著者
浜田 信 武本 充治 横畑 夕貴 中村 俊郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NS, ネットワークシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.524, pp.119-122, 2008-02-28

将来のユビキタス環境におけるサービスの提供を柔軟に行うことを目指してユビキタスSOAの研究開発を行っている.ユビキタスSOAでは,様々なデバイス・機能と言ったサービスの実体を抽象化した部品を,同じく抽象化されたシナリオにしたがって,組み合わせることで,目的となるサービスを実現することを目指している.その特性を生かしたサービスとして,我々は,スマートフォンにSNSサイトに蓄積された情報を,コンテキストに応じて,配信するシステムを試作し,そのフィージビリティの確認のため実証実験を行った.本稿では,本システムに関してユーザ履歴に着目したシステム動作の概要および検証について示す.
著者
竹井 将紫 中村 俊介
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音楽情報科学(MUS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.37, pp.105-107, 2007-05-11

本稿では,身体の動きを音楽と映像に変える『神楽-KaGuRa-』を応用した合奏システムを提案する.コンセプトは「ヒトとヒトとの協調性」であり,以下3つの小テーマを持 つものである.(1)体験者同士が互いの存在を直接的に意識できること(2)体験者同士が協調しながら身体を動かすことで音楽が生成されること(3)体験者同士の掛け 合いがコンテンツ内容の展開に反映されることThis paper reports the ensemble system that applies "KaGuRa" that changes a motion of the body into audio and visual. The concept is "The player's cooperation", and the one with three small themes hereafter. (1) The player should be able to consider existence each other immediately mutually. (2) Music must be generated with the movement of the player of his body mutually cooperating. (3) Player's negotiation must be reflected in progressing of content.
著者
中村 俊也
出版者
つくば国際大学
雑誌
研究紀要 (ISSN:13412078)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.109-123, 2008

ロシアの研究書、中国の近人、梁啓超を対象とした内容につき論述する。著者は資料として『専集』、とりわけ、そのうちの『新民書』などを選び、中国近時の1898〜1908年という時期に彼の国の政治が、君主政から共和政、そしてやがて社会主義に臨むという変動の際、中国の典型的知識人が、理想の政治形態は何で、それを荷なう人民はどのようであれば、国民国家としての責任を果し得るのか、という問題を扱う。結論としては徳性の有る、自覚の有る人民に期待するのが、当時も、今日も望まれる、という。著者も2001年という激動の時期に本書を著わしたわけで、つまりは、ロシアの社会主義から資本主義へのシステム交替の時に自からの身をそこに置いており、そのことは、行文の間に表出し、一層のリアリテイ、現代性を与えている。これを、心理-社会をとらえるメソドロジイーとして、当面6つの角度から考察し、著者の見解が当時の単なる掘り返しに止まらず、目下の社会の生動の行方を見定めており、解釈学的立場に立っていることが、確認できた。
著者
金子 是久 中村 俊彦
出版者
Japan Association for Landscape Ecology
雑誌
景観生態学 (ISSN:18800092)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.67-72, 2009
被引用文献数
2

This research investigated the change of weeds community by winter-flooded that conducted at shore of Inba Lake, and compared to the different of weeds community in dry-rice-field. As a result, we could confirm empathic difference between winter-flooded rice field and dry-rice-field. In regard to species number per year, winter-flooded rice field intended to be fewer in comparison to dry-rice field. In regard to the plants volume, although winter-flooded rice field were higher than dry-rice field at summer, otherwise dry-rice field were high. In winter-flooded rice field, plant volume of <i>Monochoria vaginalis</i> which was dominant at summer and autumn extremely increased, and in winter, plant volume of <i>Alopecurus aequalis</i> which was dominant species in pre-winter flooded extremely decreased.