著者
武藤 浩二 長島 雅裕 原田 純治 安部 俊二 古谷 吉男 上薗 恒太郎 小西 祐馬
出版者
長崎大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2010

本研究では、疑似科学が用いられた学校教育の実態等を調査するとともに、最近の大規模調査データを用いた血液型と性格に関する解析を行った。その結果、疑似科学言説を用いた授業の多くが「水からの伝言」とその派生物であること、ほぼ全国で行われており高校理科で肯定的に扱われている事例もあることを明らかにした。また血液型と性格に関する解析では、過去の研究結果を拡張することができたとともに、21世紀以降のデータでは、安定して血液型ごとに性格の自己申告について有意な差が出ることが判明した。
著者
上薗 恒太郎 蒲池 文恵
出版者
長崎総合科学大学附属図書館運営委員会
雑誌
長崎総合科学大学紀要 = Bulletin of the Nagasaki Institute of Applied Science (ISSN:24239976)
巻号頁・発行日
vol.55, no.2, pp.42-96, 2016-01-20

Moral education textbooks of “Morality and Life” and “Morality and Society” in the PRC combine history, geography and politics with morality in a world view. Morality is not integrated as a separate world view within personality, as it is in Japan, but it is overwhelmingly organized outside of children themselves. We analyzed 10 kinds of moral education textbooks used in the PRC, published from 2002 to 2013. In Chinese moral textbooks, the history of the Opium War and the defeat of the Japanese military are organized in order to legitimize the Chinese Communist party's integration and operation within China. Peace in these textbooks is not only viewed as the opposite of War, but the concept richly includes a view of the Chinese people’s liberation, global unity of economy with other countries, development of science and technology in the PRC, along with world politics from a Chinese perspective.
著者
藤岡 英嗣 糸山 景大 藤木 卓 上薗 恒太郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.506, pp.7-12, 2001-12-08

本研究では言葉による笑いの一つとして、「謎かけ」を題材として取り上げ、「謎かけ」の構造と連続連想の構造とを比較し、「謎かけ」の構造を明らかにした。また、「謎かけ」の構造をテキストベースの構造とも比較し、文脈上の「価値」を共通項として見出すことが「謎かけ」につながることを見出した。
著者
森田 裕介 藤木 卓 全 炳徳 李 相秀 上薗 恒太郎 渡辺 健次 下川 俊彦 柳生 大輔 中村 千秋
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.197-200, 2005

日韓間のギガビットネットワークを介して, 日本の長崎と福岡, 韓国光州の3地点を結び, DVTSを用いた遠隔交流および遠隔授業を実践した.本遠隔交流・授業が中学生の国際性に与える影響を明らかにするため, 「外国への意識」, 「愛国心」, 「他者理解の態度」, 「興味・関心・意欲」, 「韓国(日本)に対する認識」の5つの観点で質問紙による調査を行った.そして, 本遠隔交流・授業によって, 日韓両国の中学生の外国への意識や自国の建築物に対する愛着, 相手国に対する認識が向上したことを示した.また, 日本の中学生は, 韓国に対する興味・関心, 韓国語学習に対する意欲が向上したことを明らかにした.
著者
藤木 卓 森田 裕介 全 柄徳 李 相秀 渡辺 健次 下川 俊彦 柳生 大輔 上薗 恒太郎 中村 千秋
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.29, no.3, pp.395-404, 2006
参考文献数
16
被引用文献数
5

日韓の中学校間において生徒同士の討論を含む授業を行うために,インターネット上で高精細動画の伝送が可能なツールを用いて,2箇所の授業会場と司会・通訳会場の3地点を結ぶ遠隔授業を実践した.この授業では,交流授業の後「海を越えてエネルギの未来を考えよう」をテーマに,電気エネルギの利用や夢の発電に関する討論を行った.そして,授業及びトラフィックと伝送画質,対話支援環境,遅延の影響を検討し,以下の結論を得た.日韓間の中学校において,高精細動画と翻訳チャット,Web-GIS教材を用いた遠隔授業が実践できた.主観評価から,学習者,教師,参観学生にとって有用性の高い授業であったことが分かった.トラフィック評価から,福岡-長崎間では安定した通信ができたが,福岡-光州間では十分な帯域が確保できなかった.伝送画質評価から,福岡-長崎間の対面型の画質はPQR2.4〜3.4,福岡-光州間はPQR9.1〜13.5を示した.翻訳チャットやWeb-GIS教材の利用は,授業中の対話支援に有用であった.遅延の影響は,通訳や発言調整により目立たなかった.
著者
上薗 恒太郎 蒲池 文恵
出版者
長崎総合科学大学附属図書館運営委員会
雑誌
長崎総合科学大学紀要 = Bulletin of the Nagasaki Institute of Applied Science (ISSN:24239976)
巻号頁・発行日
vol.56, no.2, pp.94-148, 2017-02-03

Moral education is integrated with history, geography and politics, and so to the worldview of children in textbooks of PRC. In Chinese moral textbooks, four dimensions are found to enhance self-affirmative consciousness, namely, efforts: 1) to emphasize acceptance by others, parents, friends and society, 2) to realize a dream as a member of the Sino-centric society of China, 3) to assess self-affirmative consciousness by contribution to groups, class society, community and state, and 4) to recommend a method of portfolio management and autosuggestion. We can say that self-affirmative consciousness in Chinese moral textbooks is integrated to form the point of view of the communist party to patriotism. Compared to this integrated and strong moral education, the Japanese system has a character of reticence, where moral values are taught separately in each lesson. Japanese moral education allows individual integration of moral values to self-affirmative consciousness, which is a base of democracy.