著者
平林 二郎 吹田 隆道 名和 隆乾
出版者
大正大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2020-04-01

既存の仏教学研究では,初期仏教文献は韻文の伝承を基に散文経典を作成した,というのが定説となっていた.しかし,近年の研究成果から初期仏教文献の原形には韻文のものと散文のものがあり,韻文のものについては仏教以外の宗教やインドの叙事詩の思想などが組み込まれていると明らかになってきている.それでは仏教教団はどのように仏教外の思想を初期仏教文献に組み込んでいったのか.本研究は韻文経典と散文経典を分けた新たな初期仏教文献史の構築を目的とし,経蔵と律蔵にみられる経典読誦の分析,在家者による経典読誦と出家者による経典読誦の実態解明を行い,不明な部分が残る古代インドの仏教教団と在家者の関係性を明らかにする.
著者
青木 聡 草野 智洋 小田切 紀子 野口 康彦
出版者
大正大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2018-04-01

離婚後に円滑な親子交流を実施するために必要な知識や心構えを学ぶホームページ「リコンゴの子育てひろば」を公開した。また,離婚後の共同養育に関するインターネット調査を行い,離婚後の共同養育や親子関係の再構築に必要な支援を検討するための知見を得た。一方,コロナ禍により,親教育プログラム(体験学習型グループワーク)の試行実践と効果検証を行うことができなかった。
著者
由井 恭子
出版者
大正大学
巻号頁・発行日
2019

博士(文学)
著者
福島 真司 鈴木 達哉
出版者
大正大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2016-04-01

本研究は、EMやIRの先進事例を持つ大学等を調査することによって、IRが意思決定上どのようにEMを支援するのかを明らかにするものである(目的①)。関連して、日本でも導入された個人識別番号を、教育の成果のアカウンタビリティーに利活用する在り方を研究し、今後の日本での仕組み作りに基礎的な知見を与えることを目的としている(目的②)。目的①については米国等を中心に調査を行った。2018年度からの第3期大学機関別認証評価の重要指標である「内部質保証」「学習成果の可視化」についても調査を実施した。米国大学のIR部署はアカウンタビリティー対応に大きな時間を割いている状況にあり、求められるデータは「卒業率」「専門性を活かした就職」「年収」等であり、費用対効果を示すことを強く求められる。政策上では、「モビリティー」(社会階層の移動)、すなわち、「first-generation」が親の世代の社会階層から上位に移動できたかどうかが、最も重要なテーマである。「学習成果の可視化」については、Association of American Colleges & UniversitiesなどがVALUE Rubrics 等で分野横断的な汎用能力を測定する試みを始めているが、まだ、政策に影響を与えるまでの状況には至っていない。いずれにしても、米国ではデータ分析を重視しており、加えて、ベンチマーク・データやパブリック・データが日本より充実している。目的②については、諸国の個人IDの制度とそのIRへの利活用の概況を調査した。今年度は、米国の他、個人ID案がプライバシー保護を重視して廃案になった豪州で、個人IDを用いた大学アカウンタビリティーへの所感について調査した。予想通りネガティブな反応が多い一方で、大学教育の成果を卒業後の年収で測ることにはポジティブな意見が聞かれ、極めて興味深かった。
著者
木村 博
出版者
大正大学
雑誌
佛教と民俗
巻号頁・発行日
vol.15, pp.1-6, 1978-12
著者
伊藤 宏之
出版者
大正大学
巻号頁・発行日
2022

2021年度
著者
佐々木 倫朗 山本 隆志 坂本 正仁 山田 雄司 山澤 学 古川 元也 三浦 龍昭 丸島 和洋
出版者
大正大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2011-04-01

本研究は、金剛三昧院・桜池院等の史料を調査することにより、高野山の宿坊史料の全体像を提示し、地方大名家の供養帳の史料的性格を明らかにし、大名家供養帳の成立と大名権力の確立との密接な関連性を考察することを目的とした。上記の研究のため、金剛三昧院については、平成23年度より経蔵内及び本堂に所在する史・資料の調査を行い、519点の供養帳を確認し、今まで存在が知られていなかった中・近世の多数の史料を確認した。桜池院については、諏訪・武田氏との関わりを中心としながら、調査を行い、中・近世の供養帳・新出文書を確認し、貴重な戦国期の供養帳に関しては、翻刻を行い、その史料的性格を明らかにした。
著者
小渕 尊史
出版者
大正大学
巻号頁・発行日
2021

博士(仏教学)
著者
森 覚
出版者
大正大学
雑誌
大正大学大学院研究論集 = Journal of the Graduate School, Taisho University (ISSN:03857816)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.272-270, 2012

学位請求論文審査報告書