著者
古澤 和行
出版者
横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)
雑誌
横幹連合コンファレンス予稿集 第4回横幹連合コンファレンス
巻号頁・発行日
pp.126, 2011 (Released:2012-03-14)

サービス・イノベーションにとって重要なのは、サービスの提供者と受け手との間に生じる経験に対する意味をどのように変化させるのかという点である。本報告ではサービスにおけるアーティファクトについて考察し、アーティファクトがこれらの意味の生成と変化に対してどのような意義を持つのかを検討し、サービス・イノベーションに取り組む際のインプリケーションを提示する。
著者
齋藤 宗香 倉橋 節也
出版者
横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)
雑誌
横幹連合コンファレンス予稿集 第4回横幹連合コンファレンス
巻号頁・発行日
pp.67, 2011 (Released:2012-03-14)

本論文では,ネットワーク上でのエージェントベースの製品普及モデルを提案し、シミュレーションによって、情報効果と規範効果が情報を伝える経路が異なることを示す。探索的な情報獲得を表す情報接触効果と、他の消費者に乗り遅れまいとするイミテーション行動と社会からの期待を表す規範効果の両者を検討する。情報伝播の性質や経路はそれぞれ異なっており、従来のシミュレーションによる口コミ研究のように、これらの2つの効果のいずれかを用いて「口コミ効果」とするには限界があることを示す。実験の結果、オンライン上の人間関係ネットワークにおいて普及を引き起こすには、他の消費者とのつながりの多いオピニオンリーダーが製品を採用し、その経験を他の消費者に伝達するだけでは不十分であり、その情報を受け取った非オピニオンリーダー同士がコミュニケーションを行うことにより普及が全体に広がっていくことが示唆された。
著者
関口 大陸 稲見 昌彦 川上 直樹 舘 すすむ
出版者
横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)
雑誌
横幹連合コンファレンス予稿集 第1回横幹連合コンファレンス
巻号頁・発行日
pp.50, 2005 (Released:2006-06-27)

従来ロボットは製造業等の現場において人の身代わりとして何らかの作業を行うという目的で研究が進められていた.これに対し我々はUIとしてのロボット-Robotic User Interfaceの研究の一環として,遠隔地に置かれたロボットの動きを同期させることによりコミュニケーションをとることを目指したRobotPHONEの研究を行ってきている.本発表では,RobotPHONEの研究を元に商品化された「IP ロボットフォン」の設計と開発について紹介する.
著者
岡本 吉晴
出版者
横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)
雑誌
横幹連合コンファレンス予稿集
巻号頁・発行日
vol.2005, pp.213-213, 2005

インターネットは自律協調分散型の複雑系である。その進展により、経済・社会の構造は「供給者主導型」から「消費者主導型」に変化している。消費者はネットで繋がって供給者以上の情報を持ち始めており、企業と製品と消費者たちのネットワークでの経験という場で、それぞれの価値を創り出すパラダイムに変化してきている。本講演では、20世紀の物質文明の終焉と新たな共創のイノベーションの方向について論じる。
著者
高橋 武則
出版者
横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)
雑誌
横幹連合コンファレンス予稿集 第4回横幹連合コンファレンス
巻号頁・発行日
pp.36, 2011 (Released:2012-03-14)

「紙ヘリコプター」を題材とした、技術者向けのSQM(統計品質管理)教育カリキュラムについて論じる。複葉型紙ヘリコプターを使ったカリキュラムは筆者が提案したものであり、複葉型紙ヘリコプターは15を超える設計要素、上下2つのローターから構成される。
著者
内田 誠 白山 晋
出版者
横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)
雑誌
横幹連合コンファレンス予稿集
巻号頁・発行日
vol.2005, pp.176-176, 2005

近年の情報通信手段の発達によって、場所や組織の壁を越えた新たな個人間のコミュニケーションネットワークが形成されている。そのようなネットワークの1つとして本研究ではSNSに着目し、そのネットワーク構造上で生じる情報伝播の現象について実データを用いながら複雑ネットワーク分析と計算機シミュレーションによって分析する。さらに、理論的なネットワーク構造モデルとの比較によりSNSネットワークの特徴を明らかにする。
著者
橋本 悠希
出版者
横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)
雑誌
横幹連合コンファレンス予稿集
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.29-29, 2011

我々は第12回国際学生対抗バーチャルリアリティコンテストにおいて,口を用いた「吸い込む」行為に着目し,主に口内や口唇への感覚提示を行う吸飲感覚提示デバイス:Straw-like User Interface(SUI)を開発した.本装置は,様々な物体を吸飲する際に口内や口唇へ伝わる感覚を抽出し体験することを可能とする.本稿では,SUIの詳細とそれを用いた作品に関する解説を行うと共に, SUIに関するコンテスト後の展開について述べる.
著者
田中 秀幸
出版者
横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)
雑誌
横幹連合コンファレンス予稿集 第3回横幹連合コンファレンス
巻号頁・発行日
pp.73, 2009 (Released:2010-04-05)

This paper aims to assess relationship between online and real regional community by focusing on a regional social networking service, SNS. Intrinsic motivation framework reveals meaning of text in a regional SNS.
著者
野村 淳二
出版者
横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)
雑誌
横幹連合コンファレンス予稿集 第2回横幹連合コンファレンス
巻号頁・発行日
pp.5, 2007 (Released:2008-11-27)

企業において新事業、新規商品を作り出すために留意すべきマネジメントの勘どころを述べる。乗馬フィットネス機器「ジョーバ」の開発事例を通して、新規商品開発リーダ育成の考え方、スキルズ開発の重要性を示す。
著者
島本 実
出版者
横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)
雑誌
横幹連合コンファレンス予稿集 第3回横幹連合コンファレンス
巻号頁・発行日
pp.101, 2009 (Released:2010-04-05)

The purpose of this paper is to explore how Industry-University-Government cooperation worked effectively in the Photovoltaic industry after the 1970s in Japan. The reason why the Photovoltaic industry grew rapidly was the successful coupling of industry, university and government system.
著者
園城 倫子
出版者
横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)
雑誌
横幹連合コンファレンス予稿集 第4回横幹連合コンファレンス
巻号頁・発行日
pp.41, 2011 (Released:2012-03-14)

産学官連携コーディネータの仕事は産と学との橋渡しをすることである。産学連携活動は大学と産業界、人と人、技術と技術を横断的に結び付け、新しい価値創造の促進を支援することである。筆者は母校である北陸先端科学技術大学院大学で学んだ知識科学が連携活動の現場でどのように役立っているかを事例を交えながら紹介する。
著者
高橋 武秀
出版者
横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)
雑誌
横幹連合コンファレンス予稿集 第3回横幹連合コンファレンス
巻号頁・発行日
pp.95, 2009 (Released:2010-04-05)

わが国の製造業を中心として、産業クラスタの構造とそこにおける活性化要因について考察し、イノベーションを作る社会的メカニズムについて議論する。そのひとつの基礎を考える切り口として、イノベーションにおいて重要となるアナロジー思考と会話についても考察する。
著者
吉澤 智之
出版者
横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)
雑誌
横幹連合コンファレンス予稿集 第1回横幹連合コンファレンス
巻号頁・発行日
pp.3, 2005 (Released:2006-06-27)

工事現場にリスクマネジメントシステムの考え方の導入を提案する。まず始めにリスクマネジメントの基本概念を整理し、Kaplan,Haimesの提案するRFRM(Risk Filtering, Ranking, and Management Framework)をベースにHHM (Hierarchical Holographic Modeling)によりリスクシナリオを特定し、事故の分析を行う。