著者
高木 治
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
国際生命情報科学会誌 (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.29, no.2, 2011

量子力学の世界観においては、それまで物理学の基本的な前提と考えられてきた、実在性・局所性・因果性という概念が破綻してしまう可能性がJ.S.ベルによって指摘された。この中で、実在性とは客観的なものであり、量子論的物体(素粒子)の実在に関しては、観測者(人間)の自由な意志による主観的な選択の余地はないはずである。ところが、量子論的物体が実在するかどうかを確認するには、何らかの方法で観測者が測定をすることが必要となるが、もし観測者に測定方法の選択に自由意志が存在するならば、量子論的物体にも観測結果を左右する自由意志が存在するという驚くべき結論が、コンウェイとコッヘンによって2006年に示された。これは、「自由意志定理」と呼ばれているが、その中では自由意志の存在が人間というマクロな生物から、非生物であるミクロな素粒子にまで拡張されることを示している。ここでは自由意志定理の意味と、そもそも自由意志とは何かについて考察をする予定である。
著者
河野 貴美子 石 継明 段 立葉
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
国際生命情報科学会誌 (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.22-31, 1996-03-01 (Released:2017-04-25)
被引用文献数
1

気功師38名(中国人20名、日本人18名)および気功は素人の受け手一般人29名の脳波を測定した。気功中は、α波と共にθ波が増大すると言われている。しかし、気功師の安静時、θ波出現は8名(21.1%)、外気功28例中6例(21.4%)、内気功19例中7例(36.8%)で、いずれのθ波も2〜3周期の短いものが全汎性に、かつ一連(約10分間)の実験中、数回現われたに過ぎない。気を受けた一般人の37.9%にθ波が現われたのに比較し、気功師に多いとは言えず、また安静時より気功中に増えるとも言えなかった。そこで、α波の周波数変化を調べた。気功師38名の安静閉眼時、α波のピーク周波数は平均9.55±0.14Hzであったが、外気功中は9.74±0.18Hz、内気功中は10.05±0.22Hzといずれの場合も増大した。しかし、気功師個々には、速波化タイプと徐波化タイプがあり、外気功の7名(26.9%)、内気功の7名(41.2%)が徐波化タイプであった。曹洞禅や阿字観瞑想(密教系瞑想法)など仏教系の瞑想では深い瞑想中α波の周波数は遅くなる。超越瞑想(TM)ではほとんど変化がなく、わずかに速波化であった。TMは、心の中でマントラを唱えつつ、集中することで瞑想に入る。気功も同様に気のイメージの様なものが関与し、それへの集中があるものと思われた。徐波化する者の気功法には、瞑想法的な要素が考えられる。しかし、彼等は安静時から周波数が高いものが多く、僧侶においてα波が徐波化してθ波が現われるのと違い、θ波出現者との間に相関は見られなかった。
著者
小林 常雄
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
国際生命情報科学会誌 (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.35, no.2, pp.121, 2017 (Released:2018-06-13)
参考文献数
31

癌細胞は突然変異によってできるという説が宣伝されてきたが、遺伝子プロジェクトによる治療計画は殆ど失敗してきました。公衆衛生学や微小癌の研究から、遺伝子異常説が間違いであることが判明しています。今回、癌のミトコンドリアの呼吸代謝を特異的に抑制する薬を用いて、ミトコンドリアの幽霊化が"癌化の本質である"ことを証明しました。同時に、ミトコンドリアが18億年前に、古細菌に共存して、高等細胞が出来たとき、何故、ミトコンドリアの呼吸遺伝子が、核に9割、ミトコンドリアに1割、配置されたかの生物学上の謎が解明できました。また癌は、胎児と同様にできますので、その原理を使えば、腫瘍マーカー総合検診(TMCA)で、癌を癌に罹る前から、また癌になってからでも、画像診断の100倍の精度で、ダイナミックに診断ができますから、癌の予知予防も、癌の再発予防も簡単にできるようになりました。
著者
有田 秀穂
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
国際生命情報科学会誌 (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, 2015

脳幹・背側縫線核のセロトニン神経はオキシトシン受容体を備えているので、脳内オキシトシンの分泌が増えるとセロトニンが活性化され、不安や緊張、鬱などストレスフルな気分を解消させる。オキシトシンは子宮収縮や乳汁分泌を促す母親のホルモンとして古くから知られてきたが、最近の研究で、男性も未婚の女性も、すなわち性別や年齢に関係なく分泌される脳内物質であり、その役割は、視床下部のストレス中枢を抑制して、HPA軸(視床下部・下垂体・副腎システム)を抑え、ストレスホルモン(コルチゾール)の分泌を減少させることが明らかにされた。その活性化因子は、グルーミング行動であり、マッサージ、エステ、リフレクソロジーなど心地よいスキンシップ、友人や家族との団欒、などである。これらの社会的癒し行動は、ストレス解消術として知られてきたが、その背景に、オキシトシンという脳内物質が働いていることが判明した。この点について、我々の最近の研究を紹介しながら、解説する。
著者
朱 潤龍 朱 怡怡
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
Journal of International Society of Life Information Science (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.244-263, 1999-09-01

この総説は中国人体科学における最新の進展状況を報告するものである。「耳で字を読む」という報告が発表されて以来、精力的な調査研究が多数なされてきた。本論文では、論文・研究報告・ビデオ記録で発表され、新聞・雑誌・学会で取り上げられて世に広く知られたものを、以下の4つの観点から要約した。1)超感覚的知覚(ESP)の研究、2)念力(PK)の研究、3)その他の研究、4)理論と仮説。
著者
ネルソン ロジャー・D 小久保 秀之
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
Journal of International Society of Life Information Science (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.32, no.2, pp.185-192, 2014-09-01

地球意識計画(GCP)と呼ばれる長期継続実験は、同期的に生成されたランダムデータの流れの中から、大規模な出来事によって生じるランダムでない構造を探索する。地球規模の乱数発生器(RNG)ネットワークが、最多で世界65箇所の並列ランダムデータの系列を記録し、「世界的な出来事(素晴らしい祝典や悲劇に対する広範囲の精神的・感情的な一時的反応と定義)」が起こっているときに期待値からデータが偏るという仮説を厳密な実験で検証する。現在進行中の再現実験は、指定された出来事の期間、ネットワーク中の相互作用を測定する。そして過去15年以上にわたる450件以上の公式仮説の結果は十分に期待値から離れており、帰無仮説に対して1兆分の1以下である。対照実験によって従来の物理学的説明や実験エラーは除外され、また実験計画法によって解釈が制限される。実験結果は、ある種の人間の意識が効果の源として含まれていることを示唆している。ランダムデータの微かな構造化は、人間の可干渉な注目と感情が物質世界に効果をもたらすことを示している。
著者
小長井 ちづる
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
Journal of International Society of Life Information Science (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.24, no.1, pp.76-81, 2006-03-01

香りにはストレス緩和作用があることや気分をリフレッシュさせる効果があることが広く認められている.われわれは,これまでに,香りの脳機能に与える影響について,特に脳波の分析により評価してきた.今回は,加熱食品および嗜好飲料の香りについて検討した結果を中心に紹介する.食品の加熱や貯蔵中に起こる成分間反応として代表的なアミノ・カルボニル反応では,多くの香気成分が生成する.そこで,未加熱,浅煎り,中煎り,深煎りの加熱段階の異なる大豆および糖とアミノ酸を添加した加熱大豆とその対照加熱大豆を調製し,香りが脳機能に与える影響の差異を,α波を指標として検討した.中煎り大豆の場合には有意なα波の増大が見られ,また,アミノ酸と糖を添加して加熱した大豆はそわ対照大豆に比し有意にα波が多かった.ビールホップの香りの脳機能に対する影響について,濃度の影響および効果の性差を検討したところ,男性では,P300振幅については濃度間に有意な差が認められたが,女性では差がみられず,ホップに関しては男性の方が濃度の差に敏感であるという特徴的な結果が得ちれた.コーヒー豆の種類によるリラクセーション効果および認知機能に対する影響の差異については,豆の種類によってそれらの効果には差異があることが明らかとなった.この差異を利用し,目的に応じて豆の選択をすることによって,それらの効果をより効率良く得ることができると思われる.
著者
尾崎 真奈美 奥 健夫
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
Journal of International Society of Life Information Science (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.25, no.1, pp.107-114, 2007-03-01

スピリチュアル・ヒーリングと呼ばれるものの中には多様なものがふくまれている。その中には、物理現象に過ぎないものであっても、単に科学的に未検証である治療法から、心身相関的に説明ができるもの、非局在意識を想定しなければ説明が不可能な現象まで混在している。本研究においては、スピリチュアル・ヒーリングに関する科学的検証を概観した上で、スピリチュアル・ヒーリング本来の意味を提出する。スピリチュアリティーは心も体も超越した概念であるが、身体の現象として現われうる。スピリチュアル・ヒーリングも同様に、非局在意識、すなわち魂のレベルの癒しであるが、心理学的には、許し、存在のありのままの受容、それにともなう高い道徳的変容として説明されよう。つまり、魂の癒しと心身の健康状態に関連はあるものの、本来的な意味では二者は同一ではない。スピリチュアル・ヒーリングすなわち魂の癒しは、また、主体の意図的な努力で獲得していくというより、すでにすべての存在に無条件で与えられている恩寵という側面が存在する。主体がその事実を意識化することでスピリチュアル・ヒーリングは達成される。スピリチュアル・ヒーリングの現場で起こる問題として、魂の癒しではなく心身の癒しに執着することから生じる、スピリチュアル・ハラスメントに関しても警告した。
著者
町 好雄 儲 維忠
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
Journal of International Society of Life Information Science (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.14, no.2, pp.129-152, 1996-09-01

中国では外気功が医療の一つとして用いられている。その外気功の一つではないかと考えられるものに気功麻酔が存在する。この気功麻酔はまだ中国以外では明かにされていないが、その気功麻酔の際の生理的な測定を行い、麻酔を行う気功師、患者の生理的な変化はどのようなものであるか、また通常の外気功とどのような関係にあるかということに興味を持つ。これらの観点から気功麻酔のメカニズムの一端を調べたものである。
著者
橋爪 秀一 河野 貴美子 小久保 秀之 山本 幹男 桂川 秀嗣 鎌田 明彦 渡辺 恒夫
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
Journal of International Society of Life Information Science (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.48-52, 2015-03-01

嗜好品であるノンアルコールビールのリラックス効果を、心理生理学指標である皮膚伝導水準(SCL)と心拍(HR)とを用いて評価することを試みた。10名の大学生が被験者として参加し、安静の後、7分間の内田クレペリン検査及び3分間の暗算により、ストレスを負荷した。その後、2種類のノンアルコールビール、キリンフリー及びアサヒドライゼロ、或いはコントロールとして水を1分間で摂取した後、椅子に静かに座る閉眼安静を10分間行った。RussellとLaniusの気分特性モデル(Russell and Lanius model of affective quality)により解析した結果、両ノンアルコールビールは強いストレス改善効果を有することが明らかになった。また、嗜好調査の結果、全被験者がビール好きではあったが、ノンアルコールビールは好きではなかった。これらの結果から、ノンアルコールビールは、嗜好に関係なく、ストレス改善効果があると考えられる。そのメカニズムは明らかではないが、両ノンアルコールビールに含まれるホップは、ハーブの一種でストレス改善効果があることが知られており、ノンアルコールビール中の素材がストレス改善効果に効いている可能性がある。
著者
上杉 一秀 足達 義則 大曲 和寛 鈴木 昭二
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
Journal of International Society of Life Information Science (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.202-207, 2002-03-01

ストレス解消のための新しい音楽生成システムを提案している。川のせせらぎ、虫の音、風鈴などいわゆる1/fゆらぎの音を聞くことはストレス解消に効果がある。特に虫の音や音声のトレモロ・ビブラート等にみられる8[Hz]のゆらぎはシューマン共振と呼ばれる自然現象に由来していることが知られている。そこで、音楽の中にシューマン共振波の8[Hz]のゆらぎを取り入れることでストレス解消ができる音楽生成装置の開発を行い、手首からの脈像情報からストレス解消効果を測定した。
著者
古賀 良彦
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
Journal of International Society of Life Information Science (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.179-186, 2004-03-01

我々は、香りが生体に与える効果を脳の機能の変化というレベルで評価する試みを行い、脳波の分析によってその変化を詳細に捉えることができることを示してきた。今回は、コーヒーの香りの効果について評価を行った結果について紹介する。コーヒーはその香りによってリラックス感を得たり、ほどよい緊張感を取り戻す効果があることが知られている。我々は、コービー豆6種を選び、脳波の分析によって豆の種類による効果の差異を検討した。リラクセーション効果の測定には、アルファ波の分析を用いた。グアテマラ呈示時のアルファ波パワー値は、マンデリン、ハワイコナに比べて有意に高く、コントロールおよびモカマタリと比較しても高い傾向がみられた。一方マンデリンは、コントロールに対しアルファ波を減少させる傾向がみられた。また、認知機能の生理学的指標としては事象関連電位P300を用いた。 P300潜時は、ブラジルサントスは無臭時、グアテマラ、モカマタリ呈示時に比べて有意に潜時が短かった。また、ブルーマウンテンよりも短い傾向がみられた。これらの結果は、コーヒーの香りは豆の種類によって影響が異なるので、目的に応じて豆を使い分けることにより、顕著な効果を得ることができることを示すものである。脳波をはじめとして、最近、目覚しい進歩を遂げた脳機能画像を利用することにより、今まで未知の部分が多かった匂いとヒトとの関わりに関する研究が飛躍的に発展することが期待される。
著者
種市 孝
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
Journal of International Society of Life Information Science (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.33, no.2, pp.145-149, 2015-09-01

パラサイトフェルミオンモデルは、高次元宇宙内で考えられる物質粒子の新規な存在様式の提案である。このモデルを心身問題に適用する試みは、超常現象が高次元宇宙描像に基づく物理学の研究対象となり得ることを示している。
著者
青木 孝志 足達 義則
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
Journal of International Society of Life Information Science (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.25, no.1, pp.23-29, 2007-03-01

近年、様々な芳香の活用が統合療法分野で増加しつつある。これはアロマセラピーと呼ばれているが、匂い刺激は人体の嗅覚中枢に伝わり、自律神経や脈波に影響を与える。本研究日的は、匂い刺激が脈波の構成成分の波高比(b/aおよびd/a)に対して、どのような影響をもたらすのかを調べることである。ここで、a,bおよびdは加速度脈波の構成成分であるa,bおよびd波の高さである。10人の被験者にジャスミンの匂い刺激を5分間あたえた。刺激中の5分間と、刺激前の5分間および刺激後の5分間、脈波を測定した。その結果、ジャスミンの匂い刺激中はb/aが統計的有意に減少した。この実験結果は刺激中に血管の伸展性がよくなったことを示唆している。刺激を止めると約5分以内に元の値に戻った。d/aは有意な変化を示さなかった。また刺激によって心拍数が平均3.5%増加した。
著者
佐古 曜一郎 榊原 朋子
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
Journal of International Society of Life Information Science (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.8-22, 1998-03-01

赤・黄・緑・青・黒という5色のセルスポンジを実験対象サンプルとして、いわゆる功能者を被験者に、一連の色の視覚外認識実験を行った。被験者の視覚はアイマスクで厳重に遮蔽し、手かざしで色を感知・識別してもらった。実験対象サンプルは、被験者が接触することのないようにケースをかぶせて呈示した。このケースは2種類準備し、1つは、可視光を遮蔽しない透明なケース、もう1つは、可視光を遮蔽する黒いケースであった。また被験者にはケースの種類を正しく通知する場合と、黒いケースを用いているのに透明ケースであると思わせるというように偽りの情報を通知する場合とを、混在させた。ケースの種類と被験者に通知した内容の種類の組合せにより、4つに分類される実験を各々200試行実施し、統計的に評価した。各実験とも認識率は有意な高さであったが、さらに透明ケースの方が黒いケースを用いた場合より認識率が高く、また被験者はケースの種類によらずケースは透明であると通知されている方が、認識率が高いことが見い出された。なお通知情報の真偽による認識率の差は見い出されなかった。
著者
福岡 明 小山 悠子 福岡 博史 上田 恵里子 山本 光祥 貴田 晞照 吉村 ひろ子
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
Journal of International Society of Life Information Science (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.21, no.1, pp.170-175, 2003-03-01

〔目的〕外気功を含めたCAMを積極的に併用することによって、腫瘍の縮小を見た2例について報告する。〔症例I〕A.F.76才♂歯科医師結腸腫瘍自覚的症状無くB.D.0-ring Testにて下行結腸に腫瘍の共鳴あり。内視鏡検査、組織検査にて同部に2.5cm程度のTubular Adenoma(Group3)を確認。その後、約2ヶ月外気功を含めたCAMの併用後、腫瘍が約1cmに縮小し、内視鏡的切除を可能にした。〔症例II〕M.Y.59才♂医師転移性肝内腫瘍排便異常、体重減少を主訴。内視鏡検査にて、大腸悪性腫瘍(ClassV)、画像診断により肝への転移を認める。大腸腫瘍切除手術後、約9ヶ月間、化学療法を施行。その後、外気功を併用し、画像診断により、肝転移性癌腫瘍の縮小傾向良性化が認められた。〔症例III〕T.S.42才♂会社員脳動脈瘤1999年8月2日交通事故の後遺症にてMRI・脳血管造影により動脈瘤2ヶ所を認めた外気功の併用にて動脈瘤の縮小、血流の改善をみた。〔結論〕以上、外気功を併用し、経過良好の3症例について報告する。