著者
Hecker Zvi
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.642, pp.84-88, 1999-06-14

イスラエルを代表する建築設計者,ツヴィ・ヘッカー氏。80年代にはデコン派のひとりとして日本に紹介されたが,本人は自らを「古典的な建築家」と呼ぶ。現在はウィーンの大学で教べんを執るかたわら,テルアビブとベルリンに事務所を構える。90年代初めに国際コンペでとったベルリンのユダヤ人小学校などを題材に氏の建築観を聞いた。
著者
富田 裕
出版者
日経BP
雑誌
日経アーキテクチュア = Nikkei architecture (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1155, pp.38-40, 2019-11-14

同じ造成地に立つ複数の戸建て分譲住宅が不同沈下し、集団訴訟に発展した。売り主の不動産会社は「近隣工事の影響だ」と主張したが、裁判所は基礎選定に問題があったとして慰謝料を含む高額賠償を命じた。建物の不同沈下が判明した直後の対応は大…
著者
大江 匡 平島 寛
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.702, pp.38-41, 2001-10-01

IT(情報技術)関連の知見やプレゼンテーション手法を駆使して,仕事の領域を広げる。ここ最近は商業施設やデータセンター,再開発施設など,民間プロポーザルによる受注を中心に,年間4億〜5億円を売り上げる。設計事務所の正所員は現在,約20人。目標は「テクノロジーを基盤にしたヘルツォークやフォスターのような事務所」。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.637, pp.98-105, 1999-04-05

福岡県の南東,JR日豊本線・行橋(ゆくはし)駅で平成筑豊鉄道に乗り換えて約20分。列車は山あいへと入り,間もなく源じいの森駅に着く。赤村では,源氏ぼたるの生息地である駅周辺の環境を生かし,宿泊施設を持つ自然学習村を展開。年間7万3000人を集めている。また「Do you 農?」をうたい文句とする体験農業の試みは十数年に及び,都市部から多くの交流人口を呼んでいる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.735, pp.51-55, 2003-01-06

「『自然の恵みフェア』という食品展が東京ビッグサイトであります。そこで待ち合わせましょう」と場所が指定された。アンビエックスの代表を務める相根さがね昭典氏は,シックハウス対策の専門家として知られる設計者だ。それがなぜ食品展なのか? 記者の疑問は,展示会場に設営されていた日本有機食品認定連絡協議会のブースの前に行くまで解けなかった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.683, pp.101-105, 2001-01-01

s女性にホテルの運営を任せるなど,ユニークな経営で躍進するビジネスホテル東横イン。その陰に独自の設計・施工のしくみがあることは,あまり知られていない。sゼネコンが手掛ける躯体の工程と,サブコンが担う電気・設備・内装の工程が重ならないように分離した。s躯体を引き継ぐ際には,内部のコンクリートがまる見えの状態で検査する。
著者
岡 泰子
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.738, pp.82-89, 2003-02-17

マンションの騒音対策は古くて新しい問題だ。以前から居住者間でトラブルが多発していたが,ここにきて別種の問題が浮上している。柱や梁のない大きなリビングルーム,間取りが自由なフリープランの普及によって,騒音が発生しやすくなった。改修に伴うトラブルもある。新たな騒音トラブルを予防する新世代の技術が求められる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1034, pp.38-41, 2014-10-25

公立学校の施設の運営管理を、民間企業に委ねる─。そんな新しい取り組みが、複数の自治体で計画されている。背景には、施設を税金で運営する方式では、学校を維持できなくなるという危機感がある。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1108, pp.22-31, 2017-11-23

名古屋の新たな顔となる再開発地区「ささしまライブ24」が10月7日、待望の街開きを迎えた。同エリアは、名古屋駅から徒歩圏内にあり、「あおなみ線(名古屋臨海高速鉄道西名古屋港線)」の「ささしまライブ駅」からは約1分の立地だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.875, pp.100-105, 2008-05-26

東京・新宿のゴールデン街と向かい合うエントランスを通り、若い社員や来訪客が行き来する─。吉本興業グループが、昭和9年(1934年)築造の旧新宿区立四谷第五小学校の校舎をリノベーションし、東京本部の新社屋として使い始めた。 業務拡大に伴う人員増で、同本部は3〜4年ごとに移転を繰り返してきた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.697, pp.92-95, 2001-07-23

の号が出るころ,世界水泳選手権大会が福岡市で開催されている。人気種目である競泳とシンクロナイズドスイミングを行うメーン会場のプールは,大会期間中だけ使用する仮設のプールだ。既設のコンベンション施設「マリンメッセ福岡」のホールの内部に設置した。大会終了後は約1週間で撤去する。設置作業も約2週間で済ませた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1098, pp.48-51, 2017-06-22

日本人客も、現在は宿泊客の過半を占める外国人客も、ホテルを選ぶ目が厳しい旅慣れた層を主対象に据える。他のホテルと一味違う体験の提供は差別化のために必須だった。 増床では東西7.2mまたは6.3m、南北7mのスパンを基軸とする既存構造をそのままに、別邸…
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.809, pp.巻末4-9, 2005-11-14

木 造・平屋建ての建物は、内外とも黒い防腐剤が塗られ、落ち着いた雰囲気だ。垂木が露出した天井の中央にトップライトがあり、砂のままの床を明るく照らす。室内の一角にはステージ。CHARAやBONNIE PINKといった人気アーティストがここでライブを行った。ライブのないときには軽食などを提供するライブハウス兼海の家である。
著者
松岡 茂樹
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.757, pp.85-87, 2003-11-10

工務店や専門工事会社の見積もりを見て、その提示額が適正価格かどうかを見極めるのは簡単ではない。どうすれば適正価格に近づけることができるのか。工事コストの透明化に取り組む埼玉・川口市の工務店、ホームビルダーの松岡茂樹代表取締役に、見積もりの見方や対処法を基本から解説してもらう。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.712, pp.77-79, 2002-02-18

商業ビルのショーウインドーのガラスリブなど,ガラスを曲げ応力の加わる部位に使う例はすでに見慣れたものとなった。ガラスリブが一般化するにつれ,先進的な設計者たちは「ガラス構造」の可能性を探り始めた。 96年,東京国際フォーラム前に完成した地下鉄有楽町線キャノピー(70ページの写真!6)は,ガラスを構造材として使った初期の例として知られる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.750, pp.72-77, 2003-08-04

すずメッキの銅板を重ね合わせて張ったメタリックな外皮を持つ。シルバーに輝き、森の緑の中で存在感を放っている ロッテルダム近郊にある緑濃きセント・ローレンス墓地の一画が敷地だ。森閑とした趣きの中に出現したメカノー設計のチャペル(礼拝堂)は、不時着した異界からの飛行物体を連想させるたたずまいだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1132, pp.10-13, 2018-11-22

報告書では、点検の問題にも焦点を当てている。寿栄小では08年から17年の間に計4回、法定点検が実施されたが、当時の調査結果表でブロック塀の項目は「─」と記され、塀の問題は見過ごされてきた〔図3〕。 その理由を、点検業務を受託した6社に調査委員会が…
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1136, pp.52-63, 2019-01-24

東京都心部は2020年五輪開催に向け、高輪ゲートウェイ駅や虎ノ門ヒルズ駅などインフラ整備が大詰めを迎える。都市機能を更新し、国際競争力を高めるための魅力付けが進む。駅周辺や湾岸など、エリアごとの個性がより鮮明化してきた。
著者
山本 恵久 東 浩紀 藤村 龍至
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.915, pp.58-67, 2009-12-21

11月の平日。折からの悪天候で雨脚が強くなるなか、ショッピングモールの開業時間である午前10時にまずは千葉ニュータウン、北総線の印西牧の原駅に集合。徒歩1分の場所にある「BIGHOP(ビッグホップ)ガーデンモール印西」(2007年9月開業)から視察を開始した。