著者
伊藤 慶明 木山 次郎 関 進 小島 浩 張建新 岡 隆一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音声言語情報処理(SLP) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1995, no.73, pp.17-22, 1995-07-20
参考文献数
17
被引用文献数
18

本稿では、人間と計算機の新しい対話形態,インタフェース・システムの提案を行う。本システムでは、マルチユーザによる音声とジェスチャのマルチモーダルな入力が可能で、これらの認識技術を統合することによって音声とジェスチャの同時かつ相補的な理解を実現する。さらに、システムの理解内容を合成音声と画像を通してリアルタイムにかつ漸次的にユーザにフィードバックすることによって、複数の人間と計算機との知的で、かつ豊かなコミュニケーションを実現する。本方式は、一種の思考の支援と考えることもでき、これを次世代のインタフェースと位置付ける。我々は、このインタフェースを実現するために、frame?wise and realtime spotting技術を用いて、複数話者による音声とジェスチャの同時認識/理解リアルタイム統合インタフェースシステムを試作した。This paper proposes a new type of dialog system, or interface system between men and computers. This system allows multi-modal input of speech and gesture by multiple users, and enables simultaneous and complimentary understanding for speech and gesture by integrating both recognition technologies. It realizes intellectual and affluent communication between multiple users and computers by real-time and gradual feedback of understanding state in the system, using synthesis speech and graphics image. The system can be thought as a novel interface system as it gives users a sense of reality and unity. We realized such a real-time interface system that integrates speech understanding and gesture understanding by multiple users.
著者
森岡 克司 延近 愛子 亀井 美希 川越 雄介 伊藤 慶明 久保田 賢 深見 公雄
出版者
社団法人日本食品科学工学会
雑誌
日本食品科学工学会誌 (ISSN:1341027X)
巻号頁・発行日
vol.52, no.9, pp.420-423, 2005
被引用文献数
2

うどんの物性に及ぼす海洋深層水の影響 (DSW) を検討した.<br>(1) DSW及びDSWの代わりに2.5%食塩水を小麦粉 (麺用中力粉) 1kgに対し, 390ml添加して2種類のうどんを調製し, 物性測定とN-SEM観察を行ったところ, 物性では, DSW添加うどんの方が, 食塩水添加うどんに比べ強度, 伸び共に高い値を示した. N-SEM観察では, 食塩水添加うどんに比べ, DSW添加うどんの組織構が密であった.<br>(2) 2.5%食塩水にDSWに含まれる主要陽イオン (Mg<sup>2+</sup>, Ca<sup>2+</sup>, K<sup>+</sup>) を加えてうどんを調製したところ, Ca<sup>2+</sup>とK<sup>+</sup>をともに加えたうどんで, 強度及び伸びともにDSW添加うどんに匹敵した.<br>以上の結果より, DSWはうどんの微細構造を密にすることにより, 物性の向上に寄与し, その効果は, 海水中に含まれる主要な元素, 特にCa<sup>2+</sup>とK<sup>+</sup>に由来するもの推察した.
著者
須田剛裕 小嶋和徳 伊藤慶明 石亀昌明 鳥海不二夫
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.99-100, 2013-03-06

現在ソーシャルネット・ワーキング・サービス(SNS)は,テレビや新聞といった既存のメディアと並んで情報収集のツールとして,また知人や友人らと繋がりをもつことでネットワークを構築し,情報の共有などを行っている.東日本大震災時に投稿され拡散した数多くの情報には,結果的に間違った情報であったデマも含まれてしまった.そこで本研究では東日本大震災時にTwitterに投稿された約3億のTweetデータにおいて,リツイート数などを使って情報の拡散状況とデマにつながりやすいキーワードを分析結果を特徴量としたクラスタリングを行うことで,デマ情報かどうかを推定する試みを行う.
著者
須田剛裕 小嶋和徳 伊藤慶明 石亀昌明 鳥海不二夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.99-101, 2013-03-06

現在ソーシャルネット・ワーキング・サービス(SNS)は,テレビや新聞といった既存のメディアと並んで情報収集のツールとして,また知人や友人らと繋がりをもつことでネットワークを構築し,情報の共有などを行っている.東日本大震災時に投稿され拡散した数多くの情報には,結果的に間違った情報であったデマも含まれてしまった.そこで本研究では東日本大震災時にTwitterに投稿された約3億のTweetデータにおいて,リツイート数などを使って情報の拡散状況とデマにつながりやすいキーワードを分析結果を特徴量としたクラスタリングを行うことで,デマ情報かどうかを推定する試みを行う.
著者
藤井 建夫 松原 まゆみ 伊藤 慶明 奥積 昌世
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.60, no.2, pp.265-270, 1994-03-25 (Released:2008-02-29)
参考文献数
15
被引用文献数
14 18

To clarify the effect of microbes on the formation of amino acids during the ripening of squid shiokara, changes in the viable cell counts in 2.5% and 10% NaCl-BPG medium, 10% NaCl-PDA medium, and 10% NaCl-LBS medium, and amino acid contents etc. during ripening at 20°C were compared to shiokara containing 10% NaCl with and without antibiotics. Though the viable cell counts in the shiokara without antibiotics markedly increased during the ripening in contrast to those with antibiotics, neither the total nor the individual amounts of amino acids significantly differed between the samples, suggesting that microbes have a slight effect on the formation of amino acids. The initial bacterial flora of the shiokara without antibiotics were dominated by Staphylococcus, irrespective of the medium used for counting. The dominant flora in the later stage of ripening, however, differed depending on the media: Staphylococcus dominated on the 2.5% NaCl-BPG medium, while Micrococcus dominated and Streptococcus appeared in the deteriorating stage on the 10% NaCl-BPG medium.
著者
須田剛裕 小嶋和徳 伊藤慶明 石亀昌明 鳥海不二夫
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.99-100, 2013-03-06

現在ソーシャルネット・ワーキング・サービス(SNS)は,テレビや新聞といった既存のメディアと並んで情報収集のツールとして,また知人や友人らと繋がりをもつことでネットワークを構築し,情報の共有などを行っている.東日本大震災時に投稿され拡散した数多くの情報には,結果的に間違った情報であったデマも含まれてしまった.そこで本研究では東日本大震災時にTwitterに投稿された約3億のTweetデータにおいて,リツイート数などを使って情報の拡散状況とデマにつながりやすいキーワードを分析結果を特徴量としたクラスタリングを行うことで,デマ情報かどうかを推定する試みを行う.
著者
木山 次郎 伊藤 慶明 岡 隆一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声
巻号頁・発行日
vol.95, no.123, pp.81-88, 1995-06-23
被引用文献数
22

蓄積された任意話題の音声から重要な単語を取り出したり、話題の境界を検出することができれば有用であろう。本稿では、音声中の互いに類似した十分な長さの区間を抽出することによって重要区間抽出を実現する手法を提案する。この方式は、任意の話題について詳細な要約が可能という利点を持つ。1名の話者の発声した模擬対話音声を対象に実験を行ない、本方式の有効性を確認した。また、本稿では、互いに類似する区間の対応関係を利用した、話題境界の抽出法を提案する。1名の話者が発声する4話題の模擬対話を接続した音声を用いた実験により、本手法が有効であることを確認した。さらに、本稿では、長時間の音声中の類似区間を抽出するのに適した手法として、Incremental Reference Interval-free Continuous Dynamic Programming(IRIFCDP)を提案する。
著者
伊藤 慶明 田中 和世 大川 茂樹 伊藤 憲三
出版者
岩手県立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

地域FM ラジオ放送のオンデマンド放送化および検索技術の研究開発の推進を行った.ラジオ音声を対象と想定し,音声中の聞きたい区間を容易に検索できる技術の研究を推進し、地域FMでは方言などが含まれるため「語彙外の言葉」でも検索できるように,音素およびさらに細かな系列を開発し,任意の語彙での検索と性能向上を実現・成功した。さらに、様々な音声検索研究手法を公正・公平に評価するため、情報処理学会においてワーキンググループを立ち上げ、共通の音声データ、評価方法の整備を推進し研究者への公開を実施し社会貢献を果たした。