著者
菅野 博靖 田中 二郎
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.30, no.6, pp.p694-705, 1989-06-15
被引用文献数
5
著者
中島 浩
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.40, no.2, pp.195-197, 1999-02-15
被引用文献数
1
著者
高橋秀俊
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.14, 1973
被引用文献数
1
著者
結城 大輔
出版者
情報処理学会 ; 1960-
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.55, no.3, pp.247-252, 2014-02-15

大学に関連するソーシャルメディアの法的リスクについては,①学生関係(悪ふざけ等による炎上等),②教職員(就労環境に対する不満やハラスメント等),③その他(危機時のソーシャルメディア対応)等の独特の論点がある.大学ならではのソーシャルメディアガイドラインの策定(米国の例のように,教師と生徒の間での私的なやりとりを規制することも考えられる.)や,それに基づく研修の実践,内部告発や危機への対応等,必要な対策をとることが重要である.ソーシャルメディアが教育の現場で強力なツールと成り得ることに鑑みると,これらのリスクを正確に把握し,必要な対策をとりつつ,大学における積極的利用が推進されることが望まれる.
著者
堀内 征治
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.43-46, 2007-01-15
被引用文献数
1

我輩は「虫」である.住まいはPC.我がご主人が開発したプログラムの中で生まれ,運よく生き残っているバグである.ご主人は,高専3年生.全国の高専生がプログラミングの創造性と技術力を競う「全国高等専門学校第17回プログラミングコンテスト」(プロコン)に参加するためのソフトウェアを開発したチームリーダーを務めている.我輩は,彼をご主人と思っているが,彼は,まだ我輩の存在にも気づいていないという,不思議な関係でもある.そして,我々は今,このプロコン本選が開催される茨城県ひたちなか市に向かっている.新幹線から常磐線特急に乗り換えるまでは順調.1時間遅れの発車に不安感はあるものの,学生諸君は,徹夜を続けた体をシートに預け,電車は静かに上野を離れた.2006年10月7日の午後のことである.
著者
岩下 直行
出版者
情報処理学会 ; 1960-
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.59, no.12, pp.1095-1101, 2018-11-15

ここ数年,金融業界において大流行しているフィンテックという言葉は,銀行による新技術の導入,仮想通貨,キャッシュレス決済など,多義的に使われている.それらは多様だが,「インターネットを利用して顧客に新しい金融サービスを提供する」という点では共通している.同時に,新たな情報セキュリティ上の脅威を生み出し,新たな対策を必要とする点も同じである.しかし,ITによる利便性,生産性の向上を重視するのであれば,金融機関もその利用者も,システムとセキュリティに対する考え方を一歩進め,信頼できるものをしっかり峻別することが必要である.銀行とその利用者の奮起が期待されている.
著者
小原 史嗣
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.36, no.8, pp.770-774, 1995-08-15

社会の24時間化に伴い,オンラインサービス時間も延長されつつある.本稿では,大型汎用機で行っていたサービスを,フォールト・トレラント機に移行した実例を,苦労話を交えて紹介する.
著者
谷 聖一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.47, no.10, pp.1173-1176, 2006-10-15
被引用文献数
2

9月号の速報でお知らせしたように,国際情報オリンピック (International Olympiad in Informatics IOI) に日本から10年ぶりに4人の高校生が参加し,金メダルを2つ,銅メダル1つを獲得した.誌面をお借りして,選手たちの活躍ぶりやIOIの概要を報告する.まず,4名の日本選手を改めて紹介する.
著者
百瀬 定靖
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.18, no.10, pp.p1021-1024, 1977-10-15
被引用文献数
1
著者
古市 昌一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.50, no.4, pp.327-333, 2009-04-15
被引用文献数
1

米国ラスベガスで2009年1月に開催された2009CESの展示で,携帯端末やノートPCのモニタから大型の表示装置に至るまで,さまざまな機器で共通的に利用されて注目を集めていた技術の1つが,複数の接触点の位置を認識可能なマルチタッチ方式のタッチパネルであった.シングルタッチ方式のものは従来から列車の券売機等でおなじみであるが,携帯電話でマルチタッチ方式が最初に採用されたのは,2007年にApple社より発売されたiPhoneである.TVのCM等で,2本の指で巧みに画像を拡大・縮小し,指でなぞるジェスチャにより画像を動かす新しい操作法を初めて観たときの新鮮さを,多くの読者の皆さんは覚えているであろう.その後2008年から2009年にかけてはマルチタッチ方式のタッチパネルを採用したノート型PCの製品化が続いており,TV等を含む多くの表示装置がマルチタッチ方式のタッチパネルとなる日も遠くないと筆者は信じている. 今後さらにタッチパネルの大型化が進むと,会議のように多人数が協調作業する場でマルチタッチ方式が効果を発揮すると,読者の皆さんはお考えになるであろう.しかし,上述したマルチタッチ方式のタッチパネルはいずれもシングルユーザであり,大型化により多数の人が同時に操作できるようになったとしても,誰の指かをシステムが認識できないため,文字や図等を描く作業には適さないのである.会議等の協調作業の場で必須となる機能それは同時に触れている複数の指がそれぞれ誰のものであるかを認識するマルチユーザ機能である.本稿では,まずマルチタッチ方式を中心にタッチパネルによるヒューマンインタフェース研究の最前線を紹介した後マルチユーザ・マルチタッチ方式の技術紹介を通して今後の方向性と展望を紹介する.
著者
越後 富夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.41, no.4, pp.351-356, 2000-04-15
参考文献数
7
被引用文献数
2

ディジタル放送の開始とネットワークの広帯域化によりディジタル映像の流通が,数年内で急激に浸透することが予想される.そのとき,氾濫する映像データに対し,ディジタル化の利点を生かした映像の管理が重要課題である.本稿では,映像管理のための情報抽出と表現,そして応用について解説する.
著者
秋葉 拓哉
出版者
情報処理学会 ; 1960-
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.53, no.12, pp.1298-1304, 2012-11-15

ここ数年で,プログラミングコンテストにおける日本の実力は大きく向上し,今では世界的な強豪国の1つとなった.本稿では,まず,ACM-ICPC を始めとするプログラミングコンテストの紹介を改めて行い,プログラミングコンテストの面白さや意義,批判などについて議論すると共に,世界トップレベルの選手がどうやって育つのか,日本はなぜ強豪国となったか,などについて解説する.
著者
川嶋 稔夫
出版者
情報処理学会 ; 1960-
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.53, no.11, pp.1192-1197, 2012-10-15

観光都市函館は,歴史資料や古写真,古地図などの資料多数所有し,そのなかには観光の魅力を高めてくれるものが多く含まれている.地域デジタルアーカイブの取り組みを進めることで,観光事業のコンテンツの充実が期待できる.本稿では,著者らが推進してきた,函館圏地域デジタルアーカイブスのこれまでの取り組みを紹介するとともに,それを通じてみえてきた,地域コンテンツの観光への活用の現状をまとめてみたい.
著者
児玉 公信
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.54, no.11, pp.1176-1179, 2013-10-15

情報システム教育コンテストISECON2012において,応募作品「システム思考入門」が審査員特別賞を受賞した.この授業は,ISECON2008にも応募して優秀賞を得たが,審査で多くのアドバイスをもらった.その後5年間でさまざまな改良を施して,再度コンテストに応募した.主な改善点は,システム思考のバリエーションを3つ(ソフトシステム方法論,因果ループ図,「もの・こと」分析)に絞って討議の時間を増やした点,グループ討議のテーマを自分自身の問題に引きつけること,こうした活動をアクションリサーチとしてとらえ直す等である.この記事がシステム思考教育の発展につながることを期待する.
著者
松本 勉 大石 和臣 高橋 芳夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.49, no.7, pp.799-809, 2008-07-15
被引用文献数
2

通常はコピーできないビデオをコピーするようにプレイヤを改造することを困難にする,ICカード電子マネーを打出の小槌に変えさせないようにするといった耐タンパー技術は,システム実装に絡むセキュリティ技術であり,その内容が非公表であることが多く実態を掴みづらい.しかし,よりセキュアなシステムの構築を目指す立場からは耐タンパー技術に関して体系的な視点を持つことが重要である.本稿ではパソコン用のセキュリティチップTPMや組込みシステムに対して公表された最近の攻撃事例や研究成果を手掛かりとして,耐タンパー技術の現状と課題を探る.