出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.412, pp.15-17, 2006-11-24

大手建設会社の参入による競争の激化で,低入札が続出している徳島空港の拡張工事。2006年度に国土交通省が発注した5件の滑走路造成工事のうち,4件が低入札となった。その低入札工事のうちの一つ,大林組・大豊建設・奥村組土木興業JVが受注した「徳島飛行場用地造成工事(その4)」で,事故が起きた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.413, pp.66-67, 2006-12-08

全国を営業エリアとし,知名度が高い大手建設会社の現場や入札で,トラブルが目立つ。前ページまでの三つの事例のほかにも,大手建設会社が相次いで国土交通省から指名停止などのペナルティーを受けている。 トラブルの内容は,施工不良から安全義務違反,虚偽の報告,不法投棄まで様々だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.679, pp.54-55, 2018-01-08

東京都は都道環状2号の新橋─豊洲間を、当初の予定より約2年遅れの今年12月中旬に暫定開通させる予定だ。2017年12月5日に開いた市場移転に関する関係局長会議で決めた(図1)。 20年夏に開催される東京五輪の関連施設の建設や都道環状2号の整備、築地から豊洲へ…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.215, pp.42-47, 1998-09-11

長さ700m以上,国内でも最大級の桟橋を建設するため,大口径の鋼管杭を打ち込む。海底地盤は複雑で,特に現場を悩ませるのが打設中に現れる転石だ。これを取り除くために,重さ7t近い重すい(重り)の衝撃で転石を破砕する方法を開発し,初めて採用している。 京都・舞鶴湾の湾口の東側で,関西電力が建設する火力発電所の工事が本格化してきた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.486, pp.76-81, 2009-12-25

報道分析会社のデスクワン(東京都文京区)は、全国紙5紙に掲載された記事を分析し、掲載面積を広告料金に換算した「広告換算値」を算出している(算出方法などは左下の別項を参照)。まずはその結果から、09年の建設業界の姿を振り返る 建設業界では例年、「プラス」の記事よりも、「ニュートラル」または「マイナス」の記事が多い傾向にある。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.477, pp.48-53, 2009-08-14

事件や不祥事といった読者にマイナスイメージを与える記事が多い。技術や人物に関するプラスの記事も掲載されるが量は少ない。建設会社の露出量は大手5社が他社を圧倒している──。報道分析会社のデスクワン(東京都文京区)が、過去10年間に全国紙5紙に掲載された建設業界に関する記事を分析した結果だ。 同社は主要な企業1000社を対象に、新聞記事の掲載量を計測。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.363, pp.14-16, 2004-11-12

都市間を結ぶ新幹線や高速道路といった「大動脈」が地震によって寸断。地域内の生活道路や在来線といった「毛細血管」もズタズタに寸断された。多くの集落が孤立。道路の被害に伴って,道路上の電柱が倒れたり,道路下の埋設管が破損したりして,電気やガス,水道などライフラインの供給も止まった。
著者
渋谷 和久
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.366, pp.40-47, 2004-12-24

被災地では至る所で道路や鉄道の盛り土が崩れ,交通網がズタズタに寸断。盛り土で造成した宅地にも多くの被害が出た。震央の近くに被害が集中したコンクリート構造物と異なり,盛り土の被害は中越地方の広い範囲で発生。一方,切り土には被害はほとんどなかった。 盛り土の被害は,小千谷市内の平地を通る関越自動車道の盛り土を除けば,ほとんどが山間部で起きた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.332, pp.80-84, 2003-07-25

川をせき止める堰のわきをすり抜けて,小さなせせらぎが流れている。ヨシノボリやウナギといった底生魚や稚魚が,堰を横目にせせらぎをそ上していく。 ここは埼玉県川本町の荒川に,今年5月に改築された「六堰頭首工ろくぜきとうしゅこう」。頭首工と呼ぶ堰本体を農林水産省が改築したのと同時に,国土交通省が「緩こう配魚道」と「流水改善水路」を併設した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.548, 2012-07-23

国土交通省は6月29日、2009年の政権交代で凍結していた整備新幹線の未着工3区間の工事実施計画を認可した。対象事業は北海道新幹線の新函館─札幌間(約211km)、北陸新幹線の金沢─敦賀間(約113km)、九州新幹線長崎ルートの武雄温泉─長崎間(約66km)で、総事業費は約3兆400億円だ。 北海道新幹線の新函館─札幌間では工事延長の76%をトンネルが占める。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.327, pp.36-37, 2003-05-09

手抜き工事が発覚してやり直しを命じられた工事で再び手抜き——。NTT西日本広島支店が発注した電柱支線の設置工事で,2002年7月にこうした実態が明らかになった。 支線とは,電柱の倒壊や傾斜を防ぐために設置するワイヤのこと。ワイヤの一端は電柱に取り付け,もう一端は地中に埋めて固定する。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.618, pp.40-41, 2015-06-22

飛騨高山に、知る人ぞ知るドローンの"隠れ里"──。 前ページまで紹介した岐阜県高山市内で大林組が手掛ける現場近くには、高規格自動車専用道の建設現場がある。延長約10㎞を100〜200mごとに工区分けしたこの現場では、各工区の施工者それぞれがドローンを…
著者
小原 隆
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.308, pp.74-75, 2002-07-26

梶谷エンジニアの元盛岡支店長だった名久井亮さん(62歳)は,会社が倒産した翌日,再就職先を世話してもらおうと大学時代の先輩に連絡した。先輩は岩手県土木部のOBだったので,県内の建設コンサルタント業界に顔が広かった。 再就職の話を切り出そうとした途端,名久井さんは先輩に怒鳴られた。「お前は支店の責任者だろう。自分のことだけを考えていていいのか」。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.611, pp.46-49, 2015-03-09

被災路線の再生津波で被災した路線の復旧には、既設構造物を活用してコストと工期を抑える柔軟な発想が求められた。JR東日本東北工事事務所の大庭光商は、技術面で中心的な役割を担った生粋のインハウスエンジニアだ。 日本を代表する土木技術者の1人、ジェ…
著者
西脇 正倫
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.698, pp.62-63, 2018-10-22

いよいよ、10月末に筆記試験の合格発表を迎える。合格者は11月下旬〜1月中旬に実施される口答試験に挑むことになる。各試問事項に対して60%以上の得点を得るために、想定問答は最低でも100個は準備して臨むことが重要だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.709, pp.76-77, 2019-04-08

胎内川が干上がっている─。2018年10月2日、渓流釣りで現地を訪れた人から匿名で、新潟県にこんな電話があった。上流に建設中の奥胎内ダムでは前月25日から、水をためて問題がないかを調べる「試験湛水(たんすい)」を始めていた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.640, pp.10-13, 2016-05-23

岩盤崩壊写真1■ 阿蘇大橋の崩落現場を左岸側から4月23日に撮影。桁の一部が斜面にぶら下がっていた(写真:12ページまで特記以外は本誌) マグニチュード(M)7.3、最大震度7の本震から1週間がたった4月23日、震度3や4クラスの余震が続くなか、本誌記者は崩落し…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.276, pp.90-92, 2001-03-23

現場の敷地に余裕がなく,思うようにゴミ置き場を確保できない。空きスペースを見つけてゴミを保管しても,どことなく雑然としていて分別が思うように進まない——。 都市部の工事現場が抱えるこうした悩みを克服して,徹底したゴミの分別に取り組んで成果を上げている現場がある。東京都青梅市を通る首都圏中央自動車道(圏央道)の現場だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.464, pp.12-13, 2009-01-23

川の水位が上昇する前に、雨量の観測データだけで避難勧告などを発令できるようにする。局地的な豪雨の恐れがある場合は、空振りを恐れずに水門などの操作ができる体制を整える──。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.694, pp.10-13, 2018-08-27

北工区・新桁運搬 5月26日午前2時20分ごろ、東京都渋谷区にある工事用ヤードから隣接するJR山手線の線路に向かって、長さ約30m、幅約4.8m、重さ約100tの鋼桁が静かに動き出した。目指す先は、南に230mほど離れた宮益架道橋だ(写真1)。