著者
中村 晃 工藤 知草 高 香滋
出版者
一般社団法人 日本物理学会
雑誌
日本物理学会講演概要集 71.2 (ISSN:21890803)
巻号頁・発行日
pp.3230, 2016 (Released:2017-12-05)

フーコーの振り子の実験では、振り子の振動面が回転することで、地球の自転を知ることができる。大きな建物の天井にひもをつけ、ひもを長くし、また重いおもりを振動させると、安定した振動を実現できる。小型のフーコーの振り子では、減衰や楕円運動を制御する工夫が必要になる。本研究では、市販の部材を用いて学生実験でも容易に導入可能なフーコーの振り子の実験教材を開発した。
著者
倉見谷 航洋 須田 雄太 長田 昂大 石田 直輝 佐藤 恒司 関口 雄平 小坂 英男
出版者
一般社団法人 日本物理学会
雑誌
日本物理学会講演概要集 72.1 (ISSN:21890803)
巻号頁・発行日
pp.707, 2017 (Released:2018-04-19)

(修1年)量子情報処理の実現へ向けた基礎的取り組みとして、我々はダイヤモンド中の窒素-空孔(NV)中心の電子スピンおよび近傍の核スピンを用いて、光子の偏光状態の保存、読み出しが可能な量子メモリーの開発を行っている。このスキームにおいては電子、核子のスピン状態の磁気共鳴によるコヒーレントなダイナミクスが制御の根幹を担っており、ゆえに制御に最適化された振動磁場パルスを生成することが非常に重要である。本研究では、GRAPE(Gradient Ascent Pulse Engineering)アルゴリズムを用いて制御に対する最適な変調波形を計算し、制御精度の向上を図った。