著者
中 右介 牧野 好和 進藤 重美 川上 浩樹 Naka Yusuke Makino Yoshikazu Shindo Shigemi Kawakami Hiroki
出版者
宇宙航空研究開発機構(JAXA)
雑誌
宇宙航空研究開発機構研究開発資料 = JAXA Research and Development Memorandum (ISSN:13491121)
巻号頁・発行日
vol.JAXA-RM-12-004, pp.1-74, 2013-01-31

低ソニックブーム設計技術の実証と空中ソニックブーム計測技術の獲得を目的とする低ソニックブーム設計概念実証(D-SEND)プロジェクトにおいて,JAXA が開発した空中ソニックブーム計測システム(ABBA システム)を含むソニックブーム計測システム(BMS)の確認,及びD-SEND#2 飛行試験におけるダイブ飛行による低ブーム設計概念実証の可能性確認のため,実機を用いた飛行試験(通称ABBA Test #2)を実施した.前回(2010年9月)に実施した飛行試験では,係留気球の破損によりABBA システムによる空中計測ができなかったため,今回再試験を実施し,空中ソニックブーム計測によるダイブ飛行での低ブーム設計概念実証の可能性を確認した.また,今回は地上50mから1000m の間の6箇所の異なる高度に設置したマイクロフォンでの計測により,ソニックブームの伝播,ソニックブーム波形に与える大気乱流や地面反射の影響を検討する上で貴重なソニックブームデータが取得できた.
著者
水素社会に向けた航空機に関する研究会
出版者
宇宙航空研究開発機構(JAXA)
雑誌
宇宙航空研究開発機構特別資料 = JAXA Special Publication (ISSN:1349113X)
巻号頁・発行日
vol.JAXA-SP-16-006, pp.1-65, 2016-12-27

水素社会に向けた航空機に関する研究会: キックオフミーティング (2015年3月13日. 調布航空宇宙センター), 調布市, 東京; 水素社会に向けた航空機に関する研究会: 第1回 (2015年4月10日. 調布航空宇宙センター), 調布市, 東京; 水素社会に向けた航空機に関する研究会: 第2回 (2015年5月14日. 調布航空宇宙センター), 調布市, 東京; 水素社会に向けた航空機に関する研究会: 第3回 (2015年6月3日. 調布航空宇宙センター), 調布市, 東京; 水素社会に向けた航空機に関する研究会: 第4回 (2015年7月24日. 調布航空宇宙センター), 調布市, 東京; 水素社会に向けた航空機に関する研究会: 第5回 (2015年9月11日. 調布航空宇宙センター), 調布市, 東京; 水素社会に向けた航空機に関する研究会: 第6回(外部有識者第1回) (2015年11月26日. 調布航空宇宙センター), 調布市, 東京; 水素社会に向けた航空機に関する研究会: 第7回(外部有識者第2回) (2016年1月21日. 調布航空宇宙センター), 調布市, 東京
著者
近藤 直 大場 隆之 伊藤 浩之 鹿島 光司 深水 克郎 Kondo Naoshi Oba Takayuki Ito Hiroyuki Kashima Koji Fukozu Katsuro
出版者
宇宙航空研究開発機構(JAXA)
雑誌
宇宙航空研究開発機構特別資料 = JAXA Special Publication (ISSN:24332232)
巻号頁・発行日
vol.JAXA-SP-19-001, pp.53-63, 2019-06-19

月面農場にて栽培する8品目(イネ、ダイズ、サツマイモ、ジャガイモ、トマト、レタス、キュウリ、イチゴ)を、居住人数6人および100人を想定し、特に100人の場合において効率的に生産可能と考えられる方法を提案する。本提案では、まず栽培8品目すべてに共通して適用する技術を示す。次にそれぞれの生産品目ごとに栽培スタイル(栽培様式)を定める。そしてその様式を実現するために最適な栽培方式、例えばバッチ式の栽培か栽培部分が移動することによる連続式かに大まかに大別した。作物の生産過程は、播種(定植)、生育、収穫などの工程に区分され、各工程において可能な限り自動作業を導入するために必要な生育・環境モニタリング項目、具体的なセンシング方法および機械化方法を提案する。それら要素技術の中には、既存の技術を応用することで達成可能と考えられるものもあるが、ドローン、ロボットの開発やセンシング方法の確立など、今後さらなる技術向上が必要と考えられる方法も含む。
著者
齊藤 靖博 沖田 耕一 Saito Yasuhiro Okita Koichi
出版者
宇宙航空研究開発機構(JAXA)
雑誌
宇宙航空研究開発機構特別資料: 第6回スペースデブリワークショップ講演資料集 = JAXA Special Publication: Proceedings of the 6th Space Debris Workshop (ISSN:1349113X)
巻号頁・発行日
vol.JAXA-SP-14-013, pp.145-152, 2015-03-27

第6回スペースデブリワークショップ (2014年12月17日-19日. 宇宙航空研究開発機構調布航空宇宙センター(JAXA)(CAC)), 調布市, 東京
著者
Haidn Oskar J.
出版者
宇宙航空研究開発機構(JAXA)
雑誌
宇宙航空研究開発機構特別資料 = JAXA Special Publication (ISSN:1349113X)
巻号頁・発行日
vol.JAXA-SP-13-017, pp.17-51, 2014-03-31

東京大学ロケット・宇宙機モデリングラボラトリー(社会連携講座)シンポジウム (2013年9月20日. 東京大学武田ホール), 東京
著者
渡邊 裕樹 和田 明哲 月崎 竜童 池田 知行 WATANABE Hiroki WADA Asato TSUKIZAKI Ryudo IKEDA Tomoyuki
出版者
宇宙航空研究開発機構(JAXA)
雑誌
宇宙航空研究開発機構研究開発報告: 将来深宇宙探査に向けた革新的超小型推進系研究グループ 2020年度研究成果報告書 = JAXA Research and Development Report: Technical Report of the Research Activity for Innovative Micro Propulsion Systems for Future Deep Space Explorations (2020) (ISSN:24332216)
巻号頁・発行日
vol.JAXA-RR-20-008, pp.6-12, 2021-02-12

Research and development of low-power Hall thruster system is important for the realization of space explorations using micro spacecrafts. In this paper, technical problems for the development of low-power Hall thruster system was discussed based on the previous experimental results of 100-W class Hall thruster.
著者
松本 晴久 Matsumoto Haruhisa
出版者
宇宙航空研究開発機構(JAXA)
雑誌
宇宙航空研究開発機構特別資料: 第15回「宇宙環境シンポジウム」講演論文集 = JAXA Special Publication: Proceedings of the 15th Spacecraft Environment Symposium (ISSN:24332232)
巻号頁・発行日
vol.JAXA-SP-18-009, pp.27-30, 2019-01-31

第15回宇宙環境シンポジウム (2018年10月30日-31日. 東北大学青葉サイエンスホール), 仙台市, 宮城県
著者
木村 大治 Kimura Daiji
出版者
宇宙航空研究開発機構(JAXA)
雑誌
宇宙航空研究開発機構研究開発資料 = JAXA Research and Development Memorandum (ISSN:13491121)
巻号頁・発行日
vol.JAXA-RM-14-012E, pp.45-49, 2015-03-27

This study considers human contact with extraterrestrial intelligence, the so-called "first contact" in science fiction, from the perspective of anthropology and communication theory. Science fiction has performed various thought experiments regarding whether and how mutual understanding is realized in such human-alien interaction circumstances. First contact can be classified into two categories: the scaffold for understanding based on rationality and objective truth, or on embodiment and internal understanding. Finally, we discuss the existence of another layer that we call the "stance of understanding," namely, the belief that "they must be trying to communicate."
著者
岡田 尚基 山本 幸生 Okada Naoki Yamamoto Yukio
出版者
宇宙航空研究開発機構(JAXA)
雑誌
宇宙航空研究開発機構研究開発報告: 宇宙科学情報解析論文誌: 第2号 = JAXA Research and Development Report: Journal of Space Science Informatics Japan Volume 2 (ISSN:13491113)
巻号頁・発行日
vol.JAXA-RR-12-006, pp.131-136, 2013-03-29

科学衛星や探査機では,コマンドの実行時刻やテレメトリデータの生成時刻を扱うための時刻系として,衛星時刻が使われる.衛星時刻は,オンボードのクロックを使って増加するカウンタであることが多い.衛星時刻はその衛星・探査機に固有の時刻系であり,かつ進み方も一定ではない.そのため,これを共通の時刻系に校正して使うことが行われる.我々は,宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所で科学衛星・探査機の時刻校正に適用する枠組みを整備している.この枠組みは,今後打ち上げられる科学衛星・探査機で,衛星運用からデータ解析に至るまでの各地上系システム に共通機能として組み込まれる予定である.