出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1102, pp.49-55, 2017-08-24

ラコリーナの藤森建築で共同設計者を務めたアキムラフライング・シー(滋賀県守山市)の中谷弘志代表は、「藤森先生は職人を乗せるのがうまい」と話す。藤森氏は様々な仕上げを試みる際、まず自分で実験し、見本をつくって職人に示す。できないと言われても…
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.753, pp.64-69, 2003-09-15

中小の設計事務所では、大手よりも比較的容易に組織形態や給与条件を変更できる。しかし、経営が苦しいからといって安易に人員削減や給与カットを進めれば、事務所の活力はすぐに失われる。人材不足や若手の教育は切実な問題となりつつあり、組織の将来を見据えた対策が求められている。 「設計業務には肉体労働の側面もある。
著者
藤森 照信
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.680, pp.104-107, 2000-11-27

堀口捨己,佐藤秀,白井晟一の名作を引き合いに,クリの魅力を説く教授。ロフトはクリ普請でいくと宣言し,材料集めに奔走。 施主の谷口氏と藤森と大嶋の3名は,父と子で,製材所を営むカクダイさんのところで,トラックに山積みされたクリの丸太を迎えた。 建築用の丸太の扱いとしては,しばらく寝かして乾かすのが常道なのだが,そんなゆうちょうなことは言ってられない。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.928, pp.12-14, 2010-06-21

今をときめくインテリアデザイナーのパトリシア・ウルキオラ氏が、ホテル「マンダリンオリエンタルバルセロナ」の内装設計を手掛けた。2009年末にオープンしている。スペイン出身のウルキオラ氏は01年に自身の事務所を開設して以降、繊細かつ柔らかみのあるデザインで頭角を現し、この数年は一流家具・設備機器メーカーがこぞって起用するデザイナーとして注目を集めている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.813, pp.36-39, 2006-01-09

構造計算書の偽造問題が、刑事事件にまで発展した。事件の全容を解明するカギは、経営コンサルタントの総合経営研究所(以下、総研)が果たした役割分担にある。12月14日の証人喚問で示された資料を本誌は入手。資料には、コストダウンにこだわる総研が、設計者に対して鉄筋減らしを推奨していた実態が示されていた。 偽造の発覚から約1カ月を経て、ついに捜査のメスが入った。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.813, pp.40-43, 2006-01-09

「11階建てのホテルを6カ月で施工できる」—。木村建設の成長の原動力となっていたのが、低コスト、短工期を売り物にした大型型枠工法だ。しかし、総研の指導で海外から導入したこの工法で過度にコスト削減を図ったことが、構造計算書の偽造を生み出した要因となったとの見方もある。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.647, pp.92-97, 1999-08-23

かつてBJSS(バンゲルト・ヤンセン・シュルツ・シュルテス)の4人組で活躍し,シルン・クンスト・ハレなどの作品を残したアクセル・シュルテス。グループ解散後はコンペなどで活躍し,現在はベルリンの首相官邸プロジェクトを進めている。そのシュルテスの近作,「バウムシューレンヴェク・クレマトリウム(抽象の森)」を紹介する。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.813, pp.20-25, 2006-01-09

旭川市旭山動物園は"日本最北の動物園"として1967年にオープンした。10年前には閉園もうわさされた施設に、今では年間200万人近い人が訪れる。再生への突破口は"不確かな常識"を疑うことから生まれた。 旭山動物園にはパンダもコアラもいない。飼育されている動物はアザラシ、ペンギンといった"どこの動物園にもいる動物"たちだ。それでも、ここは"どこにもない動物園"だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1126, pp.60-63, 2018-08-23

東京都足立区の北千住駅から徒歩10分弱、東武スカイツリーラインの高架下に、2017年4月に開園した「北千住どろんこ保育園」。前面道路に対して奥に長い敷地は、北西側が高架橋より少しはみ出ている。この部分は日がよく当たり、隣は寺で環境が大きく変わる心…
著者
富田 裕
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1016, pp.97-99, 2014-01-25

第(12)回安全上必要な情報を伝えなかった設計者に禁錮3年─。2007年に発生した東京都渋谷区の温泉施設爆発事故で、東京地裁は設備設計者に有罪判決を下した。専門知識を有する設計者の責任を重くみた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.986, pp.29-31, 2012-10-25

成田国際空港でもLCCへの対応が進んでいる。この9月、LCC暫定施設の供用がスタート。新たに格安航空会社2社が就航した。一方で、空港内の商業施設の大幅リニューアルにも力を注いでいる。 成田から札幌までの片道チケットが最安で4000円台──。この夏、ジェットスター・ジャパンとエアアジア・ジャパンのLCC2社がそろって成田国際空港で就航。その破格の安さが話題を呼んでいる。
著者
柴田 亮子
出版者
日経BP
雑誌
日経アーキテクチュア = Nikkei architecture (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1175, pp.21-23, 2020-09-10

事業中止に追い込まれ、多額の負債を抱えた再開発組合が、損害賠償を求めて自治体を訴えた裁判。1審の徳島地方裁判所は約6億6000万円の請求額に対し、6割弱の約3億6000万円を認めた。 今回取り上げる判決は、徳島市が進めていた第一種市街地再開発事業…
著者
松浦 隆幸
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.823, pp.80-85, 2006-05-22

ホテル ウィズ・ザ・スタイル 福岡(福岡市博多区)小坂竜氏の作品をスタディーする2回目は、福岡市のホテル「ウィズ・ザ・スタイル 福岡」。ボリュームの「分散」や空間の「ずれ」、視線の「抜け」といった手法を組み合わせることで、素足感覚でくつろげる都会のリゾートホテルを生み出している。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.757, pp.28-31, 2003-11-10

つてのフランス大統領、ヴァレリー・ジスカールデスタン氏の故郷であるオーヴェルニュ地方は、2300万年前には活動していた休火山が多くある場所として知られている。中でも有名なのがプイ・デュ・ドーム火山。その山ろくに完成したのが、ハンス・ホライン氏の設計によるヴォルカニアだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.790, pp.16-20, 2005-02-21

畑が点在する郊外に、戸建て住宅が肩を寄せ合って立ち並ぶ一角がある。その間を縫って私道に入ると、突き当たりに小さな空地が開け、新旧2棟の家が姿を現す。新しい方が中村さんの家、古い方は両親の住まいだ。新しい方の敷地には、かつて別の家が建っていた。
著者
伊香賀 俊治 小原 隆
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1121, pp.65-67, 2018-06-14

省エネ住宅の普及では近年、快適な住み心地やエネルギーコストの削減効果に加えて、「健康」との関係が注目され始めている。国が後押しする研究も活発だ。第一人者である慶応義塾大学の伊香賀俊治教授に、本誌特設サイト「省エネNext」編集長の小…
著者
堀部 安嗣 小原 隆
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1097, pp.32-37, 2017-06-08

Interview2016年6月〜17年1月に神戸市で開かれた「里山住宅博inKOBE2016」。同博で堀部安嗣氏は、ヴァンガードハウス「これからの家」の設計を手掛けた。その後も省エネ住宅に力を入れる。その考えを本誌ウェブ特設サイト「省エネNext」編集長の小原隆が聞く。
著者
柴田 亮子
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1143, pp.12-14, 2019-05-09

着工寸前だった再開発事業を新市長が白紙撤回した。自治体が認可し、推進していた計画の中止は許されるか。再開発組合が市を訴えた裁判で、組合の敗訴が確定した。権利変換の権限を巡る初の判例と見られる。
著者
安藤 忠雄 真部 保良
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.926, pp.61-63, 2010-05-24

欧米やアジアでもプロジェクトを手掛け、建設業界の社会的な位置付けが日本と大きく異なることを実感。品質管理など高い技術力を持ちながら海外で成果を上げられない日本人に必要なのは「対話」の力とみる。 (聞き手は本誌編集長、真部保良)─安藤さんは海外で仕事をされる機会も多いですね。海外と日本の違いをどう感じていますか。
著者
真部 保良
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.970, pp.56-59, 2012-02-25

スマートシティ、スマートハウスといった新たな街づくり、家づくりの分野に、様々な分野の主要企業が参入している。建築界の関心も、ようやく高まり始めたものの、一歩出遅れた感が否めない。業務領域拡大や新ビジネス展開が大いに期待できるこの分野を、もっと建築専門家が牽引していくべきではなかろうか。