著者
岡崎 孝太郎 井上 克巳
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

テレビ放送の世帯視聴はスマートフォン経由の個人視聴へ劇的に移行し,一斉かつ受動的な視聴からの解放が進む.本論文は,SNSを介した内生的ネットワークが創発する視聴拡散パターンを捉える技術フレームワークを呈示する.シングルソースの変換した媒体クラスを跨ぐ視聴履歴から,潜在視聴の状態空間モデルと視聴態度間の因果グラフを抽出する.人工知能技術がテレビビジネスの新しい展開へ貢献する野心的な取り組みである.
著者
榊 剛史 那須野 薫 柳原 正 那和 一成 古賀 光 加藤 芳隆 松尾 豊
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

本稿では、より充実したドライブ体験を実現するために、ソーシャルメディアから地域イベントを抽出する手法を提案する。特に、前もって参加要旨を掲載する予告型の地域イベントに着目し、同時にイベントにいるユーザの参加状態も抽出することで、「今」「そこで」しか味わえないドライブ体験を提供する。
著者
鈴木 宏明 尾崎 知伸
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

本論文では動画タグ集合の階層化を目的とする。具体的には、各タグ集合の分散表現を求め、下位集合から上位集合を予測する手法を複数提案する。日本語WordNetから得られる語の上下関係を用いてデータセットを構築し、各提案手法の評価を行った。
著者
山根 承子 山本 哲也
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.29, 2015

ビニール傘に仕掛けを施すことによって、盗難を防ぐことができるのかを実証した。施した仕掛けは、名前シールを貼る、アニメキャラのシールを貼るなどの簡便なものである。これらの傘を大学構内の傘立てに置き、約3ヶ月にわたって実験を行った。
著者
只木 琴音 阿部 明典
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

芸術作品とキャプションのセットが並んでいる環境での実験を13人に対して行い、キャプションの工夫によって作品に対する印象や作品の前での行動が変化するかを検討した。これらの調査および実験から、仕掛学のミュージアム場面への応用の可能性と、文章による仕掛けの可能性を探った。
著者
江島 昇太 岡 瑞起 橋本 康弘 加藤 和彦
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

近年、ソーシャルメディアは新たな情報源として、あるいは新たな関係性構築のための手段として、人々の生活に広く浸透している。中でも SNS において、ユーザが行動を起こすモチベーション要因は、どのようなところにあるのだろうか。本研究では、ユーザの行動に対するフィードバックや、周りのユーザ同士の関係性をネットワークとして捉えたとき、その構造から計算できる特徴量でユーザの行動を説明できないかを調べる。
著者
松井 藤五郎 汐月 智哉
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

LSTM (Long Short-Term Memory) は、時系列データを学習するリカレントニューラルネットワークの一種であり、長期的な依存関係を学習できる点が特徴である。 本論文では、この特徴を利用して、LSTMを用いて株価の変動を予測する方法を提案する。 また、提案手法を実際の株価データに適用した結果を示し、その有効性について議論する。
著者
坪井 一晃 須賀 聖 栗原 聡
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

自宅やオフィス,そして通勤といった日常での行動様式や,店舗における曜日や季節,そして立地条件による商品の売れ方などには,様々な時空間的粒度の階層を内包するパタンが含まれているが,通常は階層ごとの分析であったり,どのような階層構造を持つかを事前に与えてしまうことが多い.そこで,本研究では群知能型手法を用いて,時系列データから階層構造とパタンの両方を自動的に抽出する手法を提案する.
著者
浅井 政太郎 福永 アレックス
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

本論文は、画像で提示された組み合わせ最適化問題をドメイン非依存に解くためのサブシンボリック・シンボリック複合システムを提案する。 このシステムは、Gumbel-softmax分布を持つVariational Autoencoderを使用して入力画像から記号的組合せ最適化問題を生成し、 ドメイン非依存な自動行動計画ソルバで問題を解き、答えとなるシンボリックな計画を画像に戻して視覚化する。
著者
大野 航平 武田 龍 中野 幹生 ニコルズ エリック 駒谷 和範
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

我々は,暗黙的確認により対話システムの知識にない単語(未知語)の獲得を行う手法の開発に取り組んできた.システムは未知語のクラスを含めた暗黙的確認要求をユーザに対して行い,ユーザの応答からその内容が正しいとわかった場合に,そのクラスを獲得する.本論文では,ユーザの応答などに基づいて正しい確認要求を抽出する手法と,同じ確認要求に対する複数の抽出結果を用いてより確実に知識を獲得する手法とについて述べる.
著者
塩谷 碩彬 那須野 薫 松尾 豊
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

深層強化学習は学習に多くの試行回数を必要とする。この問題を緩和する方法としてモデルベース強化学習があり、さらにモデルフリーの強化学習を組み合わせることで環境のモデルによる方策への制約を緩和しようという試みがある。本研究ではモデルベース学習を活用してモデルフリーの深層強化学習の手法であるDeep Deterministic Policy Gradientのサンプル効率が改善されるか否かを分析する。