出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.383, pp.88-91, 2005-09-09

東京・新宿駅は,1日当たり約320万人が利用する巨大ターミナル。周辺では新宿駅南口地区基盤整備事業が進んでいる。完成から約80年が経過した新宿こ線橋の架け替えのほか,駅前にゆとりの空間を創出したり,歩行者の流れをスムーズにしたりするのが同事業の目的だ。 工事中の歩行者の安全を確保しているのは全長300m以上の仮囲い。
著者
篠山 紀信
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.487, pp.6-15, 2010-01-08

滑走路となる桟橋を支える脚。ステンレス鋼ライニングを施した列柱が並ぶ。「硬質な冷たい柱が水と戯れる。柱が水に映る姿はエロチックだ」(篠山紀信氏)桟橋上には、鋼桁が格子状に整然と並ぶ。鋼桁上に100年の耐久性を持つコンクリートの床版を設置し、さらに上から舗装したところを飛行機が離着陸する現羽田空港とD滑走路をつなぐ連絡誘導路。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.366, 2004-12-24

福島県北塩原村の村道工事現場で土砂崩れによる死傷事故が発生した。雨が降り続いたうえ,盆休みで法面の放置期間が延びたことも影響し,地盤が緩んだとみられる。警察は2004年3月,建設会社の現場代理人を書類送検した。 村道の斜面に擁壁や防護柵などを設置して崩壊を防ぐ治山工事だった。福島県会津農林事務所が発注し,喜多方市の樫内建設工業が施工していた。
著者
島谷 幸宏
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.597, pp.56-59, 2014-08-11

とはいえ、様々な意見の人が集まるのだから、当然、初めは議論がまとまりません。最初の3、4回の会合はもめることを覚悟しましょう。行政の担当者が、賛成・反対を含め、四方から責められる場面も多々あります。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.213, pp.70-72, 1998-08-14

10年ほど前に「全国ワースト1の渋滞道路」と指摘された東京・立川通りとJR中央線,南武線との交差部。渋滞を緩和するため,鉄道の下を横断する片側1車線の道路を片側2車線に拡幅している。 ひっきりなしに通過する列車に影響を与えるわけにはいかない。しかも周辺にう回路がないことから,車を止めることもできない。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.677, pp.30-33, 2017-12-11

今年、死亡事故が増えている。象徴するのが墜落事故だ。2カ月の間に立て続けに5人が死亡したことを受け、国土交通省は9月、建設業界に異例の注意喚起をした。これ以上事故を増やさないよう、踏みとどまれるか。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.222, pp.82-85, 1998-12-25

●1998年9月期の決算が出そろった。公共工事の前倒し発注や補正予算による追加投資の効果が追いつかず,かつてない厳しい決算となった。●中間決算の発表に合わせて,経営改善計画を発表する企業も続出した。12月1日には,準大手の日本国土開発が倒産に追い込まれた。 土木売上高が前年の中間期を上回ったのは,上位25社のうち前田建設工業やハザマなどわずか5社。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.462, pp.42-44, 2008-12-26

トンネル全体を長さ約10mごとに区切った80の施工区画のうち、施工不良が見つかった区画が67。東日本高速道路新潟支社が発注した上信越自動車道の熊坂トンネル工事では、覆工コンクリートや吹き付けコンクリートの厚さ不足、空げきの発生などの施工不良が相次いだ。 そのうえ、そうしたミスを独断で補修したり、発覚を免れようと隠ぺい工作を施したりしたことも明らかになった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.650, pp.14-20, 2016-10-24

改修前の駅前は、ロータリー内に広場や島状のバス停が点在し、歩車動線が交錯。日中は閑散としている一方、朝夕は通勤通学客やその送迎で行き来する一般車両が集中して大混雑するという郊外駅ならではの課題を抱えていた(写真3)。 改修で市は、一般車両…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.294, pp.38-42, 2001-12-28

●大手建設会社の中間決算が出そろった直後に起きた青木建設の倒産。債務免除を受けて経営再建中のその他の建設会社にも波紋が広がった。●土木売上高上位25社の中間決算には,公共事業の縮小の影響が色濃く反映されている。債務免除組のなかには,再建計画の達成に黄信号がともったところもある。 「中間決算を発表した直後のこの時期に,なぜ法的整理を決断したのか」——。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.604, 2014-11-24

今のところ、材料混入の経緯は明らかになっていない。しかし関東地整は、鉄鋼スラグが大同特殊鋼の渋川工場(群馬県渋川市)から出荷されたものとみて、工場に聞き取り調査を実施。関東地整が群馬県内で1991年度以降に発注した47工事に対して、鉄鋼スラグを出…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.651, pp.46-48, 2016-11-14

Part3 もう勘や経験に頼らない世はまさに空前の人工知能(AI)ブーム。今年3月には、囲碁AIがトップ棋士を打ち負かして話題を呼んだ。患者に応じて適切な治療法を選ぶAIの開発も始まった。土木も例外ではない。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.512, pp.20-22, 2011-01-24

政府は2010年12月24日の臨時閣議で、11年度当初予算の政府案を決定した。公共事業関係費は、一括交付金化した分を含めると10年度当初予算比で5.1%減の5兆4799億円だった。前年度を実質的に下回る予算案は10年連続だ。 09年の衆院選で、民主党は公共事業費を13年度までに1.3兆円削減することをマニフェスト(政権公約)に掲げた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.488, pp.18-20, 2010-01-22

政権交代後初めての通年度予算となる2010年度予算案が09年12月25日の臨時閣議で決定した。「コンクリートから人へ」の方針のもと、公共事業費を大幅に圧縮。一方で「国から地方へ」の予算を手厚く配分した。国土交通、農林水産の両省は、既存の補助金や交付金を統合した新たな交付金を創設。直轄事業負担金のうち維持管理費分を原則廃止する。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.544, 2012-05-28

五洋建設は古野電気(兵庫県西宮市)と共同で、ETC(電子料金収受システム)車載器を利用した工事車両の事故防止システムと運行管理システムを開発した。 事故防止システムは、現場付近に設置したアンテナがETC車載器を搭載した工事車両の接近を検知して、電光掲示板に「工事車両減速注意」や「工事車両接近注意」といった文字を表示する仕組みだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.441, pp.74-75, 2008-02-08

2006年、首都圏の鉄道工事で3件の重大な事故が立て続けに起こった。特に4月24日の事故では、JR山手線の新大久保駅─高田馬場駅間で、施工ミスによってレールの隆起が発生。5時間以上にわたって山手線の運行が停止し、乗客約32万人に影響が及ぶ大きなトラブルとなった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.245, pp.46-48, 1999-12-10

事故の概要:98年11月27日,神戸市営地下鉄海岸線の地下車庫の建設現場で,天井部分のコンクリートを打設中に,型枠支保工が突然崩壊した。作業員14人が打設途中のコンクリートもろとも地下に墜落し,重軽傷を負った。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.291, pp.74-75, 2001-11-09

神戸市は2001年7月に開業した地下鉄海岸線で,地下水対策を実施した。開削工事で地下水脈が分断されないように,土留め壁にあらかじめ水を通す仕組みを取り入れた。 近くを走る地下鉄山手線の建設時の教訓を生かした。山手線の建設の際に近隣のビルの地下室が漏水するなどの被害が出た。そのため,両側の土留め壁に挿し込んだパイプで水を集め,通水管でつなぐ対策を実施した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.429, pp.32-33, 2007-08-10

7月16日の新潟県中越沖地震で被災したインフラ施設の復旧工事の進み具合にばらつきが出ている。 道路は地震発生直後に50カ所近くあった通行止め個所が7月31日時点で5カ所まで減少。JR信越本線は7月30日,柏崎-柿崎間を除いて運転を再開した。水道やガスは一部で復旧の遅れが見られる。水道は7月末,ガスは8月10日ごろに全面復旧する見通しだ。
著者
外丸 敏明
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.444, 2008-03-28

とまる・としあき●建設会社勤務を経て2002年にトマル経営技術コンサルタント設立。建設会社向けコンサルティング業務を通じて、わかりやすい説明による信頼関係の構築に努めている。http://www.geocities.jp/tomaranran/今回は、受験者が最も多い道路の科目を対象に、専門論文の書き方を解説する。