著者
児玉 公信
雑誌
研究報告情報システムと社会環境(IS) (ISSN:21888809)
巻号頁・発行日
vol.2015-IS-133, no.1, pp.1-8, 2015-08-27

企業の基幹情報システムをアジャイルに再構築した経験を基に,アジャイルプロセスを再定義する.アジャイル開発への理解を混乱させている原因は,コンカレントエンジニアリングのとらえ方にあることを仮説し,統制された大規模アジャイルプロセスを再定義する.そこでは日本の製造業の設計プロセスで行われる “すり合わせ” がカギになる.
著者
亀井 邦裕 児玉 公信 細澤 あゆみ 成田 雅彦
雑誌
研究報告情報システムと社会環境(IS)
巻号頁・発行日
vol.2013-IS-125, no.3, pp.1-7, 2013-09-05

ビジネスシステムにおいて代金計算に伴う消費税の計算は必須であるが,消費税率の段階的引き上げや特例の導入などが見込まれている中で,税制改定に追随し,適用時点に応じた税額計算を,合理的に行う必要があるここには,過去の取引データの遡及的な修正も含む.このための概念モデルのあるべき姿を,取引 (商流) データおよび代金 (金流) データのモデルを含めて提案する.
著者
児玉 公信
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告情報システムと社会環境(IS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.120, pp.39-46, 2008-11-25

"SSM で使われるリッチピクチャは,多視点から対象システムの問題状況を記述する.リッチピクチャの書き方について明確な規定はなく,できるだけ言葉を使わないように推奨されるだけである.したがって,その図が問題状況を書き切れているかどうかの判断は,その参加者が納得するかだけである.一方,因果ループ図は対象システムの動的性格を記述するが,その重要変数を何にするかが恣意的に決められる.そのため,両図が,同じシステムの異なる側面を記述しているかどうかもわからない.ここで,リッチピクチャに記述した行為者とその間の関わりを計量可能な値の流れを記述し,これを因果ループ図の重要変数として記述することで,システムの問題状況を書く.同時に,相互の書ききれない部分が発見できることで,さらに深い状況の記述が可能になる."Rich-picture and causal-loop diagram are often used to depict the problematic situation of Human Activity Systems. By using a rich-picture, one can depict the relationships and connections among entities but not the dynamism of the system. When using a causal-loop diagram, it is difficult to identify the important variables describing the systems dynamics. This report proposes the use of a rich-picture to describe entities as various actors com-posing the system. The idea allows us to depict the value-flows among actors and identify the important variables for depicting in a causal-loop diagram, to avoid selecting important variables arbitrarily, and to observe the cause-and-effect structure by identifying relationships and value-flows not seen in rich-picture, as well as to depict rich-pictures more vividly.
著者
児玉 公信
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告情報システムと社会環境(IS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.81, pp.39-44, 2008-08-21

情報システムの機能要求を記述するために,ユースケースが一般的に使われるようになったが,その記述内容や粒度はまちまちであり,その意義も効果も十分に理解された上で使われているとは言えない.本報告では,行為者の仕事を 「もの・こと分析」 でいう 「基本変換」 としてとらえ,ユースケースを 「手段のもの」 として定義することを提案する.これによって,仕事の流れとユースケースおよびユースケース記述の位置づけが明らかになり,記述すべき内容を確定できる.Usecase has recently become a standard method of writing functional requirements for information systems. However, different styles and granularities are being used in dif ferent usecases because of misunderstandings regarding the meanings and benefits of the usecase method. This report proposes to treat the actions of an actor as the basic transftmnation of a "MONO-KOTO" analysis of Nakamura and to write usecase as a "THING of MEANS," a function to support the action. This treatment enables usecase writers to understand the usage of usecase and flow of actions while ensuring the provision of a good description of usecase.
著者
児玉 公信 水野 忠則
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.49, no.2, pp.902-909, 2008-02-15
被引用文献数
4

本論文は,生産管理領域の概念データモデル「CHARM(Cross Hierarchical Account Resource Model)」を提案する.本モデルは「勘定パターン」を骨格としており,会計領域で培われたベストプラクティスを生産管理領域にもたらす.これによって,未来在庫の把握および生産座席予約を合理的に扱うことができ,近年の日本の製造業における個別受注生産の比率の高まりにともなうさまざまな課題,すなわち製番に基づく生産計画,製品の個体管理,上流工程でまとめ作りした材料の引当て,原料から製品までのトレーサビリティの確保を実現できる.This paper proposes a new general model of the production management domain, the CHARM (Cross Hierarchical Account Resource Model). This model is based on the Account pattern. Inherent in the pattern are the best practices of the accounting field as applied to the manufacturing management area, enabling us to treat the inventory of the future and production seat booking reasonably. Therefore we can solve problems caused by the rise of the ratio of build-to-order in recent Japanese manufacturing. The problems primarily involve production planning, individual product management, manufacturing with accumulation in the upstream process, and ensuring the traceability from raw materials to products related to the seiban (manufacturing number).
著者
児玉 公信
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.54, no.11, pp.1176-1179, 2013-10-15

情報システム教育コンテストISECON2012において,応募作品「システム思考入門」が審査員特別賞を受賞した.この授業は,ISECON2008にも応募して優秀賞を得たが,審査で多くのアドバイスをもらった.その後5年間でさまざまな改良を施して,再度コンテストに応募した.主な改善点は,システム思考のバリエーションを3つ(ソフトシステム方法論,因果ループ図,「もの・こと」分析)に絞って討議の時間を増やした点,グループ討議のテーマを自分自身の問題に引きつけること,こうした活動をアクションリサーチとしてとらえ直す等である.この記事がシステム思考教育の発展につながることを期待する.
著者
児玉 公信
出版者
一般社団法人 日本人間工学会
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.41, no.3, pp.147-153, 2005-06-15 (Released:2010-03-15)
参考文献数
9

連続加算課題における計算エラーの研究では, これまで単体の計算行為だけに注目していた. しかし, 被験者は, 連続作業の条件でできるだけ多く計算を行うために下位作業を巧みに並列化する. 計算エラーの一部には, こうした並列作業の同期の失敗に起因するものがあると仮定して, それを検証するために後ろの小問をマスクする装置を用いた条件 (マスク条件) と, そのマスクを取り除いた装置を用いた条件 (透過条件) とで連続加算課題を課した. その結果, 透過条件では計算回数および同期の失敗に起因すると見られるエラーがマスク条件よりも多かった. また, 計算エラーはなんらかのアルゴリズムに起因するのではなく, 認知的難問に起因する可能性が見いだされた. このことから, 連続加算課題における計算エラーの分析には, 作業の並列性および認知的難問の観点を導入する必要性が示唆された.
著者
児玉 公信
雑誌
研究報告情報システムと社会環境(IS) (ISSN:21888809)
巻号頁・発行日
vol.2019-IS-147, no.7, pp.1-8, 2019-02-28

SESSAME WG2 の 「話題沸騰ポット」 の分析モデルには疑問がある.そのモデルでは,「ふた」 や 「給湯口」 がクラスとなっている.「ポット」 というシステムにおいて,「ふた」 や 「給湯口」 はどれほどのデータや責務を持っているというのだろうか.経験的に,このモデルは少なくとも二つの目的を混合していると感じる.一つはポットの制御システムの設計,もう一つはポットの物理的構造の設計,すなわち部品表である.従来の部品表のモデルは 「品目」 クラス間の再帰関連で記述され,そのインスタンス群は木構造となる.ここでは,「ふた」 や 「給湯口」 は 「品目」 クラスのインスタンスとされる.しかし,製品が多仕様化する現代では 「ふた」 や 「給湯口」 などの部品のバリエーションが多数あり,それゆえその間のリンクには明確な制約が必要となる.これを記述する部品表は Fowler のいう分析モデルの知識レベルにあるが,これまでデータモデルの視点でしか議論されないできた.本報告では,こうした多仕様の部品表を記述するためのモデリング要素としてステレオタイプ <<item>> を提案し,「話題沸騰ポット」 の多仕様版のモデルを記述してみる.この作業を通して,制御システムとのモデルの分離を試みる.
著者
亀井 邦裕 児玉 公信 細澤 あゆみ 成田 雅彦
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告情報システムと社会環境(IS)
巻号頁・発行日
vol.2013, no.3, pp.1-7, 2013-09-05

ビジネスシステムにおいて代金計算に伴う消費税の計算は必須であるが,消費税率の段階的引き上げや特例の導入などが見込まれている中で,税制改定に追随し,適用時点に応じた税額計算を,合理的に行う必要があるここには,過去の取引データの遡及的な修正も含む.このための概念モデルのあるべき姿を,取引 (商流) データおよび代金 (金流) データのモデルを含めて提案する.Calculation of consumption tax accompanied with the price calculation is inevitable in the business information system. However, it will be more difficult to catch up the tax revision and calculate the tax reasonably in accordance with the applicable time, because of expected gradual increase in the tax rate and uncertain application of special exceptions. In addition, the calculation must include retrospective fix of transaction data in the past. In this paper, we propose the conceptual model for consumption tax calculation, which can be an ideal one, because it includes models of the transaction representing commercial distribution and billing as the example of money distribution, which are the organizational basic activities.
著者
児玉 公信
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告情報システムと社会環境(IS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.4, pp.1-7, 2009-09-07

生産管理システムと金融業務システムは,まったく異なるように見える.作業の計画と実行を,時間軸に配置された予定イベントのネットワークとその実績ととらえ,個々のイベントを勘定パターンで表現し,在庫 (残高) の時間的推移を追跡できるようにすること,業務プロセスを生産計画 (契約) のライフサイクルを管理するものと見なすことで,共通の概念モデルで扱うことができる.この実装に向けて,計画を立てるための知識システム,計画の実行を予定と実績のイベントとして記録する実行システム,計画のライフサイクルの進行を促す業務インタフェース,これらの状況をモニタする報告システムからなるシステムアーキテクチャを設定する.そのうえで,2 つのビジネスの本質的な共通性と特殊性について議論する.Though production management systems and financial operation systems seem quite different, they can be dealt with using a common conceptual model by making the following assumptions. (1) Business plans and plan executions can be described as a network of planned tasks and their results. (2) By describing each task using the Account Pattern, the value-flow over time can be tracked. (3) Business processes can be defined as several series of events that make progress in the life cycle of the production plan or the contract. To implement this model, a system architecture was designed consisting of a Knowledge System to create the networks, an Execution System to record the events of plans and results, a Business Interface to move the life cycle of the plan or the contract forward, and a Reporting System to monitor the business situation. In this report, we discuss the commonality and variability between two types of business systems based on the above model and system architecture.
著者
児玉 公信
出版者
日本情報経営学会
雑誌
日本情報経営学会誌 (ISSN:18822614)
巻号頁・発行日
vol.28, no.2, pp.77-87, 2007-12-20
被引用文献数
3

To ensure that enterprise information systems are effective, the information systems division of an enterprise must clearly specify its requirements for the entire system, not just the software to be constructed. The information systems cycle is the continuous course of action by which enterprise information systems are constructed. It is important that the owner of the information systems specify his proto-requirements, defined as the requirements of the information systems, at an early stage of the cycle. This paper discusses how pattern language, a concept from architectonics, can be used to stipulate proto-requirements. In software engineering, applications based on pattern language have produced significant results in many books, including the Design Patterns. However these applications only focused on the aspect of the pattern format of pattern language. Originally, the concept of pattern language means continuous activities for building, which are called the timeless way. In information systems engineering, when focusing on this aspect, pattern language could be regarded as a mechanism to incorporate the requirements and design constraints of information systems into itself as organizational learning.
著者
児玉 公信 水野 忠則
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告ソフトウェア工学(SE) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.52, pp.49-56, 2007-05-28
被引用文献数
2

ソフトウエア工学では,建築学のパタン・ランゲージをノウハウの記述形式という側面のみに注目して,デザイン・パターンやソフトウエア・アーキテクチャ・パターンといった大きな成果を産んだ.しかし,パタン・ランゲージのもう一つの側面である「たゆまざる道」という継続的な活動に着目すると,これは,情報システムの要求記述や設計制約を,組織学習として組み込んだ理想的な仕組みであることがわかる.本稿では,こうした観点から,企業情報システム構築のプロセスを,「情報システムサイクル」として規定し,これにパタン・ランゲージを組み込むことの意義と課題について議論する.Software engineering yielded the big fruits of the Design Patterns and POSA, etc using the Pattern Language of architectonics, but they only focused on the side of the format of the pattern as know-how description. Focusing on another side of the Pattern Language, "timeless way" as continuous activities, we can find that the Pattern Language is an ideal mechanism to incorporate the requirements and the design constraint of information sys-tems into itself as organization learning. In this paper, "The Information Systems Cycle" is provided for the building process of the enterprise information systems from such a viewpoint, and the meaning and the problem to incorporate the Pattern Language into the cycle are discussed.
著者
児玉 公信 水野 忠則
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告組込みシステム(EMB) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.52, pp.49-56, 2007-05-28

ソフトウエア工学では,建築学のパタン・ランゲージをノウハウの記述形式という側面のみに注目して,デザイン・パターンやソフトウエア・アーキテクチャ・パターンといった大きな成果を産んだ.しかし,パタン・ランゲージのもう一つの側面である「たゆまざる道」という継続的な活動に着目すると,これは,情報システムの要求記述や設計制約を,組織学習として組み込んだ理想的な仕組みであることがわかる.本稿では,こうした観点から,企業情報システム構築のプロセスを,「情報システムサイクル」として規定し,これにパタン・ランゲージを組み込むことの意義と課題について議論する.Software engineering yielded the big fruits of the Design Patterns and POSA, etc using the Pattern Language of architectonics, but they only focused on the side of the format of the pattern as know-how description. Focusing on another side of the Pattern Language, "timeless way" as continuous activities, we can find that the Pattern Language is an ideal mechanism to incorporate the requirements and the design constraint of information sys-tems into itself as organization learning. In this paper, "The Information Systems Cycle" is provided for the building process of the enterprise information systems from such a viewpoint, and the meaning and the problem to incorporate the Pattern Language into the cycle are discussed.
著者
児玉 公信
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SWIM, ソフトウェアインタプライズモデリング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.519, pp.1-3, 2006-01-11
被引用文献数
1

ビジネスモデルをビジネス上の課題を引き出すためのモデル, 概念モデルを情報システムの要求を記述するためのツールと定義する. 本講演では, 前報告(2003)で紹介したMarshallの方法とEriksson & Penkerのビジネスパターンおよびビジネスプロセスパターンを除いて, UMLによるモデルを使用しているいくつかの標準化活動の動向を紹介する.
著者
児玉 公信
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告情報システムと社会環境(IS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.114, pp.23-30, 2006-11-06

個別受注生産の比率が高い生産管理システムでは,製番に基づく,生産計画と実施,フルペギング,実行スケジューリング,実績把握,上流工程でのまとめ作り,原料から製品までのトレーサビリティの実現が主要な課題となっている.本報告では,既存のモデルを再構成することで得た,これらの課題を解決する生産管理領域の概念データモデルを提案する.また,本モデルの特長について述べ,モデルから得られた生産座席予約の本質的な意味について述べる.In the production control system that the proportion of build-to-orders is higher, it becomes major problems to realize the production planning and operation, full pegging, dispatching scheduling, reporting results, lot arrangement (or grouping) at upper-stream processes, traceability from raw materials to products, which all are related to "seiban". In this report, a conceptual data model of a production control domain solving these problems which is recognized by refactoring existing model is proposed, the features are explained, and an essential meaning of the production seat reservation technique in the model is provided.
著者
中谷 多哉子 羽生田 栄一 黒川 利明 直田 繁樹 大須賀 昭彦 児玉 公信 増村 均 中村 正規 田中 立二
出版者
The Institute of Electrical Engineers of Japan
雑誌
電気学会論文誌. C, 電子・情報・システム部門誌 = The transactions of the Institute of Electrical Engineers of Japan. C, A publication of Electronics, Information and System Society (ISSN:03854221)
巻号頁・発行日
vol.123, no.4, pp.640-648, 2003-04-01
被引用文献数
1 1

Object-oriented technology is used for the software of the large range, and its application fields are increasing. Object-oriented technology is also accepted naturally in the field of Internet application. Consequently, developments of new kinds of object-oriented technologies have been performed. Agent technology has been developed based on an object-oriented concept, and may have a great evolution with applying to applications of Internet field. In this paper, authors introduce the latest trend and the example of application of such object-oriented technology and agent technology.
著者
久保 晋 児玉 公信
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告情報システムと社会環境(IS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2000, no.99, pp.13-18, 2000-10-26

製造業における技術データは、製品や部品の構成を親子関係で表現する構成データと、品目ごとの製造手順と生産資源の関係を表現する製造手順データからなるものである。われわれは、日本の製造業の物作りの特徴を活かした生産方式である日本型マス・カスタマイゼーションの中核となる新技術データ管理システム:SPBOM (Series Products Bill of Manufacturing)を開発した。SPBOMは、従来分離されていた部品表と製造手順データを統合した。また、品目群という概念を導入して、類似品を管理することで、その物作りの過程を素朴に表現することを可能とするものである。SPBOMの開発は、オブジェクト指向技術を使って分析,設計,実装されている。ここでは、このSPBOMの特徴、そしてオブジェ外指向と開発の係わりを紹介する。The bill of material(BOM) and the routing data are the engineering data used in a manufacturing industry. A structual information in the BOM is represented in the pair of a parent and a child, and the routing data represents the manufacturing method and the production resource. We developed a new engineering data management system: SPBOM(Series Products Bill of Manufacturing). SPBOM is expected as a kernel of Japanese style mass customization that is a production method adapted to the features of a production style in Japanese Production industry. A BOM and a routing data, which are separated in a conventional system, are integrated in to a new data structure SPBOM. And, by introducing the concept, "Series Products", it can represent the manufacturing process straightforwardly. The development of SPBOM was based on an object-oriented technology in the process of an analysis, a design, and an implementation. We introduce the features of SPBOM and how and object-oriented technology was used in SPBOM and its development.
著者
児玉 公信
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告情報システムと社会環境(IS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.62, pp.71-78, 2001-06-26

ビジネスモデルとは,ビジネスがどのように機能するかを抽象化してとらえたものである.本稿では,モデリングに関する概念を整理し,UMLとその拡張を用いてデータモデリングとビジネスモデリングの手法を紹介する.次に,これをいくつかの事例に適用して結果を評価し,最後にいくつかの課題について述べる.Business Model is a model that captures abstractly how the business is functioned. In this paper, I will arrange the concepts of modeling, introduce some techniques of data modeling and business modeling using UML and its extension, then apply them to some cases and evaluate the results. Finally, I will state some issues to be resolved.
著者
亀井 邦裕 児玉 公信 細澤 あゆみ 成田 雅彦
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.56, no.5, pp.1351-1362, 2015-05-15

企業情報システムは変化する企業環境に対し,柔軟で機敏な対応を迫られている.そこで稼働するビジネス系アプリケーションは短期間での構築が可能で,なおかつ変化に強い構造を持っており,再利用開発が可能でなければならない.それは経験に裏打ちされた合理的な概念構造を持ち,変化する部分と固定部分が明確に分かれた実装構造となっているはずである.本論文は,そのようなアプリケーションを開発するための1つの取組みとして,概念モデルに基づく実装方法を試行し,消費税計算などの公開可能な題材を用いた概念モデル,実装モデルなどを成果として提示する.
著者
児玉 公信
雑誌
研究報告 情報システムと社会環境(IS)
巻号頁・発行日
vol.2012-IS-120, no.3, pp.1-8, 2012-05-28

基幹情報システムをシステムアプローチに基づいて改革的に再構築するための方法を提案する.システムアプローチでは,問題の解決に原因除去を行わない.本方法では,問題が解決された新しいシステムを構想するために業務シナリオを書いて,業務構想書 (Concept of Operations) としてまとめる.それに基づいて仕事を設計し,その仕事の遂行を支援する機能を発明してユースケースとして記述する.企業情報システムを 4 つの管理階層と 3 つの業務相でドメインを分割し,その単位でドメインモデルを描く.これを中心とするようにユースケースを配置してサブシステムモジュールとし,その間を疎結合するインタフェースを設計する.こうしてできたユースケース,ドメインモデル,アーキテクチャを整合するよう調整して,要求仕様とする.