著者
筒井 久美子 矢野 謙一
出版者
熊本学園大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2009

北朝鮮の教科書には、金日成や金正日が必要不可欠・国父的存在であることや人民として取るべき模範的考え方や行動が、さまざまな修辞法(例えば、反復、説得、比較、非言語的描写、問答形式)を通して確実に学習できるようになっている。また人民は守られ幸福であることが、外国を否定的に描くことにより示されている。これらの修辞的技法は現在でも政治体制を継続するため、また人民の言動や思考を操作するために使われているのである。
著者
岡本 洋子
出版者
熊本学園大学
巻号頁・発行日
2018-03-22

2017年度
著者
原田 正純 花田 昌宣 宮北 隆志 富樫 貞夫 羽江 忠彦 下地 明友
出版者
熊本学園大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2005

本研究は、被害実態の広がり(医学的側面のみならず社会的側面から)の把握に努め、現在の課題を明らかにすることを課題としており、病いを社会的なものとしてとらえ医学的な疾患学・症候学あるいは病像論から解き放ち、社会環境の中に位置づけ直す試みを通して、改めて被害実態を明らかにしたものである。[健康・医療・生活問題班]では、御所浦地区での全戸調査と数次にわたる集中的ヒアリングを実施、水俣病に対する忌避観の強さとその急速な変貌を明らかにできた。また、熊本学園大学水俣学現地研究センターを利用しての医療相談を定期的に実施し、若い世代の医療的側面での調査も実施し研究発表をしてきた。[地域社会・福祉問題班]水俣社協との協力のもと、住民意識調査の実施、住民との対話の機会を持ち調査の結果をさらに検討し、報告書を作成した。[被害補償と環境再生問題班]では、水俣地域の社会的アクターを中心に地域戦略プラットフォームづくりのワーキンググループを定期的に開催し、具体的な提言書を作成した。毎年1月には、水俣市において水俣病事件研究交流集会を本研究プロジェクト参加者のみならず、全国各地の研究者ら100名近くの参加で開催し、研究成果の発表および討論を掘り下げ、水俣学研究のアリーナ形成をはかることができている。これらを通して、水俣病被害が社会的広がりを持つこと、今なお係争課題が数多く残されており社会運動も継続していること、それらを踏まえた地域づくりの方向性を示すことができた。これらの研究成果は、研究代表ならびに分担者によってモノグラフィックな研究論文や報告書の形で随時発表されている。
著者
上村 直己 上村 直己
出版者
熊本学園大学
雑誌
熊本学園大学論集「総合科学」 (ISSN:13410210)
巻号頁・発行日
vol.14, no.2, pp.87-114, 2008-04
被引用文献数
1

今回訳出したのは、地質学者・地理学者フェルディナンド・フライヘル・フォン・リヒトホーフェン(Ferdinand Freiherr von Richthofen, 1833-1905)が幕末にオイレンブルク伯爵を団長としたプロイセン使節団の学術員(地質学)として来日した際の日本滞在日記の一部である。
著者
土井 文博
出版者
熊本学園大学
雑誌
熊本学園大学論集「総合科学」 (ISSN:13410210)
巻号頁・発行日
vol.10, no.1, pp.23-47, 2003-10