著者
安田 進 兵動 正幸
出版者
公益社団法人地盤工学会
雑誌
土と基礎 (ISSN:00413798)
巻号頁・発行日
vol.37, no.4, pp.103-104, 1989-04-25
著者
竹林 征三
出版者
公益社団法人地盤工学会
雑誌
土と基礎 (ISSN:00413798)
巻号頁・発行日
vol.49, no.10, pp.1-3, 2001-10-01
参考文献数
3
被引用文献数
1

The natural ecology se recovery power which the natural slope has exists in the surface soil which is in site. It is the one which proposes the concept of the replant-ing method which evaluated high the environment value which the surface soil has.
著者
村田 浩 浅間 悌作
出版者
公益社団法人地盤工学会
雑誌
土質工学会論文報告集 (ISSN:03851621)
巻号頁・発行日
vol.14, no.2, 1974-06-15

地下鉄6号線水道橋工区では, 掘削個所の湧水および漏水を完全に止めることが可能な凍結工法を採用した。このため周辺地盤は安定化するので, 施工はトンネル式とした。凍結区間は23 mであり, 土質は粘土, シルトおよび砂であった。施工場所の地下水流は, 薬品による調査と電気伝導度による調査を併用して測定した結果, 5.7〜7.0 m/日の流速であった。凍結に対する地下水の限界流速は1.0 m/日以下と計算されたので, 凍結開始前に薬液注入(LW)で止水壁を施工した。実際の凍結運転は15か月を要したが, この間の有害な変形や凍土の減少をはかるためには, 施工順序を考慮するとともに真空引き排水を行なったのが有効であった。また凍土の一軸圧縮強さは, 供試体温度が-15℃の場合, シルト質粘土で40 kg/cm^2,砂で100 kg/cm^2であった。以上の結果, 地下水流の影響もなく, 凍土膨張量も最大2 cm程度であった。
著者
鳥取 孝雄
出版者
公益社団法人地盤工学会
雑誌
土質工学会論文報告集 (ISSN:03851621)
巻号頁・発行日
vol.12, no.2, 1972-06-15

東京外環状線羽田空港付近のルートは, 空港航空制限の関係からトンネルで計画され, シールド工法で工事が進められている。ルート選定にあたってはできるだけ地上施設を避けるようにしたが, 大小20数件の支障建造物が残った。また本工事に対する既設建造物防護の基本的考え方としては, 1)沈下を許容できない施設, 2)2〜3cmの沈下を許容できる施設, 3)5cm以上の沈下を許容できる施設に大別し, 1)に対しては, アンダーピニング, 場所打ち連続壁, PSアンカー, 2)に対しては, 薬液注入, 3)に対しては, 工事施工後の補修を行なうこととした。モノレール線との交差個所では, モノレール線直下のシールド掘進に先立ち, モノレール線の両側にシールドトンネル上下線を避けて基礎グイを施工し, モノレール線ラーゲル(支柱)直下に鉄筋コンクリート受けゲタを入れて支持する方法をとった。受けゲタの施行法としては, 水平押しかん(かん断面幅18.06m×2.70m)をモノレール線の両側に設けた仮設タテ坑内にセットし, 推力により地山に圧入する水平押しかん工法を使用した。
著者
田中 国喜
出版者
公益社団法人地盤工学会
雑誌
土と基礎 (ISSN:00413798)
巻号頁・発行日
vol.16, no.4, pp.33-36, 1968-04-25
著者
木宮 一邦
出版者
公益社団法人地盤工学会
雑誌
土質工学会論文報告集 (ISSN:03851621)
巻号頁・発行日
vol.13, no.2, 1973-06-15

静岡県大崩地区の地形と地質を説明し, 崩壊の発生状況と関連付けている。大崩海岸における過去6.5年間崩壊事故を表示し, 乾燥係数K, 有効雨量ER, 崩壊誘因雨量Rの定義を行ない, KとRとの関係を図示し, このグラフを検討した結果崩壊に二つの形があることが判明した。すなわち, 乾燥型崩壊と湿潤型崩壊とがある。乾燥型崩壊はRが上昇している時に起こらずRが減少している時に発生している。これは乾燥状態にある岩石はき裂が開口し, そのため, その後に降った雨は地山に吸い込まれる率が多く1回の降雨で地下水圧を上昇させるためである。ただし地下水圧が低いので上昇するに時間がかかるのでRのピーク時と崩壊がずれる原因である。湿潤型はいずれもRが上昇中に崩壊し, このRのピークに先立ってかならずその前兆となるピークが20日以内に存することである。崩壊例とK, Rとの関連から乾燥型および三つの型の湿潤型の四つの型に分類される。これらの型は雨の降り方と関係があり, さらに地下水圧変化を推定して崩壊の予知を行なうことができる。この地区の方法は一般的なものであるから他地区の崩壊地区に利用することが可能である。