著者
須藤 遙子
出版者
筑紫女学園大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2015-04-01

本研究は、自衛隊広報センターと広報イベントのフィールドワークを通し、1990年代半ば以降に積極化してきた自衛隊広報戦略の内容と経緯を実証的に考察してきた。海上自衛隊佐世保史料館、航空自衛隊浜松広報館、陸上自衛隊広報センター、海上自衛隊呉史料館などの大型広報施設をはじめ、プラチナチケットともなっている富士総合火力演習や、F15座席の試乗などもできる各地の航空祭等、近年の自衛隊体験型イベントの人気は想像以上だった。自衛隊という存在が国民に定着し、好意的に受け入れられていることは、総務省の調査でも判明しているが、本来の目的である自衛官への応募数は減少している。

2 0 0 0 OA 樹神少考

著者
吉本 堯俊
出版者
筑紫女学園大学
雑誌
筑紫女学園大学紀要 (ISSN:09151826)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.267-279, 2001
著者
針塚 進 吉川 昌子 大靏 香 森田 理香
出版者
筑紫女学園大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

学童保育支援員および学童保育巡回相談員(臨床心理士・スクールカウンセラー)に学童保育のあり方に関する質問紙調査を行った。その結果、「対応に難しさを感じる子どもの特徴」は、「他者への加害行動」が最も強く、「自己中心・自己制御困難」、「遊びが中心で学習困難」「不注意」であった。支援員が必要だとしていたことは、「支援員相互の連携」「専門家の支援」「保護者や担任・学校との連携」であり、「支援員の資質向上」の必要性も求められた。また、「支援員」「相談員」共に「学校・担任」と及び地域との連携の必要性を強く感じていた。カウンセラーは、支援員への助言や支援が十分でないと考えていた。
著者
大城 房美 ベルント ジャクリーヌ 中垣 恒太郎 吉原 ゆかり 長池 一美 須川 亜紀子
出版者
筑紫女学園大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

「女性」という主体とグローバル化によって拡がったMANGAは、均質ではなく多様な表現を生み出しているという先の研究から得られた観点から、本研究では「グローカル化」をキーワードに、アジア(東/東南アジア)に焦点を定め、各地域での日本マンガの影響、地域独自の女性マンガ文化の成り立ちや発展、動向や現状の調査・分析を行い、その成果を論文や学会で発表し、論集を発行した。女性MANGA研究プロジェクトとして開催した3回の国際会議では、地域公共機関の協力を得て現地の女性作家も招聘して討論を行い、グローカルな現象を経て生み出されたMANGAの派生文化的領域の可能性のさらなる検証が、今後の課題として確認された。