著者
Masami Hagiya
雑誌
情報処理学会研究報告プログラミング(PRO)
巻号頁・発行日
vol.1983, no.48(1983-PRO-026), pp.1-8, 1983-12-16

A Shell called Prolog Shell is presented which in addition to using Prolog for the query part of the command language treats the usual UNIX commands as modal operators. By doing so it can keep the shell environment in a consistent manner and can process the user's imperatives of subjunctives as well as his queries. As a result a description file of the UNIX make command can be programmed as a set of modal clauses.
著者
日比野靖 渡邊和文 大里延康
雑誌
情報処理学会研究報告プログラミング(PRO)
巻号頁・発行日
vol.1980, no.9(1980-PRO-012), pp.105-111, 1980-06-19
著者
萩谷 昌己
雑誌
情報処理学会研究報告プログラミング(PRO)
巻号頁・発行日
vol.1987, no.61(1987-PRO-013), pp.1-10, 1987-09-16

GMWウィンドウ・システムの拡張用言語であるGについて述べる。GMWは、仮想機械サーバ方式のウィンドウ・システムであり、ウィンドウ・サーバ内で、Mと呼ばれるマルチ・タスクを行う仮想機械が稼働している。ユーザは、仮想機械のコードをダウン・ロードすることにより、サーバとクライアントの間のプロトコルを拡張することができる。Gは、ウィンドウ・サーバ内で走るアプリケーションを記述するための言語で、GのプログラムはMの仮想コードにコンパイルされる。Gの特徴は、強い型付けの下で、オブジェクト指向プログラミングに必要な動的メソッド探索の機能をサポートしていることと、Mに基いたマルチ・タスク機能を持っていることである。本稿では、Gの型の体系とマルチ・タスク機能について述べる。
著者
五味 弘 高橋 順一 新谷 義弘 伊藤丹二 長坂 篤
雑誌
情報処理学会研究報告プログラミング(PRO)
巻号頁・発行日
vol.1992, no.24(1991-PRO-064), pp.17-24, 1992-03-16

COMMON LISP THE LANGUAGE SECOND EDITION 準拠の高速かつ高い移植性を持つCommon Lisp処理系であるTachyon Common Lispの実現方式について述べる。本処理系は現在i860^<TM> RISC CPUを搭載したUNIXワークステーションOKIstation 7300上で動作する。Tachyon Common Lispは実行速度を重視するため、i860^<TM> CPU特有の最適化を含む各種の高速化を行った。また、高い移植性を保証するためにその核言語のみをLispに似た構文を持つマクロアセンブラで記述し、その他の大部分をS式で記述している。さらに大きなメモリ空間を使用でき、またそのカスタマイズが容易にできるメモリマネジャと、GC時間の短縮のために圧縮領域を制御するGCを実現した。
著者
西崎 真也
雑誌
情報処理学会研究報告プログラミング(PRO)
巻号頁・発行日
vol.1991, no.32(1991-PRO-001), pp.21-28, 1991-04-26

線形論理の枠組のもとで継続つきプログラムについて考察した。継続つきプログラミング言語から線形論理への変換を定義し、継続プリィミティブ call/cc が証明ネットで記述でき、線形論理が継続つきのプログラムを記述する能力があることを示した。継続つきプログラムの特徴として、計算結果が評価戦略に依存することがあるが、この変換は評価戦略に関する情報を付加する。
著者
横井俊夫
雑誌
情報処理学会研究報告プログラミング(PRO)
巻号頁・発行日
vol.1978, no.46(1978-PRO-007), pp.1-12, 1979-03-16
著者
荻原 剛志 飯田 元 新田 稔 井上 克郎 鳥居 宏次 Ogihara Takeshi Iida Hajimu Nitta Minoru Inoue Katsuro Torii Koji オギハラ タケシ イイダ ハジム ニッタ ミノル イノウエ カツロウ トリイ コウジ
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告プログラミング(PRO) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1988, no.94, pp.89-98, 1988-12-09

我々はソフトウェアの開発過程を形式的に記述し,実行するための関数型言語PDL(Process Description Language)およびそのインタプリタを作成した.PDLでは開発過程をツールの起動やウィンドウ操作の系列として記述する.PDLはこれらの操作のための関数や複数の操作を並列実行するための関数を持つ.また,さまざまなマクロ機能があり,定義の記述を容易に行うことができる.PDLインタプリタは,実行中に検出した未定義関数をそのつどユーザに定義させる機能などを持ち,十分詳細化されていない記述も実行可能である.また,デバッグ機能やヒストリ機能,関数定義の画面編集機能などの機能も備えている.我々はすてにJSD(ジャクソンシステム開発法)など,いくつかの開発技法をPDLて記述し,実行している.PDLインタプリタは現在,いくつかのUNIXワークステーション上で稼働中である.
著者
竹内郁雄 奥乃博 大里延康
雑誌
情報処理学会研究報告プログラミング(PRO)
巻号頁・発行日
vol.1982, no.34(1982-PRO-020), pp.1-8, 1982-10-18
著者
大里延康 竹内郁雄 奥乃博
雑誌
情報処理学会研究報告プログラミング(PRO)
巻号頁・発行日
vol.1984, no.71(1984-PRO-031), pp.5-12, 1985-03-12
著者
中江 信行
雑誌
情報処理学会研究報告プログラミング(PRO)
巻号頁・発行日
vol.1989, no.12(1988-PRO-020), pp.1-9, 1989-02-10

関数型言語Standard MLは、簡潔なセマンテイクスと同時にパターン・マッチング、例外処理をはじめとする強力な表現能力をもつ実用的言語である。この言語の効率的なコンパイラは、strict semanticsに関連した実装法の有望なアプローチであるCAMに、上記のような機能を効率的に実行する命令コードが追加されたECAMを用いることにより実現できる。本論文では、この拡張されたCAM(ECAM)のアーキテクチャ、及び、ECAMへのコンパイラのアルゴリズムを、副作用のないStandard MLの中で簡潔に与える。
著者
竹内郁雄
雑誌
情報処理学会研究報告プログラミング(PRO)
巻号頁・発行日
vol.1985, no.14(1985-PRO-032), pp.1-4, 1985-06-18

著者は研究室の同僚とともに,Common Lispとは骨格の異なる新しいLisp方言TAOを開発中である.本報告ではこの立場からCommon Lispに対してコメントする.
著者
大田 一久 山村 陽一 森澤 好臣
雑誌
情報処理学会研究報告プログラミング(PRO)
巻号頁・発行日
vol.1987, no.69(1987-PRO-042), pp.1-9, 1987-09-25

LispマシンKS-301 (Explorer)で日本語Common Lisp環境(NCL)を実現した.Common Lispで日本語文字が使用できるのみならず,Explorerのプログラミング環境全体を通して日本語文字の使用を可能にした.Common Lispで日本語文字を英数字とできる限り同等に取り扱おうとする方法は既に提案されている.これは文字コードの上限を大きくすることによって日本語文字を表現し,また文字列の表現を2種類用意することにより日本語文字を含まない場合に記憶領域の消費が増大することを避けている.筆者らの実現法もほぼこれと同等であり,日本語文字をCommon Lispのひとつの文字型オブジェクトとして扱い,文字列,シンボルにも日本語文字を使用できる.日本語文字の文字集合に含まれる英数字などの取り扱いにも考慮した.ウィンドゥ・システム,ファイル・システム,ネットワークでも日本語の使用を一部を除いて可能にした.
著者
古賀 信哉 布川 博士 野口 正一
雑誌
情報処理学会研究報告プログラミング(PRO)
巻号頁・発行日
vol.1990, no.11(1989-PRO-024), pp.39-48, 1990-02-09

本稿では我々がすでに提案,実現している戦略の表明をもつ項書き換え系A-TRSを用いてトークンモデルに基づくストリーム(並行プロセス)の記述を行なう.ストリームは項書き換え系のような,いわゆる関数型言語に順序関係を導入するものであり,プログラムの構造化手法としても重要である.さらに,ストリームを並行に動作するモジュール間のデータの流れとして捉えることで,プログラムの中に並列性を陽に表現することが可能となる.本稿で述べるプログラムはプロセスの動作をすべてリダクションでシミュレートしており,処理系に対して通信機能を加えるなどの変更をなんら施すことなく実行が可能であるという特長をもっている.
著者
石坂 敏弥 廣田 豊彦 矢鳴 虎夫
雑誌
情報処理学会研究報告プログラミング(PRO)
巻号頁・発行日
vol.1992, no.75(1992-PRO-066), pp.25-32, 1992-09-22

詩を構成している単語の影響による人間の感情の変化を表現するシステムについて述べる.P.T.Young と R.Plutchik の感情モデルを基に,単語の持つ感情的イメージをファジィ集合として与え,そのイメージコードをファジィ推論で処理することによって,感情の変化を表現する.また,主観という視点を取り入れて,一つの詩から受ける感情が人の性格やその時の感情状態によってどのように変化するのかについて,シミュレーションを行なった.その結果,簡単な推論規則であっても感情変化をそれなりにうまく表現できることがわかった.
著者
近藤 奈々 中西 正和
雑誌
情報処理学会研究報告プログラミング(PRO)
巻号頁・発行日
vol.1992, no.49(1992-PRO-065), pp.1-7, 1992-06-12

従来のウインドウ環境におけるインタフェースにおいて、1つの処理を始めるとそれが終わるまで、他のイベントを受け付けないので、ユーザを待たせる原因となっている。これはインタフェースを記述するプログラムが並列性を持っていないためである。本稿では、Xウインドウシステムインタフェースを記述する言語に並列性を導入し、Xサーバと通信機能をもつ並列 lisp 処理系 Momolisp について報告する。Momolisp は Unix 上の1つのプロセスの中で動作し、その中で複数のスレッドを実行させる。
著者
高橋 直久 小野 諭
雑誌
情報処理学会研究報告プログラミング(PRO)
巻号頁・発行日
vol.1989, no.71(1989-PRO-030), pp.31-40, 1989-09-08

宣言的デバッグシステムDDS(Declarative Debugging System)では、プログラマはプログラムに期待する実行結果や途中結果を与え(宣言的に定義し)、それに基づいてシステムがプログラムのテキストと実行履歴を解析しバグ探索空間を絞り込む。本稿では、DDSの設計課題を考察し、実現上重要な3つの機構、すなわち、バグ発生源の判定機構、プログラムの部分実行機構、プログラムの診断機構について議論する。被デバッグプログラムに対して診断に不要な部分の実行を抑止する“計算の凍結”機能が重要であることを示し、その実現法とデバッグへの適用法を明らかにする。さらに、プログラム構造の静的な解析とバグ検出のヒューリスティクスを用いてプログラマの宣言と部分実行結果を解析する手法を提示する。最後に、VAX/VMS上に作成したDDSのプロトタイプを用いたデバッグ例を示し、関数型プログラムのデバッグにDDSが有効であることを示す。
著者
田中 朋之 渦原 茂
雑誌
情報処理学会研究報告プログラミング(PRO)
巻号頁・発行日
vol.1991, no.50(1991-PRO-060), pp.1-10, 1991-06-21

多くの共有メモリ型の並列Lispでは並列性の記述にfuture式を用いている。本稿ではCommon Lispの多値機能にfutureを導入した場合の問題について考える。futureと多値機能を共存させるためには1つのfutureオブジェクトに複数の値を格納できるようにする必要がある。ところがそのままこの方法を用いると、プログラムにfutureを挿入した場合としなかった場合とで返す値の数が異なってしまう場合があり、Common Lispで定義される多値の意味を変えてしまう。この問題を解決するためにmv?context法とmv?pフラグ法の2つの方法を提案する。この2つの方法はマルチプロセッサ・ワークステーションTOP?1上の並列Lisp、TOP?1 Common Lispにおいて実現した。
著者
竹内郁雄
雑誌
情報処理学会研究報告プログラミング(PRO)
巻号頁・発行日
vol.1978, no.16(1978-PRO-005), pp.1-28, 1978-08-21