著者
伊藤 康樹 平野 勉 芳野 原
出版者
一般社団法人 日本臨床化学会
雑誌
臨床化学 (ISSN:03705633)
巻号頁・発行日
vol.34, no.3, pp.240-247, 2005-09-15 (Released:2012-11-27)
参考文献数
9

我々はLow-density lipoprotein (LDL) の中でも動脈硬化惹起性の高いsmall, dense LDLの簡便な測定法を開発した。まず、ポリアニオンと二価陽イオンからなる分離剤を用いて通常サイズのLDLを含む比重d<1.044g/mlのリポ蛋白を凝集させ、small, dense LDLを分離し、次いで、 small, dense LDLコレステロールを測定する。本測定法はフィルター遠心チューブを用いることにより高カイロミクロン検体でも正確にsmall, dense LDLを分離、測定することができる。本測定法では再現性、直線性も良好で、共存物質に影響されない結果が得られた。既報の測定法である超遠心分離法、電気泳動法、NMR法、HPLC法との比較ではすべて良好な相関性を示し、中でも超遠心法と最も高い相関係数を示した (r=0.927)。本測定法は、簡便であり特別な測定機器も必要としないことから、small, dense LDL測定法として広く普及することが期待される。
著者
田中 雅嗣
出版者
一般社団法人 日本臨床化学会
雑誌
臨床化学 (ISSN:03705633)
巻号頁・発行日
vol.27, no.4, pp.192-201, 1998-12-31 (Released:2012-11-27)
参考文献数
5
著者
奥田 拓道
雑誌
臨床化学 (ISSN:03705633)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.28a-29a, 1998-02-20
著者
奥村 伸生 寺澤 文子
出版者
一般社団法人 日本臨床化学会
雑誌
臨床化学 (ISSN:03705633)
巻号頁・発行日
vol.37, no.3, pp.272-282, 2008-07-31 (Released:2012-11-27)
参考文献数
42

1 0 0 0 OA 感染症

著者
宮坂 信之
出版者
一般社団法人 日本臨床化学会
雑誌
臨床化学 (ISSN:03705633)
巻号頁・発行日
vol.24, no.2, pp.47-51, 1995-06-30 (Released:2012-11-27)
参考文献数
5
著者
村上 尚 島 健二
出版者
一般社団法人 日本臨床化学会
雑誌
臨床化学 (ISSN:03705633)
巻号頁・発行日
vol.28, no.4, pp.155-160, 1999-12-31 (Released:2012-11-27)
参考文献数
15
著者
清水 孝郎 桑島 正道 河野 典夫 垂井 清一郎
出版者
一般社団法人 日本臨床化学会
雑誌
臨床化学 (ISSN:03705633)
巻号頁・発行日
vol.10, no.1, pp.1-8, 1981-03-25 (Released:2012-11-27)
参考文献数
20
被引用文献数
1
著者
高橋 良
出版者
一般社団法人 日本臨床化学会
雑誌
臨床化学 (ISSN:03705633)
巻号頁・発行日
vol.4, no.2, pp.124-136, 1975-11-25 (Released:2012-11-27)
参考文献数
90

1 0 0 0 OA 水銀汚染

著者
土井 陸雄 大野 秀樹
出版者
一般社団法人 日本臨床化学会
雑誌
臨床化学 (ISSN:03705633)
巻号頁・発行日
vol.31, no.3, pp.139-146, 2002-09-30 (Released:2012-11-27)
参考文献数
27
著者
フォルクマー グレーフ 古屋 悦子 西風 脩
出版者
一般社団法人 日本臨床化学会
雑誌
臨床化学 (ISSN:03705633)
巻号頁・発行日
vol.5, no.2, pp.182-188, 1977

The rate of hydrolysis of steroid glucuronides (poregnanediol-, and 17-hydroxycorticosteroid- glucuronides) is increased by an addition of sodium sulfate to the incubation medium, when usinng &beta;-glucuronidase preparations from bovine liver.<BR>But, sodium sulfate inhibits the enzyme hydrolysis of pregnanediol-, and estriol-glucuronides with preparations from Helix pomatia and from E. coli.<BR>The rate of hdrolysis of nonsteroid glucuronides (P-nitrophenyl-and phenolphthaleinglucuronides) is increased by sodium sulfate when using Preparations from bovine liver and Helix pomatia, it is inhibited with preparations from E. coli.<BR>The preparation from Helix pomatia consists of four glucuronidase fractions, none of which hydrolyzes steroid glucuronides specifically.
著者
石井 好二郎
出版者
一般社団法人 日本臨床化学会
雑誌
臨床化学 (ISSN:03705633)
巻号頁・発行日
vol.34, no.4, pp.344-349, 2005

近年, スポーツサイエンス領域に臨床検査は重要な役割を果たしている。特に, 競技スポーツは高度化が進み, より高い科学性に基づいたコーチングやトレーニングが不可欠になり, 臨床検査データが受け入れられるようになった。また, 測定機器の簡便化・廉価化, 測定方法の低・非侵襲化により, 臨床検査データをより身近に使用できるようになったことも, 臨床検査の進歩の結果といえる。さらに, ドーピングコントロールにおける検査技術の進歩は, 不正行為の検出に多大な貢献をした。しかしながら, 巧妙化するドーピングは臨床検査の研究者の協力なくしてはありえない。今後, さらに臨床検査のスポーツへの関わりは増えるものと思われる。医の倫理のみならず, スポーツ倫理の教育・啓蒙も重要視しなくてはならない。