著者
前原 誠司 田辺 昭次
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.481, pp.58-61, 2009-10-09

鳩山内閣で国土交通大臣となった前原誠司氏は、本誌1994年11月25日号のインタビュー欄に登場した。当時、連立与党だった新党さきがけに属しており、一般競争入札の徹底などを盛り込んだ入札制度の改革案を中心となってまとめた直後だった。そのインタビューを、掲載時のままで再掲する。改革案はその後、実現した部分が多いことが分かるほか、入札に対する前原氏の考え方もうかがえる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.424, pp.64-69, 2007-05-25

耳を澄ますと,たくさんの鳥の鳴き声に交じって,時おり心地よい風の音が聞こえる。緩く傾斜して南北に700mほど続く敷地を歩くと,深い自然の森を背景に,現代的な野外アートが次々と現れる──。 奈良県宇陀市室生区(旧室生村)にある「室生山上公園 芸術の森」だ。奈良県が進める地滑り対策工事に併せて,旧室生村(以下,村)が特定地区公園事業として整備。
著者
大村 拓也
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.641, pp.76-79, 2016-06-13

■ 位置図5月12日深夜、豊洲市場の中心部に歩道橋が架けられた。整備中の環状2号と補助315号の交差点で、移転元の築地市場から南東に2kmほど離れた場所だ。施工はJFEエンジニアリング(写真・文:大村 拓也)❶豊洲市場の水産卸売場棟のそばでは、防潮護岸の工…
著者
青野 慶久
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.668, pp.52-53, 2017-07-24

インタビュー「ノー残業、楽勝!予算達成しなくていいならね」、「残業時間削減、結局現場にムチャぶりですか」─。ソフトウエア会社のサイボウズが今年5月に打った広告には、こんな挑発的なキャッチコピーが並ぶ(写真1)。多くの会社が取り組み始めた「働き…
著者
忠田 友幸 田口 由大
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.646, 2016-08-22

「第三の男」終盤の逃亡シーン、「ショーシャンクの空に」の脱獄シーンなど、映画の中で下水道施設が重要な舞台に使われる例は少なくない。技術者として名古屋市上下水道局を勤め上げ、定年退職後は「水PR研究家」として活動する忠田(ちゅうた)友幸氏は長年…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.579, pp.56-62, 2013-11-11

リニア中央新幹線の土木工事は、トンネル工事が中心だ。ここには、大きな難所やこれから解決を図っていかなければならない項目がある。 難所の代表例が南アルプスを横断する甲府盆地から長野県飯田市南部付近までの計51kmのトンネル区間だ。
著者
小原 隆
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.304, pp.88-89, 2002-05-24

2001年11月21日水曜日。東京都港区にある梶谷エンジニアの本社に全国から支店長や営業所長が集まって緊急会議が開かれた。「翌22日に東京地方裁判所へ破産を申請する」。当時,同社の労働組合の幹部を務めていたAさん(42歳)は,会議に出席した幹部社員からこう耳打ちされた。 「まさか,なぜ……」。突然の事態にAさんの頭の中は真っ白になった。確かに会社の業績は厳しかった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.638, 2016-04-25

高速道路上の施工ではこれまで、ラバーコーンやコンクリート防護柵などを置いて車線を規制していた。しかし、ラバーコーンは車両が誤進入することもあり、作業員の安全確保が課題となっていた。 一方、安全性を確保できるコンクリート防護柵は、交通量に合…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.373, pp.69-72, 2005-04-08

四国のある国道で2003年5月,落石事故があった。国道の約110m上方のがけから抜け出た岩塊が,道路際に設けた防護柵の頂部をかすめ,路面上に落下した。 防護柵の高さは3.9m。高さ2mのコンクリート擁壁の上に設置していた。路面から防護柵の頂点までの高さは5.4mあった。さらに,防護柵の背後には幅が約5mの大きめのポケットを確保していた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.655, pp.66-68, 2017-01-09

監理技術者を務めた井口建設工業土木部の関俊哉部長は、「工期は比較的厳しかった」と語る。工事の発注は15年3月だったが、その年は降雪量が多く、施工準備に入れたのは4月末だったからだ。5月の連休明けから病院開院前の10月末までの半年間で、施工を終えな…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.538, pp.45-47, 2012-02-27

事業着手から20年掛けて着工に至った大阪府の槙尾川ダムが、知事の判断で中止となった。当時の橋下徹知事も、自らの政治判断が土木行政や市民を振り回す結果になったと認める。河川改修を選んだことで、新たな用地買収も必要となった。 「もともとのきっかけは2年前、ここまで詰めない段階で契約締結にゴーサインを出したことにある。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.618, pp.18-19, 2015-06-22

五輪後の生き残り模索、シールド機の新会社誕生へ IHI、JFEエンジニアリング、ジャパントンネルシステムズ(JTSC)、三菱重工業、三菱重工メカトロシステムズ(MHI-MS)の5社は5月28日、シールド機の事業統合に向けて基本合意書を交わした。2020年の東京五輪後に見込…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.655, pp.36-37, 2017-01-09

2016年11月に博多駅前で発生した陥没事故を受け、専門家でつくる第三者委員会が立ち上がり、原因究明に向けた調査が進んでいる(写真1)。トンネルを掘削していた岩盤層の上にあるとみられる風化層の状態などが、原因究明のカギになりそうだ。委員会では17年3…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.284, pp.58-63, 2001-07-27

今後,市場の拡大が期待できる維持補修と環境分野の資格に挑戦する人が増えている。合格率が技術士より低い,難しい資格もあるが,取得すれば有効に活用できそうだ。一方,土木学会が理想的な土木技術者であることを証明する資格を新設したが,これについては戸惑いの声が挙がっている。増え続ける資格の中で注目されるものの実力を探ろう。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.477, pp.40-47, 2009-08-14

建設業界では今でも談合が横行している。一般の人の9割近くが、このようなイメージを抱いていることが、本誌のアンケート調査で明らかになった。頻発する低価格入札に悩まされている建設業界にとっては、理不尽な結果に映るかもしれない。 「マスメディアの偏向報道によって、建設業界は不当に悪者扱いされている」、「"公共事業=悪"といった論調にはうんざりだ」。
著者
ぴろり、
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.428, pp.90-91, 2007-07-27

波方国家石油ガス備蓄基地(以下,波方基地)の話を初めて聞いたのはいまから1年くらい前のことだ。日ごろから見学会でお世話になっている大成建設広報部宣伝グループの高橋薫さんから,「愛媛の波方にすごい場所があるのよ!」と聞いた。 見学会の後の懇親会でビールを飲みながら聞いていたこともあり,そのときは波方基地がどういう場所なのかイメージできなかった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.609, 2015-02-09

三井住友建設は、トンネル用のデータベース管理システム「ジェネシス−LTR」を開発した。補修工事の設計や施工の情報を蓄積して、顧客に提供。それらのデータを維持管理に活用してもらう。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.604, pp.6-11, 2014-11-24

フランス北西部の湾に浮かんだ小島。古くからキリスト教の巡礼地であり、今では同国有数の観光地としても知られるモンサンミッシェルだ。1979年には周囲の湾とともにユネスコの世界文化遺産および自然遺産に登録された。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.395, pp.120-121, 2006-03-10

国土交通省は2006年1月16日から2月24日まで,「テレワーク」と呼ぶ職員の在宅勤務を試行した。 テレワークとは,情報技術(IT)を活用した時間や場所にとらわれない柔軟な働き方のこと。政府のIT戦略「e-Japan戦略II」のなかで実現を目指している項目の一つだ。大都市圏の通勤ラッシュの緩和や人口の一極集中の是正がねらいだ。女性や高齢者の社会参加の手段としての期待もある。
著者
安藤 剛
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.591, pp.48-53, 2014-05-12

GRS一体橋梁では両端だけで水平力を負担するので、構造上、橋長をあまり長くできない。橋桁のひずみや乾燥収縮で、盛り土の補強材の破損を招く恐れがあるからだ。現在の技術では60m程度が限界と鉄道・運輸機構は考えている。