著者
安藤 生大
出版者
日本LCA学会
雑誌
講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.12, 2009

千葉県銚子市で水揚げされたサバを原料とするサバ缶詰について、カーボンフットプリント(CFP)の試算を行った。システム境界は、漁獲段階、冷凍冷蔵段階、缶詰製造段階、輸送段階、販売段階、廃棄段階とした。機能単位は、内容物180gのサバ缶詰とした。各段階のCO2排出量は、漁獲段階から92.0 g-CO2/缶、冷凍冷蔵段階から15.2 g-CO2/缶、缶詰製造段階から162.5 g-CO2/缶、輸送段階から13.3 g-CO2/缶、販売段階から10.8 g-CO2/缶となり、サバ缶詰1缶あたりのCFPは293.8 g-CO2/缶となった。
著者
藤井 靖之 田中 成佳 ムーア デイビッド イハ カツノリ
出版者
日本LCA学会
雑誌
講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.164, 2011

地球温暖化問題に伴い、製品のライフサイクルを通じたCO2排出量が注目される反面、ほかの環境負荷の存在が見え難くなることが指摘されている。我々は、持続可能性評価指標のひとつであり、CO2排出量を含めた包括的な環境負荷の可視化が可能なエコロジカル・フットプリント指標を用い、企業活動が及ぼす環境負荷を評価した。その結果、CO2排出ばかりでなく、原材料の調達に必要な土地(耕作地、牧草地、森林地)への環境負荷も明らかになった。