著者
滝口 清昭 伊藤 誠吾 河野 賢司 袖山 洋子
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
国際生命情報科学会誌 (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.9-22, 2011

サメが生餌の発する微弱な電界を検知する生体センサには,大きな謎がある.それは最新テクノロジーでも到底実現しえない超高感度を接地なしに実現していることである.我々はサメの電界検知器の構造にヒントを得て新しい素子の試作に成功した.またレーザ光等の光照射によって物質や生体の表面に準静電界の発生を見出し,それを用いた新しい可視化技術を開発した.これは表面だけではなく対象物内部の電気特性を可視化できるものである.
著者
町 好雄
出版者
International Society of Life Information Science
雑誌
国際生命情報科学会誌 (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.19, no.1, pp.69-74, 2001-03-01 (Released:2019-04-30)

特製トルマリン粉末をポリエステルに練り込んだ糸を用いて布にした場合と、単にポリエステルのみで作られた布を使った場合の人体に与える効果を生理測定を行った。その結果、人体を遠赤外線効果で暖める効果があることがわかった。また、脳波からも心電図のR点電位の変化からも副交感神経系が優位になっており、GSRからもその効果が理解できた。また、血圧、血中酸素濃度にも良い効果やGSRからもリラックスさせる効果があることがわかった。
著者
古賀 義久 栗田 昌裕
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
国際生命情報科学会誌 (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.21, no.1, pp.215-217, 2003

過去のわれわれの研究により変動磁場や裸眼立体視訓練による視力改善効果が示された。その効果を別な集団で再検討し、両者を併用した際の長期効果を検討した。【方法】対象は栗田式視力回復法講習の成人受講者10名。1週間に一度ずつ10回集まって訓練を行った。奇数週は「3分間後頭部磁気照射」(以下、磁気照射)、偶数週は「裸眼3D視」(以下、3D訓練)を行い、訓練前後で視力を測定し、5週ずつの平均値をデータとして使用した。【結果】以下平均値で示す。左右裸眼視力は、磁気照射では0.40→0.51となり0.11増加(28%増加)、3D訓練では0.42→0.51となり0.09増加した(21%増加)。左右矯正視力は、磁気照射では1.04→1.23となり0.19増加(18%増加)、3D訓練では1.06→1.28となり0.22増加した(21%増加)。裸眼視力と矯正視力のいずれでも、前後差と前後比に関して磁気照射と3D訓練の間には有意差を見なかった。十週間の長期効果は以下の通り。両裸眼視力は0.18→0.66と改善(0.36増加)。倍率の平均値は2.36倍、平均値相互の倍率は2.18倍だった。両矯正視力は0.78→1.71と改善(0.92増加)。倍率の平均値は2.25倍で、平均値の倍率は2.19倍だった。【考察】磁気照射と3D訓練には即時視力改善効果があることと、両者の効果には有意差はないこととが再確認できた。両者を併用して10週間訓練すると、視力が長期的に改善することが示された。
著者
橋爪 秀一 河野 貴美子 小久保 秀之 山本 幹男 桂川 秀嗣 鎌田 明彦 渡辺 恒夫
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
国際生命情報科学会誌 (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.32, no.1, pp.73-77, 2014

甘味料のストレス改善効果を、心理生理学指標である皮膚伝導水準(SCL)と心拍(HR)とを用いて評価することを試みた。10名の大学生が被験者として参加し、先ずは3分間の安静の後、5分間の内田クレペリン検査及び3分間の暗算により、ストレスを負荷した。その後、甘味料として砂糖、エリスリトール及びサッカリン、更にはコントロールとしての5%デンプンペーストを1分間で摂取した後、椅子に静かに開眼で座ることによる安静を10分間、更に閉眼での安静を3分間行った。RussellとLaniusの気分特性モデル(Russell and Lanius model of the affective quality)により解析した結果、砂糖のみが強いストレス改善効果を有することが明らかになった。これらの結果から、甘味にストレス改善効果があるのではなく、砂糖は砂糖自身にストレス改善効果があると考えられる。
著者
吉田 勝志 吉福 康郎 青木 孝志 足達 義則
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
国際生命情報科学会誌 (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.20, no.2, pp.563-569, 2002

気功の一種であるスワイショウが下肢筋群に及ぼす影響を重心動揺の計測によって調べた。被検者は、10分間のスワイショウを4回続けて実施した。スワイショウの実施により、どの被検者の重心動揺の軌跡長も顕著に増加した。その傾向は、2回目のスワイショウ実施後まで漸増し、その後安定した。スワイショウによる軌跡長の増加は安静直後に比べおよそ1.7〜1.8倍、重心動揺の面積の増加はおよそ1.9〜2.0倍であった。これらの結果と被検者の感想から、スワイショウはかなり強い負荷強度であり、特に下肢筋力の衰えた高齢者に対し良い運動負荷となること、その効果的な実施時間は約20分であることが明らかになった。
著者
境田 英昭 小久保 秀之 山本 幹男 平澤 雅彦 河野 貴美子 町 好雄
出版者
International Society of Life Information Science
雑誌
国際生命情報科学会誌 (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.18, no.1, pp.276-282, 2000-03-01 (Released:2019-04-30)
参考文献数
5
被引用文献数
1

気功は、中国の心身鍛練方法の一種と言われている。その気功練習者の身体からある周期に変調された放射赤外線が検出されたという報告がある。さらに、その周期は呼吸周期と一致するという報告もある。著者らは、放射赤外線を検出する装置を自作し実験を行った。この放射赤外線検出装置においても放射赤外線に呼吸周期と一致する周期が測定された。また、放射赤外線は皮膚表面温度と深く関係しているので、皮膚に直接温度センサを付けた実験も行われた。このセンサにおいても呼吸周期と一致する周期が測定された。また、他の分野で、皮膚表面温度から呼吸数を推定する研究報告がある。本研究によって、気功時における放射赤外線の変調は、呼吸の変化が皮膚表面温度の変化として表れたことに起因すると示唆された。
著者
根本 泰行
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
国際生命情報科学会誌 (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.38, no.1, 2020

故・江本勝博士は、1999年に水の氷結結晶写真集『水からの伝言』を出版した。『水からの伝言』の真意は、水の結晶写真を通じて、一般の人々に「水は情報を記憶する」ということ、さらには「意識によって人は物質世界に影響を与えることができる」ということを伝えることにあった。従来科学の枠組みにおいては、「水の情報記憶」について、なかなか認められなかったために、「『水からの伝言』は非科学的である」との批判を受けてきたものの、『水からの伝言』は様々な言語に翻訳されて世界各国に伝わっていき、多くの一般の人々が結晶写真について知ることとなった。しかしながら、『水からの伝言』が世界中に広まっていったことに呼応するように、過去10年ほどの間に、世界のトップレベルの科学者たちから、「水は情報を記憶する」ということを示唆する―もしくは完全に証明する―証拠が提示されてきている。ルパート・シェルドレイク博士の「形態場」仮説によれば、「多くの人々が何らかの事柄について学習すると、その効果は、形態共鳴を通して、それらの人々と直接的な接触のない人々に対しても、広がっていく」と考えられる。『水からの伝言』を知ることによって多くの人々が水の結晶写真を認知したことにより、「水は情報を記憶する」という可能性が人類の「形態場」にアップロードされ、さらには「形態共鳴」を通じて、人類全体の意識に広まった。最新の水の科学の世界において、「水は情報を記憶する」ということが実験的に示唆もしくは証明されるまでに至った理由として、そのような作用が働いたのではないか。その可能性について、議論する。
著者
豊田 茂芳
出版者
International Society of Life Information Science
雑誌
国際生命情報科学会誌 (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.24, no.2, pp.455-460, 2006-09-01 (Released:2019-05-03)
参考文献数
3

手術に対する不安や緊張は、手術を予定された患者にとって精神的ストレスとなる。自然療法の1つであるバッチフラワーレメディの中の1つであるレスキューレメディが、各種のストレスに対して緩和作用があると言われている。そこで今回、レスキューレメディが麻酔前投薬に有用かどうかを検討した。ランダム化比較試験を二重盲検法にて行い、レスキューレメディ使用群と対照群に分けた。測定は服用回数及び手術室入室時の血圧及び心拍数、VAS (視覚的評価スケール)を用いた不安・緊張度(A-VAS)を手術前日と手術室入室時に行った。心拍数に関して、レスキューレメディ使用群は対照群と比較して減少傾向を認めた。服用回数については、レスキューレメディ使用群は対照群に比較して有意に低下した。レスキューレメディには手術時の不安や緊張を和らげ、麻酔前投薬になり得る可能性が示唆された。
著者
崔 舜翔 亀井 勉 小林 洋子
出版者
International Society of Life Information Science
雑誌
国際生命情報科学会誌 (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.82-83, 2013-03-01 (Released:2018-12-11)

【目的】薬物を一切使わずに、気功入静法、刺絡療法と催眠療法の三者の同時導入により、摂食障害の諸症状の著しい改善が見られた一症例を報告する。【材料と方法】35歳、女性、幼児ごろより周りからのいじめ、未成年時の家出により、14歳から現在まで21年間摂食障害を患う。主な症状として、食事に対する恐怖心と罪悪感、人との外食や出勤時の食事ができず、仕事から帰宅すると暴食し、その自覚もなく、過食と嘔吐を繰り返す。また、20年以上の不眠症、左腹部の鈍痛感、呼吸困難に陥いたりする。鍼灸、整体、マッサージ、催眠療法、瞑想等各種治療法を試みたが、改善は得られなかった。2012年11月から、当院で気功入静法、刺絡療法と催眠療法と3つの組合せ治療を受ける。気功入静法は、徐々に時間を初回の15分から最長150分まで延ばし、呼吸法を行わずに、「人天合一、物我両忘」の虚無境界に入る方法を指導した。気功入静法のみを通じて摂食障害の要因ときっかけを探ることにした。刺絡療法は3回目以降から12正経の井穴に、自宅で週2~3回程度に行うように指導した。催眠療法は、3回目から1回約20分行い、気功入静法を実践するにつれて健康意識が自然に高まるという一般的な暗示を入れた。【結果】治療開始から今までの2ヶ月間計9回の治療(1回治療3時間)を経って、現在嘔吐はまだ多少あるものの、食事量が過食時の三分の一まで減り、上記の諸症状すべてが消え、著しい改善が認められた。【考察及び結論】中医理論では、喜・怒・思・憂・悲・恐・驚などの感情が行き過ぎると、陰陽のバランスの崩れ、気血の運行の乱れと臓腑の機能失調をもたらし、疾病を起こすとされる。本人が5回の指導と治療によって気功入静法をマスターできたために、気功入静による心理的障害の除去と健康増進の効果が現れたと考えられる。また、全身12経絡への刺絡療法によって自律神経と体性神経の異常亢進を抑制でき、そして、催眠療法によって健康意識が高まった。この三つの療法の相乗効果によって行き過ぎた感情が調整されたことが陰陽と気血及び臓腑の機能の改善につながり、結果的に摂食障害の諸症状の顕著な改善につながったと考えられる。
著者
樋口 雄三
出版者
International Society of Life Information Science
雑誌
国際生命情報科学会誌 (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.24, no.2, pp.295-298, 2006-09-01 (Released:2019-05-03)

現代医療は最高の水準にあり、検査機器も高度に発達しているにもかかわらず、病気が治らないのは現代医学が病気の本質を捉えていないからである。精神的ストレスや生活習慣の誤りなどによるものは現代医療で治療できるが、残りは気の不足と滞り、霊障によるものである。近年ようやく代替医療が取り入れられ、統合医療が行われるようになってきたが、それでも不十分でさらに霊的施療を加えた高次元医療でなければならない。高いレベルの氣功師や霊的施療によって著しい効果が認められた症例を紹介する。
著者
菅野 久信 白水 重憲 白水 鋭子 川俣 保美 堤 巌
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
国際生命情報科学会誌 (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.208-214, 2002

マイナスイオンが生体に及ぼす効果の評価に着手した。超音波加湿によりマイナスイオンを発生させ、被験者の心拍・血圧変動、加速度脈波及び末梢血流量を測定した。被験者の交感神経活動が大きい場合には、その抑制により血管の緊張を緩和する効果がある事が示唆された。
著者
青木 孝志 足達 義則
出版者
International Society of Life Information Science
雑誌
国際生命情報科学会誌 (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.25, no.1, pp.133-139, 2007-03-01 (Released:2019-04-30)
参考文献数
5

暗記や勉強を行うときは、室内を歩き回りながら行うと効果的であるといわれている。しかしパソコン作業などのデスクワーク中に歩き回ることはできない。デスクワーク作業中に可能な運動としては微小揺脚運動(貧乏ゆすり)が考えられる。しかし、これは歩行に比べだらエネルギー消費が非常に小さくなる運動規模の非常に小さい運動である。本研究では貧乏ゆすりが良導絡(電気的な経絡)の自律神経活動に与える効果をノイロメトリー法による皮膚電気反応測定により吟味した。被験者は22-23歳の健康な男子10人である。運動時間は4分間である。貧乏ゆすり前に4分間、貧乏ゆすり後に8分間のノイロメトリーを行った。貧乏ゆすり前に比べ運動後の初めの4分間は良導絡の皮膚電気伝導が上昇した。次の4分間に大略元に戻る傾向があった。従って貧乏ゆすりのような小規模な運動といえど、統計的有意に良導絡自律神経活動を活性化することが示唆される。また、良導絡自律神経情報系LH_2およびLH_3に影響が大きく現れる傾向が見られた。逆に、 LH_5およびLH_6への影響は比較的小さい傾向があった。
著者
町 好雄 劉 超 呉 人照
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
国際生命情報科学会誌 (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.200-208, 1997

小周天という気功は一見座禅のように見える。この功法は、気を督脈から任脈に回すというが、これは目で見ることは出来ない。この報告はそれの科学的な測定の結果について報告するものである。その結果、呼吸が大切な働きをしており、呼吸の吸気と呼気を利用して回していることが判った。順式の呼吸で吸気の最大時にアルファ波が後頭葉から前頭葉に接げて、気の回転が督脈から任脈を回る一回となっている。また、心拍数、心電図のR点のリズムや脈波の電位が気功前に比べて変化することも判った。
著者
鈴木 昭二 足達 義則 青木 孝志 川口 雅司
出版者
International Society of Life Information Science
雑誌
国際生命情報科学会誌 (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.28, no.1, pp.163-170, 2010-03-01 (Released:2018-12-18)
参考文献数
4

本論文では、負性インピーダンス変換器(NIC)を用いた等価回路決定法における測定回路の改良を提案している。この方法では、一箇所の測定が数分でできる利点がある。測定原理は、OPアンプの仮想接地の概念を利用し、非接地キャパシタンスCだけの回路にしておき、それを外部に付けたコイルと共振させて、その共振周波数からCの値を測定している。改良された測定回路では測定精度も改良されている。
著者
劉 超 福田 健(劉 町 好雄
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
国際生命情報科学会誌 (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.29-40, 2004
被引用文献数
14 188

外気功治療法は、中国の中医伝統治療法の一つである。流動大手印は、仏家の手印と道家の指訣から発展してきた治療行為の内の一つである。この気功法は、特に、手、指の活動における各姿勢の順番を組み合わせ、また、意識を心の感覚によって、心身統一させる外気治療法である。ここで流動大手印におけるいくつかの難病の治療結果(アトピー性皮膚炎、緑内障、糖尿病その他)を示し、また、流動大手印の考え方を紹介する。
著者
大門 正幸
出版者
International Society of Life Information Science
雑誌
国際生命情報科学会誌 (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.36, no.2, pp.104, 2018 (Released:2018-12-07)
参考文献数
27

Ohkado and Ikegawa (2014)やOhkado (2015)で示したように、1960年代にイアン・スティーヴンソン博士が開始した過去生記憶を語る子供達の調査・研究は、中間生記憶や狭義の胎内記憶、誕生時記憶と合わせて、「脳還元主義では説明できない記憶の研究」として包括的に扱うことが可能である。本稿では、これらの記憶の総称として、池川明博士が提唱し、広く知られるようになった「胎内記憶」という用語を用いることにする。胎内記憶研究について提起される批判のひとつは、子供が記憶について語り始めた時点から調査が開始される時点までに時間差があるために、周りの影響によって子供の記憶が変えられてしまっているのではないか、という懸念である。一般に、子供が大人よりも被暗示性が高いという事実を勘案すると、この問題の克服は胎内記憶研究にとって大変重要な課題であると言える。本稿では、そのような問題に対する対策の一つとして、胎内記憶を語ったことのない子供に記憶について訊ねる場面を録音する方法を提案したい。
著者
種市 孝
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
国際生命情報科学会誌 (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.33, no.2, pp.145-149, 2015-09-01 (Released:2018-10-03)
参考文献数
3

パラサイトフェルミオンモデルは、高次元宇宙内で考えられる物質粒子の新規な存在様式の提案である。このモデルを心身問題に適用する試みは、超常現象が高次元宇宙描像に基づく物理学の研究対象となり得ることを示している。
著者
木戸 眞美 佐藤 眞志
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
国際生命情報科学会誌 (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.19, no.1, pp.200-209, 2001-03-01 (Released:2019-04-30)
被引用文献数
1

気功やヒーリングの延長としてしばしば行われている遠隔治療^<1)>を科学計測により調べた。東京の気功師から仙台の受け手に気を送り、その時の受け手の変化を血流及び自律神経機能関連の情報が得られる単一矩形パルス法^<2)>と脳内酸素代謝を測る近赤外線分光法により計測した。結果は気功により「受け手」に日頃不調な部分の身体の動きや下腹部の陥没が起こり、光のイメージを見たり心身ともに充足を感じたなどの報告が得られた。そしてそれに伴う生体変化が計測された。
著者
内田 誠也 藏本 逸雄 菅野 久信
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
国際生命情報科学会誌 (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.14, no.2, pp.153-161, 1996

本研究では、ヒーリングした木の葉のコロナ放電写真(キルリアン写真)のパターンの変化を研究した。対照実験と施術実験70づつ行ない、32人の施術者について調べた。測定については、木の葉の放電パターンと重量の変化を計測した。その結果、施術実験および対照実験の木の葉の重量がともに減少した。しかし、放電量について、施術された側の木の葉の減少の抑制が観測された。このことは、施術者が木の葉に対しなんらかの影響与えたことを示し、このコロナ放電写真が施術の効果を検定する一つのツールとなりうることが示唆された。