出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.723, pp.14-19, 2002-07-22

田急小田原線の海老名駅前に4月19日にオープンした大型複合商業施設「ビナウォーク」は,オープン1カ月目で330万人,2カ月目の累積で545万人の集客を上げた。東京ディズニーランドの年間集客数が1700万人と言われているので,このまま順調に行けばそれを抜きそうな勢いだ。 開発は,土地を所有する小田急電鉄が行った。敷地は約3万7000m2。
著者
大月 敏雄
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.927, pp.66-71, 2010-06-14

サニーサイドガーデンズ(1924年)ニューヨーク・クイーンズに、郊外形式のいわゆるガーデンアパートメントとして建設された大規模集合住宅団地。低層から高層までの集合住宅が、街区の立地特性を生かして設計された。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.793, pp.14-18, 2005-04-04

東地方の最東端に位置する千葉県銚子市。三方を海に囲まれた半島の先端、南側にある外川町は、古くから栄える漁港の町だ。海際からすぐ急斜面となり、細い路地を上っていくと、両側には質素なかわら屋根の家並みが続く。 この風景に溶け込むように、1軒の「蔵」が建つ。正体は豆腐店兼住宅だ。 榊原さん一家は、代々この地で豆腐店を営んできた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1034, pp.100-103, 2014-10-25

東北新幹線を終点の新青森駅で降り、そこからJR在来線で1時間かけて五所川原へ。そこからさらに津軽鉄道に乗り換えて約30分で金木(かなぎ)に着く。そこに太宰治が生まれた家、斜陽館がある。 レンガ塀に囲まれた建物は、入母屋造りの豪邸だ。
著者
谷口 りえ
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1131, pp.42-53, 2018-11-08

東京・日本橋に、昭和初期から続く歴史と新たな都市機能が共存するランドマークが誕生した。「顔」となるのは、9月25日に新館が開業した「日本橋高島屋S.C.」〔写真1〕。 百貨店として初めて国の重要文化財に指定された「日本橋高島屋S.C.本館」を残したまま、…
出版者
日経BP
雑誌
日経アーキテクチュア = Nikkei architecture (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1202, pp.14-19, 2021-10-28

館内に入るまでのシークエンスも、日本らしい配慮が行き届く。敷地いっぱいにパビリオンを建てる国が多い中、日本館はコンコースに接する"一等地"を水盤に充てた〔図1、写真2〕。外観で水盤の涼しげな印象を与えるだけでなく、水の気化熱により冷やされた…
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1060, pp.76-82, 2015-11-25

「星のや富士」は、欧米で広がりつつある「グランピング」と呼ばれるアウトドア体験をコンセプトに掲げた高級リゾートホテルだ。客室すらも、宿泊客をアウトドアに誘い出す拠点としてつくられている。 客室のドアを開けると、窓いっぱいの富士山が目に飛び込…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.662, pp.116-121, 2000-03-20

Dayhome Tamagawa-Denenchofu / Architect : City of Setagaya Public Facilities Division , HELM Archiship 東京・世田谷区内で24番目となる高齢者在宅サービスセンターが完成した。重度の痴呆性老人と一般の虚弱老人を対象としたデイケアとデイホーム機能,地域住民の研修や交流のための開放スペースを三層に重ねた構成が特徴的だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.918, pp.76-79, 2010-01-25

マージュ西国分寺は、9戸の賃貸住居と3戸のオフィス、1階のカフェで構成される。立地はJR西国分寺駅から徒歩1分。周囲には高層マンションや商業施設が建ち並ぶ。しかし、そう遠くない昔、「あたり一帯は雑木林だった」とオーナーの影山知明氏は回想する。自身も幼少期を過ごした家を建て替えるに当たり、まず考えたのは「地域に緑を取り戻すシンボルにしたい」ということだった。
著者
尾崎 勝
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.713, pp.98-101, 2002-03-04

出雲ドーム,長野市オリンピック記念アリーナ,西武ドームなど話題の大架構を手掛けた鹿島の尾崎勝建築設計エンジニアリング本部次長。ドーム設計で難しい個所として開口部を挙げる。採光,換気,快適性などの確保を兼ねる必要があるからだ。「そのつど,オリジナルのディテール開発が不可欠だった」と振り返る。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.884, pp.30-32, 2008-09-22

「LIFT」は東京の大動脈、環状7号線の交差点前にある。車には便利だが、どの駅からもやや遠い。 東急電鉄TOP-PRIDEが総合企画を手掛けた。「この環境では女性や家族層は集客しにくい。単身男性にターゲットを絞るべきと考えた」と当時の担当者・牛山博宣氏は言う。「おそらく部屋は閉め切って使うだろう。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.666, pp.38-49, 2000-05-15

sメディアージュは五感で感じる自然をテーマにやすらぐ空間を演出。客の滞留とリピーター獲得を狙う。 東京・新橋から東京臨海新交通「ゆりかもめ」に乗ってレインボーブリッジを渡ると,フジテレビビルが見えてくる。その手前に横たわる,黄,緑,ピンクなどパステルカラーに塗られた低層の建物が,「アクアシティお台場」だ。
著者
磯 達雄
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.855, pp.104-107, 2007-08-27

「モダン建築」をテーマに建物を見て回っている我々にとって、村野藤吾という建築家はなかなかにやっかいな存在だ。果たして彼の建築はモダンと言えるのかどうか。今回、採り上げる日本生命日比谷ビルは、まさにその問題を正面から突き付けた問題作である。 場所は皇居外苑の南側。日比谷公園から日比谷通りを挟んで向かい側にあたる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.714, pp.34-38, 2002-03-18

行人が思わず目を見張る。2,3階には鉄骨トラスの柱とエレベーターシャフトなどがあるだけで,4階部分は宙に浮いているように見える。通りに面した壁面は,コンクリートの打ち放しで窓は高く,一見しただけでは何の建物なのか分からない。
著者
佐々木 大輔
出版者
日経BP
雑誌
日経アーキテクチュア = Nikkei architecture (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1196, pp.20-25, 2021-07-22

コロナ禍で1年延期された東京五輪が2021年7月23日、幕を開ける。57年ぶりの巨大イベントは、東京に緊急事態宣言が発令される中、大半の会場で無観客に。巨額を投じて整備された五輪施設はレガシー(遺産)として、街に何を残すのか。
著者
柴田 亮子
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1135, pp.18-20, 2019-01-10

工事監理は建築士の独占業務だが、具体的な責任範囲は分かりづらい。施工者の地盤面誤認を見逃した工事監理者について、見逃しが重大な契約違反に当たるかが争われた裁判から、注意点を探る。(本誌) 優れた設計であっても、工事がずさんなら欠陥建築を生み…
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1006, pp.46-49, 2013-08-25

さらにプチモンドさくらでは、いかにも高齢者向けという雰囲気が感じられない。共用廊下の各住戸前には、入居者が自由に物を飾れるウェルカムデッキが並ぶ。約26m2に統一した住戸内には猫足のバスタブを置いた浴室やキッチンがあり、玄関に備え付けたアンテ…
著者
松浦 隆幸
出版者
日経BP
雑誌
日経アーキテクチュア = Nikkei architecture (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1162, pp.52-61, 2020-02-27

「大屋根で覆った吹き抜けの大空間に、各フロアを段状に重ねた構成は、大幅な省エネを意図したものでもある」。そう話すのは、佐藤総合計画東京第1オフィス第1設計室長の渡辺猛氏だ。この建物は、アーケードの商店街や、その先にある大村湾に向けて西に開い…
著者
長井 美暁
出版者
日経BP
雑誌
日経アーキテクチュア = Nikkei architecture (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1169, pp.56-67, 2020-06-11

可逆性のある改修と大胆な改修をミックス新型コロナウイルスの影響でオープンが延びていた京都市美術館が2020年5月26日に開館した。設計者は、「歴史的な建物の保存」と「現代の美術館としての活用」という矛盾する難題に挑んだ。(長井美暁=ライター)北西側…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.680, pp.IT4-8, 2000-11-27

FD(フロッピーディスク)申請を受け付けている行政庁は,全国の約4分の3。しかし,その4割でFD申請率が10%以下——。特定行政庁を対象にしたアンケートで,FD申請開始から8年たった現状が明らかになった。台帳を電子化しても,紙の申請書を手入力していては,かえって作業が増えてしまう。業務効率化のカギは,いかにFD申請率を上げるかにある。