著者
宮里 勉 井上 誠喜
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 : 映像情報メディア (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.53, no.3, pp.429-432, 1999-03-20
被引用文献数
3

国宝級の陶芸品などの実物の代わりにCGで再現・展示する際に, 見る方向を自由に変える展示方法だけでなく, 観客の持つ光源による透視ライトの照射という対話的な操作で, 希望する領域が透けて見えるMagic Lightシステムについて述べる.
著者
矢後 妃奈子 中山 実
出版者
The Institute of Image Information and Television Engineers
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.69, no.5, pp.J190-J196, 2015

本稿では,漢字画像の特徴が漢字一文字を用いたRSVP実験における注意の瞬き現象に与える影響を検討した.画像特徴量として,漢字画像の離散コサイン変換(DCT)を用いてDCT係数による2種類の指標を導入した.すなわち,DCT係数でのDC成分で表される画像の平均輝度に相当する値と,画像間にDCT符号相関を適用して算出する画像間類似度である.これらの指標とRSVP実験での注意の瞬き現象との関係を分析した.その結果,時系列での画像特徴の変化によって,注意の瞬きの生起に影響することを確認した.具体的には,ターゲットと妨害刺激の漢字画像間での輝度変化や類似度変化の極性によって,注意の瞬きが抑制されることを明かにした.
著者
岡本 幹彦 松永 英一
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 : 映像情報メディア = The journal of the Institute of Image Information and Television Engineers (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.66, no.11, pp.913-919, 2012-11-01
参考文献数
5

視聴者の皆さんにテレビ放送を快適にご覧いただくために,国際標準化されたラウドネス測定法を用いて番組の音の大きさ(ラウドネス)を管理する"ラウドネス運用規定"を,国内のテレビ放送に導入する.本稿では,国内ラウドネス運用規定策定に至った経緯とその仕組み,NHKと民放連における取組みと運用ルールについて紹介する.