain decomposition for MPI and multi-color Gauss-Seidel method for OpenMP. Our implementation uses Re-ordering, First touch, and NUMA control for better performance. Numerical tests show that the hybrid model of AMG solver 1.5 times faster than flat MPI model, and that optimized version of the hybrid model AMG solver is faster than flat MPI model for all parallelism.
著者
山本 哲朗 方 青 土屋 卓也 陳 小君 小柳 義夫 QING Fang CHEN Xiaojun
出版者
愛媛大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1997

本研究は,当初偏微分方程式解法の主力をなすGMRESとSOR解法を中心としてその数学的基礎付けを与えることを目指したが,以前から研究を進めてきた線形・非線形SOR解法の理解が一段と進み,最近になってかなり満足すべき成果が与えられた.この解法について得られた結果の大要は次の通りである.1. 非対称行列を係数とする線形方程式に対する収束定理としてOstrowski-Reichの定理,Householder-Johnの定理,Newmanの定理,Ortega-Plemmonsの定理等が知られているが,これらはすべてSteinの定理から導くことができることを明らかにした.これにより,従来複雑であったOstrowski-Riechの定理の証明に見通しの貞い別証明を与えることができた.近く取りまとめてどこかに発表したいと考えている。2. 非線形SOR解法の収束定理としてはBrewster-Kannanの結果が知られているが,それは反復が収束するパラメータ{ω_k},0<ω_k<2の列が存在することを主張するにすぎず,ω_kの具体的な選び方には触れていない.我々は,偏微分方程式の離散化と関連した定理としてOstrowski-Riechの定理の一般化に成功した.この定理は大域収束性を保証するが,SSOR,USSOR,ad HocSOR等にも適用可能なものである.また,この手法はD-K法のSOR型加速にも使える.さらに,近年滑らかでない方程式への関心が高まっており,この分野で多くの業績をあげている陳小君(島根大学)を研究分担者として追加し,Uzawa法と平滑化Newton法の数理についても研究した.Uzawa法は一種のGauss-Seidel的反復であるが,その数理について現在見通しの良いまとまった解説はない.本研究で得られた成果をもとに引き続き研究を行い,見通しの良い理論構築を目指し,今後どこかに発表することを考えたい.