出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.782, pp.22-27, 2004-11-01

東京・表参道のランドマークとなる複合施設の姿が、徐々に現れてきた。原宿駅寄りの西棟では地上部分の鉄骨の建て方が進み、空間構成のポイントになる中間層免震の施工がまもなく始まる。東棟では地下の構築工事が継続中だ。商業施設のテナント募集を実施した。にぎわいを創出する仕掛けづくりが本格化している。 「商業施設の顔になるエントランスの柱をなくすことができた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.637, pp.120-123, 1999-04-05

コンペの審査は密室で行われるのが慣例だが,最近では情報公開の一環として,選考過程を外部に公開する動きも出てきている。なかでも石川県小松市がこのほど行った宮本三郎美術館提案競技は,ヒアリングも最終審査も報道陣に公開するという徹底ぶり。応募総数508件と,内容的にも注目度の高かった同コンペの選考過程をリポートする。 2月7日午前9時40分。
著者
浅野 祐一 佐々木 大輔
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.841, pp.31-36, 2007-02-12

京都市内のアパホテル2件で新たな偽造疑惑が表面化した。調査を手がけた京都市は耐震強度不足を発表。確認申請時の構造計算書の修正や図面の不整合などを指摘した。構造設計者は、疑惑を否定。本誌の取材に対し、構造計算の考え方を明らかにした。(浅野 祐一、佐々木 大輔) 「全力で信頼回復に努めたい。申し訳ありませんでした」。
著者
松浦 隆幸
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.914, pp.30-33, 2009-12-14

白く塗りつぶして、質感を消したレンガタイルの外壁。古ぼけた小屋組みをあらわにした天井─。築25年の木造住宅を全面改修した「奥沢の家」は、改修ならではのデザインにあふれている。 「既存の住宅は、建築家の視点からすると嫌悪感さえ抱くようなデザインだった。精一杯に見えを張って、西洋風のぜい沢を表現しようとしたハリボテ建築だった」。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.940, pp.28-33, 2010-12-13

鉄道利用者の利便性や鉄道事業者の収益性を高めた「駅ナカ」。だが、同施設には安全性や駅周辺の街づくりという面での課題も浮かび上ってきた。地域の中核施設となる上で、これらの解決は不可欠だ。 列車の乗り換え時に寄り道してお買い物。いわゆる「駅ナカ」が実現した日常風景だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1010, pp.10-12, 2013-10-25

2014年4月1日から、現行5%の消費税が8%へ増税されることが決まった。住宅市場は駆け込み特需に沸くが、増税後の反動減は確実。政府の緩和措置は減少幅を抑えられるのか。市場には不透明さも残っている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1046, pp.54-63, 2015-04-25

東日本大震災で大きな被害を受けた三陸海岸の女川町。JR石巻線の全線再開に合わせ、女川駅と公設民営温泉を併設した施設が開業した。設計を手掛けた坂茂氏は、「鳥が羽ばたく姿」の膜屋根に復興への思いを託した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1029, pp.56-60, 2014-08-10

次の課題は、PCa部材をどう設置するか。竹中工務店大阪本店吹田市立スタジアム新築工事作業所の松尾享所長は、「フーチングがPCaなので、柱主筋や梁の位置などが決まってしまう。少しでも傾けば、上部構造に影響する。
著者
三澤 康彦 三澤 文子
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.974, pp.84-86, 2012-04-25

日本は国土のうち約6割を森林が占める。しかし、木材自給率はわずか2割程度。木造住宅も、その大半が外材でつくられている。国産材にこだわる三澤康彦・三澤文子夫妻に、価格や流通の実情を聞いた。─構法の話に入る前に、木材について教えてください。三澤さんたちは、木造住宅でも、特に国産材を使った木造を推奨されていますね。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.646, pp.60-62, 1999-08-09

現状の実施設計図を施工現場ではどう見ているのか。現場スタッフの中でも,特に施工図を制作する立場にある人はシビアな目で図面を見ているに違いない。建設会社7社の施工図担当者計12人にその胸の内を聞いた。●整合性問題個所を見て見ぬ振り 「とにかく不整合が多い」。各社の施工図担当者が真っ先に口にするのは決まってそんなセリフだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.668, pp.84-87, 2000-06-12

設計:東日本旅客鉄道東京工事事務所,JR東日本建築設計事務所,鈴木エドワード建築設計事務所 4月1日,街開きより1カ月早く,新都心の玄関口となる「さいたま新都心駅」がJR京浜東北線の与野,大宮駅間に開業した。京浜東北線のほかに高崎線,宇都宮線の各駅停車が止まる新設駅だ。 駅周辺にはさまざまなデザインの建物が計画中,あるいはすでに建ち上がっている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.737, pp.58-60, 2003-02-03

国や地方公共団体が財政難で苦しむ中,公共の建物として細々と利用されてきた旧邸宅を民間の力でよみがえらせたのが「小笠原伯爵邸」だ。飲食店経営のインターナショナル青和が,建物を所有する東京都から12年契約で賃借し,昨年6月にレストランとして同じ名前のままオープンさせた。 改装だけでなく,保存・修復にかかった費用もすべてインターナショナル青和が負担した。
著者
小池 百合子
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1085, pp.22-25, 2016-12-08

ボートとカヌー(スプリント)競技の開催候補地となる「海の森水上競技場」は、国際大会の規格を満たす施設として工事が進められてきた。埋め立て地湾岸エリアの水路を整備することから予算が拡大。2013年の立候補ファイルでは69億円だった建設コストは、14年…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.655, pp.114-117, 1999-12-13

愛知万博の会場計画づくりが急がれている。2000年6月の博覧会国際事務局(BIE)総会で登録するために,年明けにも骨格を固める必要があるからだ。ただ,企画調整会議内部からさえ,跡地利用計画とテーマの「自然の叡知」との矛盾が指摘されている。11月に来日したBIE議長からも厳しい注文がついた。揺れる会場計画に,黒川紀章氏も私案を発表。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.699, pp.16-22, 2001-08-20

ねる屋根と,それを突き通して建つ4本の柱が目を引く。7月21日にオープンした豊田スタジアムは,サッカーやラグビーなどの球技専用に計画された競技場だ。豊田市の市制50周年を記念して建設された。 敷地は周囲を道路や河川に挟まれており,スタンドや屋根を支える構造をスタジアムの外側に計画することが困難だった。そこで考え出されたのが,柱で屋根を吊る方法だ。
出版者
日経BP
雑誌
日経アーキテクチュア = Nikkei architecture (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1189, pp.68-71, 2021-04-08

政府の緊急事態宣言が3月21日までで全面解除されたが、新型コロナウイルスへの警戒は続く。感染者が自宅療養する場合、家庭内感染を防ぐにはどうすればよいか。日本建築学会のWGがまとめた対応方法を紹介する。
著者
磯 達雄
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.847, pp.80-83, 2007-04-23

群馬音楽センターを語るには、群馬交響楽団についてまず語らざるを得ない。前身である高崎市民オーケストラは、戦後間もない1945年に始まっている。その2年後にはプロ化を果たすが、練習場は喫茶店の2階で、公演場所は大抵が山奥の小学校。重い楽器を抱えながらの移動音楽教室は苦難の連続だったが、少しずつ支持の輪を広げていく。
著者
ぽむ企画
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.820, pp.巻末2-9, 2006-04-10

秋葉原の現状を知るために、まずは近年の秋葉原の空間的変化を研究する森川嘉一郎氏(桑沢デザイン研究所特別任用教授)に、秋葉原の建築空間の特質を聞いた。 「秋葉原を構成する建物自体は、他の街とさして変わらない。大きく異なっているのは、それらのファサードの多くの面積が広告物で覆われていることと、そうした広告の趣味的な偏りだ」と森川氏は言う。
出版者
日経BP
雑誌
日経アーキテクチュア = Nikkei architecture (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1195, pp.5-8, 2021-07-08

7月13日からいよいよ五輪選手村の本格利用が始まる。東京五輪・パラリンピック大会組織委員会(組織委)は6月20日、東京・晴海エリアに立地する居住棟や選手村ビレッジプラザなどの内部を報道陣に公開した。 五輪選手村の開村期間は五輪時が7月13日-8月11日、パ…
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1015, pp.48-51, 2014-01-10

品川駅と田町駅の間に広がる約20ヘクタールの車両基地については、JR東日本が南北に長い敷地の西側半分〔地図B-2、3、A-3、4〕を使って業務ビル街を開発する構想を温めている。既に車両基地の機能を東側半分と品川以外の車両基地に移しており、布石が打たれた状…