出版者
日経BP
雑誌
日経アーキテクチュア = Nikkei architecture (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1169, pp.82-85, 2020-06-11

再び始める建築巡礼。今回のシリーズで巡るのは1975年以降の建築だ。いわゆるポストモダニズムが隆盛を見せる頃だが、必ずしもそれにとらわれることなく、この時代の建築を幅広く取り上げていくつもりである。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1052, pp.62-69, 2015-07-25

老朽化した町民集会所の建て替えに当たり町内会は、設計者選定のプロポーザルを実施し、堀部安嗣氏を選んだ。変形四角形の中に正方形を置く入れ子状プランが意外な変化を生む。 住宅を中心に設計活動を行ってきた堀部安嗣氏(堀部安嗣建築設計事務所、東京都…
著者
富田 裕
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1113, pp.24-26, 2018-02-08

くみ上げた源泉に含まれるメタンガスで機械棟が爆発。3人が死亡、2人が負傷した東京都渋谷区の温浴施設「シエスパ」事故。設備設計者の説明不足が過失に当たるとした有罪判決が最高裁判所で確定した。
著者
花岡 郁哉
出版者
日経BP
雑誌
日経アーキテクチュア = Nikkei architecture (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1180, pp.80-85, 2020-11-26

10アルミ材やプレキャストコンクリートで仕上げた白くミニマルなデザイン—。こんな特徴を持つ花岡郁哉氏の設計は、実は緻密だ。汚れに配慮しながら快適な光環境を生み出す。
著者
給排水設備 腐食 漏水
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1035, pp.83-85, 2014-11-10

なぜ漏水被害は広がったのか。本誌は、建築設備のトラブルに詳しい環境設備コンサルタントの山本廣資代表に解説を求めた。山本代表は「現地を見たわけではなく、写真などから分かる範囲で」と断ったうえで、課題などを指摘した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.686, pp.96-99, 2001-02-19

前は電車が通ると,話もろくにできなかった。それがほら,今はこんなに普通に話ができるでしょう」。建て主夫妻がそう語るように,隣地を頻繁に通過する電車の騒音も,家の中ではほとんど気にならない。 この住宅は昨年秋,東京都内のJR中央線の線路沿いに完成した。S造・2階建ての二世帯住宅。A氏夫妻が老朽化した木造住宅を息子夫婦とともに建て替えたものだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.668, pp.103-106, 2000-06-12

郵政省管轄の特殊法人,簡易保険福祉事業団が建設した健康増進施設。同事業団がこれまで全国に建設してきた「かんぽの宿」の都市型新タイプだ。オープンは今年9月の予定だが,工事はほぼ終わっている。 建物の規模は地上16階,延べ3万5425m2と,新都心のなかではさほど大きくはない。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.906, pp.56-58, 2009-08-10

JR姫路駅から車で約20分。広峰山の中腹に「セトレハイランドヴィラ」はある。立地の良さが最大の特徴だ。年金保養施設だったこの場所を買い取ったホロニック(神戸市東灘区)の長田一郎社長は、「日常と違った時間が過ごせるかどうかがテーマだ」と話す。 同社は、既存施設を再生したホテル「セトレ」(本誌2008年4月14日号参照)を神戸市の明石海峡大橋のたもとで経営している。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.637, pp.34-37, 1999-04-05

トヨタ自動車が売り出した世界初の量産ハイブリッドカー,プリウスは,一般ユーザーでも手が届く価格だったこともあり,予想を超えるヒットとなった。これに見られるように1998年は環境問題への取り組みが,広く一般レベルで形となって表れた年だった。 建築の分野でもそうした傾向が見て取れる。
出版者
日経BP
雑誌
日経アーキテクチュア = Nikkei architecture (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1197, pp.78-81, 2021-08-12

訪れたのは2021年6月だった。雨がやんで、雲の切れ間から日が差すと、途端に周囲の木々が緑に輝き出した。場所は軽井沢の中央部にあたる平たんな別荘地の一角。そこに、この小さな美術館は立っていた。
著者
佐野 由佳 穐山 壮志 廣田 智久
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.941, pp.53-55, 2010-12-20

2009年9月、表参道ヒルズの本館地下2階に「キッズの森」がオープンした。文字通り、子ども向けの商品をそろえたショップが集まるエリアで、約130坪のなかに0〜6歳向けの商品を扱う6店舗が軒を並べる。エリア内にはベビールームも設け、個室の授乳室、オムツ換えベッド、調乳用温水器などを備え、来館者は自由に使うことができる。それに伴い同年12月には、ベビーカー置き場も設置。
出版者
日経BP
雑誌
日経アーキテクチュア = Nikkei architecture (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1185, pp.8-10, 2021-02-11

デザインビルド方式による庁舎建設のプロポーザルで、異例の事態が立て続けに発生している。1次審査を通過した3者のうち2者が突然の失格に。その決定プロセスを巡って、審査を担う委員の大半が辞任した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.970, pp.47-49, 2012-02-25

庁舎の整備方針を民意に問う、前代見聞の住民投票が鳥取市で実施されようとしている。選択肢は市が推す移転新築と、市議会の一部会派が推す改修プラス増築との2つ。いずれもコストの優位性を主張している。 現在の本庁舎を移転新築するか免震改修するか─。今、市庁舎の地震対策の手法を、住民投票によって決しようという異例の事態が鳥取市で巻き起こっている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1095, pp.42-47, 2017-05-11

プロジェクトを統括する日建設計設計部門の勝矢武之設計部長は「過去の継承と、新規の創造。この両極端を実現するバランスを探るため、現地人よりバルセロナに詳しくなる必要があった」と話す。コンペの正規メンバー30人弱は、最低1週間は現地で暮らした。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1078, pp.64-67, 2016-08-25

標準的なコストや工法と、断熱など長期優良住宅を前提とした性能の両立─。プロデューサーからそんな要望を受けた設計者の堀部安嗣氏は、そぎ落とした要素と比率感覚の妙によって、簡素ながら心地よい空間をつくり出した。 「これからの家」は、神戸市北区で…
出版者
日経BP
雑誌
日経アーキテクチュア = Nikkei architecture (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1155, pp.12-17, 2019-11-14

台風19号で多摩川の水位が上昇し、内水氾濫や無堤部からの溢水(いっすい)が発生した。タワーマンションを多く抱える武蔵小杉や、洗練された商業施設が立ち並ぶ二子玉川などが被害を受けた。気候変動の影響で、今後も豪雨や猛烈な台風が増えるとみられる。
著者
長井 美暁
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.889, pp.72-76, 2008-12-08

4面がガラス張りの箱の中に、曲面の壁で囲んだ部屋を外に向かって配置したプラン。住宅とは思えないほど開けっぴろげだ。前面道路は人通りが多くはなく、窓辺には薄手のカーテンが掛かっているとはいえ、塀はない。 家の中に入ると、ラウンジと呼ぶ中央のスペースが曲面の壁の合間を縫って外とつながる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.841, pp.60-62, 2007-02-12

「ヒューマンスクエア武蔵浦和ビネフル」は、さいたま市内にある総戸数70戸の分譲マンション。外観からは、一般のマンションと何ら変わらないように見える。ところが、地下の共用スペースには、ユニークな施設が用意されている。 それは、「ファミリーアリーナ」という入居者用のミニ体育館だ。
著者
戸谷 英世
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.798, pp.42-44, 2005-06-13

〓東京都国立市の大学通りに面して建つ高さ43.6mのマンションを巡る紛争が続いている。民事訴訟の一審判決は地元住民らの景観利益を認めて建物の一部撤去を命じたものの、二審は住民らの請求を棄却した。現在は、最高裁で審理中だ。〓裁判の争点の一つは、このマンションが違法建築なのか適法建築なのかだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1015, pp.24-27, 2014-01-10

都市開発に大きな影響を与えるのが、鉄道などの拡充と、容積率割り増しといった規制緩和だ。計画中の交通インフラや規制緩和から、地域間競争の今後を占ってみよう。 東京五輪の開催決定で火が着いたように、鉄道の新線計画が動き出した〔図1〕。