著者
野村 圭太 谷口 義明 井口 信和 渡辺 健次
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.58, no.3, pp.672-682, 2017-03-15

今後,企業や大学などの既存ネットワークにおいてOpenFlowネットワークへの移行が進められると予測される.しかし,OpenFlowネットワークへの移行には,コントローラの設定やテスト環境の構築にコストを要すると考えられる.そこで本稿では,従来型のネットワークから,OpenFlowネットワークへの移行を支援するシステムを提案,設計,実装,評価する.提案システムを用いることにより,従来型のネットワーク上のルータから自動的に設定情報を取得し,その設定情報をOpenFlowネットワークで適用可能な形式に変換,その後,変換した設定情報をOpenFlowネットワークへ反映させることができる.これにより,従来型のネットワークと同等のパケット制御を行うOpenFlowネットワークを半自動的に構築できる.本稿では,実ルータを用いた評価の結果,最大10台のルータから構成される従来型のネットワークを6分以内でOpenFlowネットワークに移行できることを確認した.
著者
森田 裕介 藤木 卓 全 炳徳 李 相秀 上薗 恒太郎 渡辺 健次 下川 俊彦 柳生 大輔 中村 千秋
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.197-200, 2005

日韓間のギガビットネットワークを介して, 日本の長崎と福岡, 韓国光州の3地点を結び, DVTSを用いた遠隔交流および遠隔授業を実践した.本遠隔交流・授業が中学生の国際性に与える影響を明らかにするため, 「外国への意識」, 「愛国心」, 「他者理解の態度」, 「興味・関心・意欲」, 「韓国(日本)に対する認識」の5つの観点で質問紙による調査を行った.そして, 本遠隔交流・授業によって, 日韓両国の中学生の外国への意識や自国の建築物に対する愛着, 相手国に対する認識が向上したことを示した.また, 日本の中学生は, 韓国に対する興味・関心, 韓国語学習に対する意欲が向上したことを明らかにした.
著者
小八重 智史 吉原 和明 谷本 優太 藤木 卓 渡辺 健次
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J106-D, no.11, pp.481-491, 2023-11-01

AI技術が急速に進歩する中にあって,我が国では将来的なAI人材の不足が指摘されている.本研究ではまず,中学生段階におけるAIに関する学習内容や学習方法が確立されていなかったことから,中学生を対象にAIに関する知識のつながりや概念の構造を明らかにして学習内容を整理するために,「中学生向けAI概念図」を開発し,それを基に題材指導計画を開発した.次に,中学生を対象にディープラーニングの仕組みを学習する授業の実現を意図し,顔認証セキュリティシステム教材を開発した.教材は,生徒が一人一台学習者用端末を用いて機械学習に用いる学習用データとなる顔写真を自分で用意し,各パラメータを設定することで機械学習モデルの性能に関与できること,自分の設定したパラメータによる成果を視覚的に確認し,それを基に試行錯誤することを可能としている.開発した題材指導計画に基づいた授業実践を行い,有用性を確認した.
著者
藤木 卓 森田 裕介 全 柄徳 李 相秀 渡辺 健次 下川 俊彦 柳生 大輔 上薗 恒太郎 中村 千秋
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.29, no.3, pp.395-404, 2006
参考文献数
16
被引用文献数
5

日韓の中学校間において生徒同士の討論を含む授業を行うために,インターネット上で高精細動画の伝送が可能なツールを用いて,2箇所の授業会場と司会・通訳会場の3地点を結ぶ遠隔授業を実践した.この授業では,交流授業の後「海を越えてエネルギの未来を考えよう」をテーマに,電気エネルギの利用や夢の発電に関する討論を行った.そして,授業及びトラフィックと伝送画質,対話支援環境,遅延の影響を検討し,以下の結論を得た.日韓間の中学校において,高精細動画と翻訳チャット,Web-GIS教材を用いた遠隔授業が実践できた.主観評価から,学習者,教師,参観学生にとって有用性の高い授業であったことが分かった.トラフィック評価から,福岡-長崎間では安定した通信ができたが,福岡-光州間では十分な帯域が確保できなかった.伝送画質評価から,福岡-長崎間の対面型の画質はPQR2.4〜3.4,福岡-光州間はPQR9.1〜13.5を示した.翻訳チャットやWeb-GIS教材の利用は,授業中の対話支援に有用であった.遅延の影響は,通訳や発言調整により目立たなかった.
著者
渡辺 義明 渡辺 健次 江藤博文 只木 進一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.42, no.12, pp.2802-2809, 2001-12-15
参考文献数
12
被引用文献数
19

大学の教育と研究を支援するため、キャンパス全域に公開端末や情報コンセント、無線LAN等の配備が進んでいる。我々は、このような不特定多数が多様な端末を接続して利用するネットワーク環境に適用可能な、利用者認証と利用記録を行うためのゲートウェイシステムOpengateを開発した。本システムは、閉鎖状態の端末からゲートウェイを通過するWebアクセスと行うと認証画面が表示される平易なインタフェースを持つ。認証にはPOPやFTPサーバが利用できる。認証後には端末へJava Appletを送って利用終了を監視する。このような方法により、ゲートウェイシステムの設定だけで、個人持参のPCから固定設置のWeb専用端末まで、多様な端末群を利用者の事前設定なしに制御できる。本システムはすでに、学内において約9ヶ月にわたり支障なく稼働している。To Support educational and research activities,a lot of "terminals for public use,""network sockets" and "wireless LAN" are implemented in the whole area of the campus. We have developed a gateway system named "Opegate" to authenticate and record users in such an open network environment.When an user accesses from a terminal in closed state to any web site through the gateway system,the system returns the page for authentication.To authenticate the user,POP and FTP servers are applicable.After the authentication,the system sends Java Applet to the terminal and watchs the usage.The setup procedure is needed only for gateway System.Without any setup of each terminal, the system controls wide variety of terminals,from web specific terminals for public use to personal PCs connected to network socket or wireless LAN.The system has been working for 9 months in our campus.
著者
吉原 和明 井口 信和 渡辺 健次
出版者
一般社団法人 日本産業技術教育学会
雑誌
日本産業技術教育学会誌 (ISSN:24346101)
巻号頁・発行日
vol.60, no.2, pp.73-80, 2018-06-30 (Released:2019-12-24)
参考文献数
12

本研究では,物理的可視化や物理的直接操作によるネットワーク学習教材を開発し,教材を用いた授業実践を実施し,事前・事後テストとアンケート結果をもとに教材の有効性を確かめた。本教材を用いることによって,現状では見ることのできないネットワーク技術を,LED を用いて物理的可視化し,ダイヤルやボタンを用いて物理的直接操作することで,直感的にネットワークの機能や動作を理解することができ,IP アドレスの仕組みを効果的に学習できることが確認できた。ネットワークの学習の問題点に,実験や実習を行うことが難しいことがある。加えて,ネットワークそのものが利用者の目に触れないところで働いているため,動作を直接見ることができないことも,学習を難しくしている。そこで本研究では,ネットワークの動作をLED の点灯により,物理的に可視化し,ボタンやダイヤルで物理的に直接操作することで,実際にネットワークの構築を通してIP アドレスの仕組みを学習するための教材を開発した。中学校1 年生を対象に教材を用いた授業実践を行い,教材の評価を行った。授業対象者を実験群と統制群に分け,事前テスト・事後テストを行った結果,事後テストでは,実験群の方が統制群より得点が高い傾向にあり,有意差が見られたことから,教材の有効性が確認できた。
著者
吉賀 夏子 渡辺 健次 只木 進一
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
JSAI大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, pp.1N3OS10a4i, 2018-07-30

<p>Web上で参照可能な歴史的価値の高い貴重書等の書誌データは、年々充実している。書誌データの活用を促進するために、対応するオントロジーを提案し、Semantic Web技術を基にした検索システムを構築した。応用として、佐賀大学の貴重書および国立国会図書館の書誌データから引用可能な著作を例に、国立国会図書館の典拠データを利用して名寄せを行い、各データベースの書誌を同じタイムライン上に可視化した。</p>
著者
望月 大輔 大谷 誠 渡辺 健次
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.167-168, 2010

近年、パスワードを要求するウェブサイトの増加により、一度の認証処理によって複数のサーバ上のアプリケーションが利用可能になるシングルサインオンの需要が増えつつある。その中でもShibboleth認証によるシングルサインオンが増えてきている。しかし、既存のウェブメールシステムではShibboleth認証に対応できなかった。本システムは、Shibboleth認証により、シングルサインオンに対応するウェブメールシステムを開発した。
著者
渡辺 健次 森下 輝夫 内藤 正一 菅 進
出版者
運輸省船舶技術研究所
雑誌
船舶技術研究所報告 (ISSN:0495775X)
巻号頁・発行日
vol.20, no.2, pp.93-128, 1983
被引用文献数
2

This project is for hydrogen production with solar energy on a huge raft floating on the South Pacific Ocean and for transport of liquified hydrogen. In previous papers, authors proposed a new raft system and showed that the system is efficient for collecting solar energy and able to follow solar motion in the range of allowable error. In this paper, the feasibility on the total plan is studied from technical view point and other ploblems are investigated ; the polution and efficiency reduction of reflecting mirrors by sea-salt particles, transport of liquified hydrogen by tankers and meteorogical and ecological influence by the existence of huge raft floating on ocean are discussed. Energy conversion ratio is about 20 per cent and total liquified hydrogen income of the system is about 5,000 ton per year. Consequently the project is feasible from technical view point.
著者
浜島 金司 渡辺 健次
出版者
運輸省船舶技術研究所
雑誌
船舶技術研究所報告 (ISSN:0495775X)
巻号頁・発行日
vol.19, no.4, pp.285-303, 1982

In this paper, optical problems of sun following on the sea is discussed. Main difficulty is that angular velocity of the raft is very large when the sun passes near the zenith. This difficulty is released by mean of adequate rotation of raft that reduces the angular velocity and minimizes the loss of incident solar energy resulting from sun following error.Furthermore, some formulae for sun following that is necessary to use in the third and the fourth reports are showed, for example, raft angular velocity, acceleration, moment, power, and energy for raft rotation etc.
著者
遠藤 久芳 菅 信 大松 重雄 山川 賢次 菅 進 渡辺 健次
出版者
運輸省船舶技術研究所
雑誌
船舶技術研究所報告 (ISSN:0495775X)
巻号頁・発行日
vol.19, no.4, pp.257-283, 1982

The study had been started from the review^<19)> of "Plan of Ocean Raft System for Hydrogen Economy"^<1)> which was proposed by Ohta^<1)> and Veziroglu in 1977. The project was for hydrogen production with solar energy on a huge raft floating on the South Pacific Ocean and for transport of liquefied hydrogen.Since their raft system was found to have some fatal defects in hydrodynamical and structural characteristics, an alternative plan of new raft system was proposed in which those defects are improved.In these papers (three reports will continue after this), authors carried out the feasibility study on the total plan only from technical view point. Economical view point was excluded here.In the first report, a new raft system is proposed as an alternative one. After natural condition such as wave, current and wind of the concerned area (8°S, 138°W) was surveyed, environmental force was estimated and the behavior of the raft was investigated both analytically and experimentally. Detail design of each structural members was conducted under consideration of the structural response for the load mentioned.The new raft system proved to be efficient for collecting solar energy and to be superior in hydrodynamical and structural characteristics.
著者
岡村 耕二 平原 正樹 大森幹之 浅原 雄一 渡辺 健次
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.43, no.11, pp.1198-1203, 2002-11-15
被引用文献数
1

九州ギガポッププロジェクトとは,研究開発機関群が,日常的なインターネット利用とは独立に研究開発型インターネット接続を持ち,複数のインターネットバックボーンへ接続する際に,ギガポップと呼ぶアクセス回線集約機構を協調して準備する,次世代相互接続アーキテクチャおよび研究開発インフラ構築に関する研究開発である.
著者
Dharma Putra Guntur Astika Saputra Ferry 渡辺 健次
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.26, 2012

In this paper, we are introducing a new method to improve search engine capabilities by user preference achieved with the help of community's proxy logs. The goal is focused to build a custom search engine that providing community-specific results. To achieve such search engine, we use proxy server logs from Network Operation Center of EEPIS-ITS and fetch the url and user field as a base for our work. Then, we use tf-idf algorithm to convert those textual data into a machine friendly numerical data. To find topics based on those url, we cluster it into 10 or more preferable clusters using k-means algorithm. Getting the result of that method, then we crawl the title and meta information from all of the clustered url to find the actual topic. Those result, finally would be our base to create the search engine. Lastly, we use vector space model to provide a search result from user's query.
著者
井上 真出美 江頭 広幸 岡崎 泰久 渡辺 健次 近藤 弘樹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.594, pp.29-34, 2003-01-17

我々は,障害者のPC利用に着目し,発話障害のある肢体不自出者が人力できる音声による入力支援システムを開発した.本システムでは,市販の音声認識エンジンを使用しているが,その製品の既存の辞書では単語が多数登録してあるため,発話障害者の発話は誤認識される.そこで,ある発話障害をもつ肢体不自由者に協力を得て,実験により認識可能な単語を調査し,少ない単語を登録した独自の辞書を作成した.また,少ない単語であらゆる操作が可能となるように,複数のモードを定義した.システムを実現し,入力実験を行なった結果,発話障害のある肢体不自出者でも人力が可能であることがわかった.
著者
松原 義継 大谷 誠 江藤 博文 渡辺 健次 只木 進一
雑誌
研究報告インターネットと運用技術(IOT)
巻号頁・発行日
vol.2011, no.8, pp.1-6, 2011-07-08

電子メールサービスは,インターネット利用における基本的なサービスの 1 つである.その重要性から,電子メールサービスには,管理コストを削減しつつ安定性と十分な性能を要求される.このような要求に応えるための 1 つの方法としては,外注サービスを選択することがある.佐賀大学では,電子メールサービスを提供するためプライベートクラウドを使い始めた.本稿では,仕様の概要および外注化までの過程を議論する.併せて,外注化の評価および課題も報告する.Electronic mail (e-mail) services have been one of fundamental services in the Internet use. Their importance requires stability and sufficient performance with cost reduction. One of methods for responding such requirements is to select out-sourcing services. Saga university started to use a private-cloud service for providing e-mail service. This report discusses the outline of the specifications and the process of the out-sourcing. The evaluation and operational status are also reported.
著者
渡辺 義明 只木 進一 渡辺 健次 江藤 博文 大谷 誠
出版者
佐賀大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2005

本研究では、佐賀大学で開発しキャンパス全域で運用しているネットワーク利用者認証システムOpengateを基に、改良を行った。1.IPアドレスに基づいてネットワークの開放と閉鎖を行っているため、IPv6通信に対応するには、利用端末のIPv4とIPv6との両アドレスを検知する必要があったが、これを実現する仕組みを工夫してIPv4/IPv6両対応とした。2.利便性と安定性の向上のために数多くの改訂を行った。例えば、XML形式の設定ファイルで統一的に制御できるようにした。また特別な設定を必要とする利用者に対する別設定ができるようにした。さらに汎用な及びセキュアな認証プロトコルも利用できるようにした。3.従来は利用終了の即時検知を実現するためにJavaAppletを利用していた。しかしJavaVMが標準実装から外れるようになったため、JavaScriptがAjax処理を繰り返してサーバとの間にTCPコネクションを維持する方式を考案し実装した。4.Java Servlet環境を利用してOpengateと同様な基本機能を実装した。結果として充分に代替できるシステムとなりうることが分かった。実運用システムの実現は今後の課題である。5.開発システムをオープンソースプログラムとして公開した。また導入利用者や開発協力者の利便性を図るため、プロジェクトをSourceForge.netに登録した。国内外に導入事例が広がっている。
著者
渡辺 健次 江頭 広幸 岡崎 泰久 近藤 弘樹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.536, pp.93-98, 2003-12-12

小学校算数で学習するかけ算九九の学習について、音声合成により出題し、学習者の発話した答えを音声認識により認識する、学習支援システムを開発した。本システムは、小学校での学習単元や学習方法に従うように設計されており、学習者が九九の表を見ながら音で聴いたり(「おぽえる」モード)、自分の声で発話して九九を覚えたり(「れんしゆう」モード)、テストにより評価を行う機能(「テスト」モード)を備えている.
著者
藤木 卓 相原 玲二 前田 香織 柳生 大輔 西山 敏明 渡辺 健次
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.703, pp.147-152, 2005-02-26
参考文献数
8
被引用文献数
3

教育的な効果の高い遠隔授業の実現を目指して, JGNII回線を使いHD動画を用いた中学校における遠隔授業を実践し, システム評価及び主観評価を行った. その結果, 次の点が明らかになった. 授業としては, 学習者にとって疲労感のある内容であったが, 興味深く, なるほどと思える授業が実践できた. HD動画伝送による授業の主観評価では, 画像・音声は4段階で3.5以上の高い評価を示す. 長崎-広島間であれば, HD動画伝送システムを用いることで安定した画像・音声による授業環境の構築が可能である.