著者
山崎 久道
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.63, no.7, pp.i-ii, 2013-07-01
著者
松井 幸子
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
ドクメンテーション研究 (ISSN:00125180)
巻号頁・発行日
vol.27, no.4, pp.157-170, 1977-04-01

機械可読書誌の共同利用ファイルの,(1)編集では同一文献を重複登録しないため特定文献の識別が必要であり,(2)利用では特定文献(群)の検索が必要である。文献を識別するものを識別子,文献の特性を描写するものを記述子と呼ぶ。特定文献の識別に識別子を利用できないときは,記述子を特定化したものを用いる。本稿ではこれを「準識別子」と呼んでいる。近年,ISBN,ISSNなどの識別子や,ISBD(M)(S),ISDSなどの記述子の標準化が進んだ。しかし,遡及的文献の共同利用ファイルではこれらを使用できないことが多い。本稿では,識別子,記述子の共同利用ファイル使用上の意味を検討し,識別子が,(1)使用できる場合としてOCLCの分担目録作業を,(2)使用できない場合として,18世紀までの古版本(約165万冊)の総合目録編集のための技術的検討を行なったイギリスのLOCプロジェクトにおける「書紋」(fingerprintの試訳)などの,重複文献同定の技法を分析した。
著者
桐山 勉
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.60, no.5, pp.190-193, 2010-05-01

パテントドクメンテーション部会は小人数ではあるが,自由闊達な家庭的な雰囲気の下で毎月1回開催している。INFOSTAシンポジウムには2002年から2009年にわたり過去8年間,連続して発表している。今年の活動は,INFOPRO2010に発表できそうなテーマを中心に研究活動をしている。主な研究テーマは,1)特許情報検索システムの利用研究,2)検索技術の伝承・教育の研究,3)専門雑誌World Patent Informationのトピックス記事の輪講形式による紹介,4)海外の特許情報研究の国際会議のウォッチング,5)各メンバーが入手した最新情報の交換がメインとなっている。運営には,遠隔地のメンバーも参加できるようにSkypeのビデオ通話を利用して,東京会場と大阪会場を結び,研究活動を行っている。
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.38, no.8, pp.443-444, 1988-08-01

去る5月28日出第31回情報科学技術協会通常総会において,第13回情報科学技術協会賞の表彰がとりおこなわれ,本年は,情報業務功労賞が妹尾哲男,渡壁正両氏に,教育・訓練功労賞は荻昌朗,土岐尚子両氏に,優秀ドクメンテーション機関賞に(株)国際医学情報センターに,そして論文賞に板橋慶造,峯尾幸信,米澤稔3氏に授与された。表彰式では,木津誠表彰者選考委員長より,選考の経過報告,表彰者および表彰理由の紹介があった後,中村幸雄会長より表彰状と記念品が授与された。
著者
黒沢 正彦
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
ドクメンテーション研究 (ISSN:00125180)
巻号頁・発行日
vol.23, no.11, pp.363-365, 1973-11-01

第5回目の夏季特別セミナーは,7月27〜29日の3日間,ひぐらLの声も涼しい箱根高原研修センターで,40人を越える参加者により,活発な討論が行われた。 特別講演および分科会の内容詳細は別掲にゆずることにして,ここではセミナー全体の概要を紹介する。
著者
筑木 一郎
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.55, no.10, pp.428-432, 2005-10-01
被引用文献数
3

英国では, 学術機関における知的資源の効果的な発信・共有を図るFAIRプログラムが, 情報システム合同委員会(JISC)の助成を受けて実施された。本稿では, その中から, 電子学位論文に関して実施された3プロジェクト(Theses Alive!, Electronic Theses, Daedalus)について紹介する。これらのプロジェクトでは, 学位論文に適したリポジトリ・システムの構築, メタデータ・コア・セットの設計, 収集・提供モデルの調査などが行われた。重要な成果としては, 教育・研究プロセス, 研究指導の過程にリポジトリを連携させた点などがあり, 機関リポジトリおよびオープンアクセスの可能性が示唆される。