著者
中山 秀登
出版者
流通経済大学
雑誌
流経法學 (ISSN:1347281X)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.A33-A43, 2005-06
著者
大塚 哲也
出版者
流通経済大学
雑誌
研究活動スタート支援
巻号頁・発行日
2014-08-29

本研究は、欧州の議論を参照しながら、契約締結過程での情報提供義務違反によって相手方に生じた信頼を契約内容へと取り込むという新たな解釈論を展開するための基礎的検討を行うものである。この研究においては、同様の解釈論が展開されているフランスの議論状況が注目に値するものであるが、これを分析することにより、フランスでは不法行為法が非常に柔軟に利用されており、これを通じて情報提供義務違反の被害者に対して柔軟な救済が認められていることを明らかにすることができた。このため、今後の研究では、この不法行為法の柔軟な活用が契約法の解釈論へとどのように結びついていくのかをさらに探求することが必要であると考えられる。
著者
福ヶ迫 善彦
出版者
流通経済大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

2012年から2014年にかけて,大学院課程における体育教師養成プログラムの開発を行った。プログラムの目的は,教師の意図した学習成果を保証するための実践力と知識の獲得である。プログラムは3種類ある。1つ目のプログラムは,1年間を通じて,理論と実践を行う。2つ目は,映像コンテンツを活用して行う。3つ目は,反転授業である。すべてのプログラムは,実践的知識と実践的思考を育成することができた。1年間をかけて行うプログラムは,より実践力を育成することができた。半年間かけて行うプログラムは,知識の獲得に大きな影響を及ぼした。3年間の研究によって,対象と期間に応じた効果的なプログラムを示すことができた。
著者
林 直樹
出版者
流通経済大学
雑誌
流通経済大学スポーツ健康科学部紀要 (ISSN:18829759)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.123-129, 2008-03
被引用文献数
2

近年,コンピュータを用いた動作分析やゲーム分析が多くの競技で導入され,戦術構成やフォーム矯正に役立っている。バドミントン競技においても,ゲーム分析の有効性を探し求め,競技の中で有効な戦術構築の手段を得ることを目的とした。大学のリーグ戦において,(1)配球,(2)エース・エラーという観点で分析を行い,得られたデータを選手に伝達し試合にのぞんだ。全体の勝敗は昨年と比べ,10勝12敗から16勝14敗と向上した。対戦組合せや選手の競技力向上は大きな要因であるが,分析をし,作戦をたてて試合にのぞむことは,試合前の姿勢としてはとても有効であると考えられる。そして,よりリアルタイムな情報が有効になる。しかし,バドミントン競技においては,シャトルのスピードが速く,リアルタイムな分析は適さず,観察に依るところが大きくなってしまっているのが現状である。リアルタイムな情報を獲得する為には,組織的に分析を行っていることが必要であると思われる。バレーボール競技では定着している「アナリスト」の存在が必要不可欠となるであろう。