1 0 0 0 OA カビと写真

著者
加藤 正博 今田 勝美
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.51, no.4, pp.312-316, 1988-08-28 (Released:2011-08-11)
参考文献数
11
著者
白岩 洋子 山口 孝子
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.72, no.3, pp.214-219, 2010 (Released:2011-08-27)
参考文献数
7

ダゲレオタイプはその繊細な表面と環境に敏感な理由から,保存の上でハウジングが重要視される.ハウジングとはこの場合,作品の保護を目的とした額装,収容のシステムを指すが,それ自体が作品の一部となっていることが多い.従って,修理を行う場合は制作された時のハウジングの装飾様式の歴史的価値や特徴を考慮しなければならない.ここでは東京都写真美術館所蔵の2点の作品のケーススタディを通して,それぞれのコンディション及びハウジングに生じている様々な問題を見極め,何を残して,何を新しくするのか,新たなハウジングの目的と方法,修理の際の注意点などを述べた.新たなハウジングが施されたダゲレオタイプは,環境からの影響を抑えることができ,そのハンドリング,展示,保管をより安全に行うことができる.
著者
野村 博 江口 勝
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.67, no.3, pp.275-279, 2004-06-25 (Released:2011-08-11)
参考文献数
5
被引用文献数
1

レンズ群の間隔を短縮して収納する沈胴式カメラでは小型化, 特に薄型化には限界がある. 我々はこの問題を解決するためにレンズ収納時にレンズ群の一部を光軸上から外して2段に収納するスライディング・レンズ・システムを開発した. このシステムを搭載した超薄型デジタルカメラについて報告する.
著者
酒井 康夫
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.67, no.4, pp.397-401, 2004-08-25 (Released:2011-08-11)
参考文献数
6

ゼライス (株) は先端のバイオテクノロジー技術を駆使して, 国産の豚皮あるいは魚皮コラーゲンを原料としたコラーゲン・トリペプチド (CTP) の開発に成功した. CTPは粧配規および外原規の「加水分解コラーゲン」に該当し, N末端アミノ酸が必ずグリシンとなるトリペプチドを多く含有している. ミクロ・オートラジオグラフィー法により, 平均分子量が約280のトリペプチド成分は, 角質・表皮・真皮層へ効率よく浸透性し, 皮膚の表面と内部との『ダブル保湿効果』を発揮することが示された. さらに, CTP中の有効成分であるトリペプチドはヒト正常線維芽細胞のコラーゲン産生ならびにビアルロン酸産生を促進することが明らかとなった. CTPを含有させたローションは皮膚の弾力性を高め, 荒れた皮膚を改善するなどの優れたスキンケア剤として期待される.
著者
阿部 隆夫
出版者
日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.66, no.5, pp.452-457, 2003-10-25
参考文献数
7

デジタルプリンタは, 今日カラー画像をプリントするとき, ごく普通に使われている.種々のデジタル画像プリント技術の中で, 染料インクを用いるインクジェット記録方式と染料熱転写記録方式は, 特に画質に優れており, 従来の写真と比べて一見ほぼ同じに見える画像を作り出す.しかし, これらの方式でプリントした画像の保存性は, まだ写真より劣つていて, 重大な改善課題となつている.今後, 画像保存性が改良されたとき, デジタル画像プリント方式はますます現在の写真市場を奪つていくことになろう.本稿では, デジタルプリント技術の現状について述べ, さらに, 写真調デジタルカラー画像市場の広がりを考えてみる.
著者
谷 忠昭
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.82, no.4, pp.261-275, 2019 (Released:2021-03-30)
参考文献数
48

色素増感を施した写真感光材料に由来する光電変換型光機能性材料として共通点が多いカラーフィルム,光触媒,色素増感太陽電池およびペロブスカイト太陽電池を取り上げ,それらの理解の深化と改良指針の探索のため構成要素技術(光吸収,電子構造,電荷分離,再結合抑制および経時安定性)に関して横断的に概観し,比較分析を行った.
著者
高橋 則英
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.83, no.1, pp.23-26, 2020 (Released:2021-03-30)
参考文献数
3

歴史的に貴重な価値をもつ写真ネガ原板にはプリントが現存していないものも少なくない.ここではネガ原板からの同時代技法によるプリントを前提として,国内外における写真原板活用の事例を紹介するとともに,写真保存における意義や今後の課題について述べる.
著者
大関 勝久 山田 誠
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.83, no.1, pp.41-46, 2020 (Released:2021-03-30)
参考文献数
4

保存しているリバーサルフィルムの分光スペクトルを測定し,その主成分分析(PCA)により,分光器により測定したスペクトルと等しい分光スペクトルを,スキャニングにより得たデジタルデータから再現できた.映写環境を考慮することで,再現された分光スペクトルから,フィルム映写と等しい色再現が可能となる.
著者
古舘 信生 高橋 修
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.76, no.5, pp.366-377, 2013

銀塩カメラがデジタルカメラに置き換わっている中で,銀塩プリントが市場で活躍していることは,銀塩プリントの基となる銀塩カラーペーパーの品質,コスト,簡便さに負うところが大きい.<br>本「解説」では,銀塩カラーペーパーを構成する主要技術である写真用カプラー技術,特に,色相と画像保存性に関する技術の変遷について,イノベーションの成果が現れた4つの時期に焦点を当てて概観する.第1期は,1970年頃の近代的カプラー群の誕生の時期であり,第2期は1984年~85年頃で,日本企業がコダックに一部の技術で先行した時期である.第3期は,マゼンタ新骨格導入を巡り日本国内企業が大競争を展開した1989年~91年頃である.そして,第4期の1999年~2004年頃は,最後に残された課題(シアン,イエローの色相,画像保存性)を抜本的に解決した時期である.<br>銀塩カラーペーパーは,第4期のプリント感材完成の技術によって,デジタルプリントやフォトブックなどのサービスを通じて今後とも市場で生き続けて行くことであろう.
著者
宮﨑 真二
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.80, no.1, pp.46-52, 2017

<p>日本カメラ博物館が2012年に寄贈を受けた『寫眞雜誌(脱影夜話)』は,以前から「日本最古の写真雑誌」として認識されているが,本寄贈品を内容調査した結果,再考すべき点が複数見出された.これについて検証と考察を行った.また後継誌との関連や,発行年と誌名の変遷,装丁などについても考察を行った.</p>
著者
上原 広靖
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.79, no.3, pp.271-274, 2016 (Released:2017-12-16)

PENTAX K-3IIに搭載した「リアル・レゾリューション・システム」は,当社独自のボディ内手振れ補正技術を応用し, 撮像素子を1ピクセルずつ微小駆動しながら撮影した4枚の画像から1枚の超高精細画像を生成する機能である.この機能を実現した技術背景と,その効果について解説する.
著者
小林 裕幸
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.70, no.2, pp.106-112, 2007-04-25 (Released:2011-02-17)
参考文献数
14

歴史的な写真印画法であるゴム印画法は芸術家や写真教育の場で広く用いられている. このシステムでは非常に危険な化合物, 重クロム酸塩が用いられている. また, 硬膜剤としてホルムアルデヒドが用いられることも多い. 本研究は, これらの危険な薬品を使わなくてすむ, ゼラチンあるいはアラビアゴムを用いたゴム印画法の代替法を紹介する. これらの方法は, クエン酸鉄 (III) アンモニウムを感光化剤としたフリーラジカル重合に基づく. ゼラチンを用いたプロセスは簡単で, 感光により生成したFe (II) と反応してフリーラジカルを発生させるのは現像液中に加えられた過酸化水素水である. 一方, アラビアゴムを用いたプロセスでは, フリーラジカル発生剤として感光層に過硫酸アンモニウムが加えられる.したがって, 後者のプロセスでは暗反応が問題となる. これらのプロセスは硬膜剤を用いなくてすむよう工夫されている.
著者
飯田 誠二
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.81, no.3, pp.239-244, 2018

<p>デジタルカメラ "PowerShot G1 X Mark Ⅲ" は,キヤノンのコンパクトカメラフラッグシップモデル「PowerShot G1 X」シリーズの最新機種であり,有効画素数約2420万画素APS-CサイズCMOSセンサーや映像エンジンDIGIC 7等のキーデバイス,新開発の明るい3倍ズームレンズなどを搭載しながら,日常的に持ち運びが可能なサイズに収めたコンパクトカメラである.本稿では本機種の特徴的な機能について説明する.</p>
著者
宮川 俊夫 白井 靖男 津田 元久 一色 真幸 西村 英之 遠藤 正治 長嶋 正春
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.56, no.3, pp.205-213, 1993-06-25 (Released:2011-08-11)
参考文献数
14

This paper is the first one of scientific reports on Tsui-shu (wooden, urushi lacquered and engraved) cameras. These were made and used in the last days of the Tokugawa shogunate. It was considered that three sets of this kind of cameras were in existence. But today, we can see only two. The authors show X-ray computed tomograms of the camera kept in Fukui Municipal Museum of History. Coating layer on the outer surface of the wooden camera body was estimated at 6 mm thickness in maximum. Hg and Fe were detected by means of fluorescent X-ray spectroscopic analysis, as metal element components contained in the layer. It was observed that the painted crust composed of a thin coated reddish pigment-urushi lacquer layer on a heavy coated and reliefed clay-urushi layer, by means of soft X-ray photography and low magnification micrography. Computed tomograms also showed that the optical system of this camera was composed of only two pieces of single lenses and had about 17 cm of focal length. The F-number was estimated at about 7. The first lens was almost a flat plate and the second was in plano-convex type. UV-visible spectrogram showed that the former was made of glass, not quartz. It was considered that the Tsui-shu Camera was made in Japan, not in China, because of following reasons: 1) an imitative “tsui-shu” and Japanese style wooden craft, 2) the optical system, and its cloisonne wared lens cap and the outer cylider were prepared in Owari area of this country.
著者
上田 耕一郎 田村 寛
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.67, no.Suppliment1, pp.96-97, 2004-05-27 (Released:2011-08-11)

Partial Amendment of Copyright Law passed through the Diet in December 1996.Accordingly the said protective period was finally placed on an equal footing with that of general works only to fructify the long-cherished campaign of the photographic association concerned, which resulted in the 50-year protective period after authors death as well as that in Europe and America.
著者
山崎 彰久 田丸 雅也 曽我 孝 岩部 和記
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.62, no.2, pp.140-147, 1999

高画質デジタルカメラFinePix700を開発した。FinePix700は150万画素CCDを採用し, 解像度1280×1024の画像を撮影できる。またカメラオート機能としてAE (自動露出制御), AF (自動焦点調節), ストロボを内蔵し, ユーザはコンパクトカメラ感覚で高品質の画像を撮影できるようになった。メガピクセルディジタルカメラに求められるオート技術の概略を説明するとともにシーンタフネス向上を目的としたAEアルゴリズムについて述べる。