著者
芝 哲夫
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.16, no.9, pp.583-590, 1978-09-25 (Released:2009-05-25)
参考文献数
20
被引用文献数
1 1
著者
木下 政人
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.53, no.7, pp.449-454, 2015-06-20 (Released:2016-06-20)
参考文献数
15

近年,CRISPR/Cas9やTALENなどを用いたゲノム編集技術が急速に進展し,非モデル生物においてもゲノムの改変が容易になった.同様に各生物におけるゲノム情報もますます充実してきている.このような背景の下,ゲノム編集技術は今後,水産業にも大きな影響を及ぼすと考えられる.本稿では,これまでの遺伝子導入技術とゲノム編集技術の違いを述べ,ゲノム編集技術の一つである遺伝子破壊技術を用いた養殖マダイでの育種の試みを紹介する.そして,ゲノム編集技術の水産生物への有効性と可能性,および,今後解決すべき課題について論じる.
著者
桑本 融
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.22, no.7, pp.439-445, 1984-07-25 (Released:2009-05-25)
参考文献数
7
被引用文献数
1
著者
斉藤 昌之
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.50, no.1, pp.23-29, 2012-01-01 (Released:2013-01-01)
参考文献数
33

褐色脂肪は代謝的熱産生を行なう特異的な脂肪組織であり,寒冷環境下での体温維持やエネルギー消費の自律的調節に関わっている.褐色脂肪に関する従来の知見の大部分は冬眠動物や実験動物から得られたものであったが,最近成人にも褐色脂肪が存在し実際に機能していることが明らかにされ,肥満やメタボリックシンドロームとの関係で注目を集めている.ここでは,マウスなどでの知見をまとめてから,ヒト褐色脂肪研究の現状について食品成分による活性化の可能性を含めて紹介する.