出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.691, pp.50-53, 2018-07-09

今年1月に新潟県佐渡市で発覚した官製談合事件では、市職員が建設コンサルタントの社員に設計価格をLINEで教えた。金銭などの授与はなく、仕事を相談する間柄だったという。ただしどんな理由があろうとも、法令違反の代償は避けられない。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.691, pp.38-39, 2018-07-09

1つの過ちが会社の経営を揺るがす──。建設業の意図的な法令違反などに伴う倒産数は、他業種と比べて多い。景気が落ち込む今後の局面では、急増する可能性も指摘されている。「違反を許さない」厳しい世間の目が、その傾向を加速させる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.691, pp.45-49, 2018-07-09

大阪府内の自治体が発注した上下水道工事で、埋め戻し材の偽造が次々と発覚した。道路が直ちに使えなくなるほどの支障は生じていないが、発注者は契約違反が常習的に行われていたことを重く受け止め、施工者の入札参加停止や受発注者双方に負担が掛かる再…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.691, pp.54-57, 2018-07-09

同業者との懇親会禁止はやりすぎではないか──。リニア談合事件の起訴を受け、大林組が判決前に打ち出した再発防止策が波紋を呼んでいる。談合の原因を明らかにしないまま職員の行動を制約して、果たして正常に機能するのかは疑問だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.467, 2009-03-13

●バリカン型刈り刃の草刈り機。飛び石や刃割れの危険性が低く、道路沿いで作業する際も、走行中の車に石が飛ばないようにコンパネなどで防護する必要がない。作業効率が向上し、コスト削減を図れる。●4本のボルトを外すだけで、5分間程度で刃を交換できる。従来、刃の交換時に必要だったギアボックスの分解が不要で、オイルなどで手が汚れる心配がない。●刈り込み幅は260mm。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.652, 2016-11-28

東亜建設工業の地盤改良工事を巡る偽装問題で、国土交通省は10月28日、同社の港湾工事2件で新たに施工不良が発覚したことを明らかにした。これまでの不正工事と違い、虚偽報告は確認されていない。国交省は施工不良に気付けなかったことを重く見て、施工管理…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.271, pp.51-53, 2001-01-12

追加で実施した調査と設計が,無償で済まされそうになった。理論的な裏付けが確かな提案で発注者を説得。新規業務として発注を勝ち取った。設計変更に伴う費用を発注者に認めてもらうには,「とにかく正論で説得するしかない」。こう語るのは,建設コンサルタントの国際航業技術センター足立研究室の加藤清也氏。
著者
松浦 隆幸
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.488, pp.12-17, 2010-01-22

2009年10月、群馬県みなかみ町の渓流で、一つの治山ダム*が撤去された。林野庁の職員として治山ダムの撤去を提案し、実施の道筋を付けたのが田米開隆男だ。09年3月に定年退官するまで、林野庁で主に治山事業に携わってきたが、役所内ではずっと変人扱いされてきた。しかし、タブーにも自然体で向き合う変人こそが、変革期に突破口を開くのかもしれない。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.330, pp.46-48, 2003-06-27

愛知県刈谷市に本社がある地建興業は,下水道の推進工事を得意とする建設会社。従業員数は約80人,年間の売上高は約37億円だ。 一般的に現場では,規則的に土曜日と日曜日を休みにするのは難しい。地建興業でも同様だ。同社の藤掛英喜土木本部長は「下請けで工事を受注するケースが多く,元請け会社が稼働している日は休めない。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.672, pp.62-63, 2017-09-25

2020年の東京五輪の開催まで3年を切り、関連施設の整備が急ピッチで進められている。しかし、首都東京の新たな骨格となる道路や鉄道に関しては、五輪後が佳境だ。その一部を本誌ウェブサイトの人気シリーズ「東京大改造」から紹介する。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.281, pp.50-53, 2001-06-08

「コンクリートのことなら任せてください。だれにも負けない自信があります」。小野定さん(52歳)は,開口一番こう切り出した。小野さんは,コンクリートのことならどんな相談にも応じるコンサルタント会社,シー・アンド・アールコンサルタント(本社,東京都国分寺市)の社長だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.456, pp.23-26, 2008-09-26

ミスや偽装、手抜きなどを隠すことができない世の中になってきた。不正行為の通報を促す環境が徐々に整備され、発覚件数は増えている。ミスや不正の責任を追及する風潮も強まり、企業や組織だけでなく個人にも厳しい処分が及ぶようになってきた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.639, 2016-05-09

セグメントの崩落は予見が困難で、刑事上の過失責任を問うことはできない──。 2012年2月に岡山県倉敷市で6人の死傷者を出した海底シールドトンネル事故で、岡山地方検察庁は3月31日、業務上過失致死傷の容疑で書類送検された鹿島の元所長ら4人を不起訴とし…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.515, pp.26-29, 2011-03-14

複数の道路の設計に加えて技術資料作成なども含む幅広い設計業務だ。協議用の資料を短時間で作成する緊急要請もあった。こういった業務に迅速に対応したことなどが評価され、日本エンジニアリング(横浜市)は評定点81点を取得した。 個々の技術者に対する評定では、管理技術者・主任技術者が81点、担当技術者が78点、照査技術者は92点。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.549, 2012-08-13

都市再生機構(UR)は7月20日、宮城県女川町でCM(コンストラクション・マネジメント)方式を活用して面的整備を実施する「女川町震災復興事業の工事施工等に関する一体的業務」の入札を公告した。プロポーザル方式でCMr(コンストラクション・マネジャー)の優先交渉権者を特定したうえで、価格交渉を経て受注者を決定する。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.710, 2019-04-22

NTT西日本は4月1日、ドローン(小型無人機)やAI(人工知能)を使って橋や法面などのインフラ構造物を低コストで点検する新会社「ジャパン・インフラ・ウェイマーク(JIW、大阪市)」を立ち上げた。自治体や電力・ガスなどのインフラ管理者の他…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.349, pp.71-73, 2004-04-09

建設現場に従事する作業員が直接,生コンに水を加える事例よりも,現場の職員などに依頼されて生コン工場や生コン車の運転手が加水するケースの方が多いという。ほぼすべての生コン工場が「加水の要求があった」と答えた調査結果もある。連載の第三回目は,こうした要求を受けても「断りきれない」とする生コン工場などの立場から加水を招く背景について考えてみよう。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.443, pp.12-13, 2008-03-14

「小学校の給食の材料が、2日分しか確保できていない」、「し尿のくみ取りやごみの回収車が来ない」、「会社や病院に通えない」──。約1350人が住む宮城県大崎市の鬼首地区は2007年2月17日、陸の孤島と化した。 同地区とふもとの鳴子地区を結ぶ国道108号で異状を最初に見つけたのは、通りがかった車の運転手だった。国道の山側の斜面が幅3.5m、高さ1mにわたって崩れていた。
著者
春日 昭夫
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.702, pp.62-63, 2018-12-24

—ポルチェベーラ高架橋の事故原因をどうみていますか。 大勢が亡くなっているので軽はずみなことは言えませんし、原因の特定は難しい作業になると思いますが、ケーブルの破断を事故のきっかけだとみるのが自然でしょうね。 日本でも、似たような形式のプレ…
著者
ぴろり、
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.424, pp.86-87, 2007-05-25

東京の地下は穴だらけだ。古くからあるのは生活排水や工業排水の流れる下水道や,街と街をつなぐ地下鉄。近年では水道,電気,ガス,電話などのライフラインを一堂に集めた共同溝。そして,高度成長期以来,ネットワークが広がっている首都高速道路も,地下に造られるようになっている。