著者
佐藤 衛 山内 智史
出版者
関東東山病害虫研究会
雑誌
関東東山病害虫研究会報 (ISSN:13471899)
巻号頁・発行日
vol.2017, no.64, pp.63-64, 2017-12-01 (Released:2019-03-01)
参考文献数
3

2014年6月茨城県県南地域の露地花壇のアサガオで,生育不良や萎凋症状を確認した。菌の形態的特徴等から本病原菌をRhizoctonia solani Kühn AG-2-2 ⅢBと同定した。本病をアサガオ苗立枯病と呼称したい。
著者
苙口 友隆 池口 満徳 佐藤 衛
出版者
日本結晶学会
雑誌
日本結晶学会誌 (ISSN:03694585)
巻号頁・発行日
vol.55, no.1, pp.24-31, 2013-02-28 (Released:2013-03-07)
参考文献数
19

The combination of small-angle X-ray solution scattering (SAXS) experiments and molecular dynamics (MD) simulations is now becoming a powerful tool to study protein dynamics in solution at an atomic resolution. We have developed a method called MD-SAXS, in which this combination is used with explicit evaluation of X-ray scattering from water molecules hydrating protein molecules. This method offers a link between low-resolution structural information from SAXS and the three-dimensional high-resolution structure. The study using MD-SAXS method revealed the importance of intrinsic dynamics of DNA-binding protein EcoO109I in its function.
著者
佐藤 衛 福本 文良
出版者
日本植物病理学会
雑誌
日本植物病理學會報 (ISSN:00319473)
巻号頁・発行日
vol.62, no.4, pp.393-396, 1996-08-25
参考文献数
13
被引用文献数
1

香川県の3点のキャベツ, 三重県の2点および鳥取県の1点のブロッコリーからPeronospora parasiticaのサンプルを集め, 各サンプルから5菌株, 合計30の単胞子分離株を調製し, これらの宿主範囲を調査した。供試植物として, Brassica oleracea (カリフラワー, キャベツおよびブロッコリー18品種) の他, B. campestris (タイサイ, ミズナ, アブラナ, ハクサイおよびカブ8品種), B. juncea (カラシナ1品種), B. napus (ルタバガ1品種) およびRaphanus sativus (ダイコン2品種) を用いた。接種試験の結果, 分離源と同種の植物であるB. oleraceaの3作物の16品種は高い感受性を示し, 本種は宿主植物と考えられた。また, B. napusは中程度の感受性を示したことから宿主となる可能性が示唆されたが, B. campestris, B. juncea, R. sativusは抵抗性を示したことから非宿主と考えられた。供試したべと病菌はすべて同じ系統に属し, B. oleracea (B. napusも含む可能性がある) を宿主とする系統と考えられた。B. oleraceaの中でキャベツの2品種, ゴールデンベストおよびYR-さわみどりは抵抗性を示した。供試した単胞子分離菌株で病原性に違いは見られなかった。
著者
佐藤 衛 福本 文良
出版者
The Phytopathological Society of Japan
雑誌
日本植物病理学会報 (ISSN:00319473)
巻号頁・発行日
vol.62, no.4, pp.393-396, 1996
被引用文献数
11

香川県の3点のキャベツ,三重県の2点および鳥取県の1点のブロッコリーから<i>Peronospora parasitica</i>のサンプルを集め,各サンプルから5菌株,合計30の単胞子分離株を調製し,これらの宿主範囲を調査した。供試植物として,<i>Brassica oleracea</i>(カリフラワー,キャベツおよびブロッコリー18品種)の他,<i>B. campestris</i>(タイサイ,ミズナ,アブラナ,ハクサイおよびカブ8品種),<i>B. juncea</i>(カラシナ1品種),<i>B. napus</i>(ルタバガ1品種)および<i>Raphanus sativus</i>(ダイコン2品種)を用いた。接種試験の結果,分離源と同種の植物である<i>B. oleracea</i>の3作物の16品種は高い感受性を示し,本種は宿主植物と考えられた。また,<i>B. napus</i>は中程度の感受性を示したことから宿主となる可能性が示唆されたが,<i>B. campestris</i>, <i>B. juncea</i>, <i>R. sativus</i>は抵抗性を示したことから非宿主と考えられた。供試したべと病菌はすべて同じ系統に属し,<i>B. oleracea</i> (<i>B. napus</i>も含む可能性がある)を宿主とする系統と考えられた。<i>B. oleracea</i>の中でキャベツの2品種,ゴールデンベストおよびYR-さわみどりは抵抗性を示した。供試した単胞子分離菌株で病原性に違いは見られなかった。
著者
窪田 昌春 佐藤 衛 西 和文 篠原 信
出版者
関西病虫害研究会
雑誌
関西病虫害研究会報 (ISSN:03871002)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.1-9, 2010 (Released:2010-09-06)
参考文献数
32

無処理では,トマト苗のほぼ100%が発病する青枯病激発圃場において,耐病性台木(「LS89」,「がんばる根3号」)への接ぎ木苗を利用することにより,発病遅延が認められた。それに加え,土壌深度約70 cmまでの深耕と籾殻の大量(10 kg/m2以上)投入により透水性を改善した後に,熱水土壌消毒処理(95℃,250 L/m2)を行った場合には,発病株率が40%以下となり,大きな防除効果が得られた。土壌温度も,深度50 cmの地点で,熱水処理のみの区での約35℃に対し,透水性改善区では60℃以上まで上がり,消毒効果が立証された。本圃場では微生物資材「セル苗元気」,熱水土壌消毒のみによる防除効果は認められなかった。土壌中の青枯病菌密度は,無処理,熱水処理のみの区では熱水処理後 103 cfu/g 乾土オーダーから発病開始後に急増したが,前述の透水性改善区では,2年目以降,無処理区等の発病開始時まで,本試験での検出限界(102 cfu/g 乾土オーダー)付近以下に抑えられた。
著者
山内 智史 島津 樹一 佐藤 衛 堀内 誠三 白川 隆
出版者
日本植物病理学会
雑誌
日本植物病理學會報 (ISSN:00319473)
巻号頁・発行日
vol.69, no.1, 2003-02-25
被引用文献数
1

日本国内ではレタス根腐病菌病原性グループ1,2,3の発生が確認されており,病原性グループ1のみがビオチン要求性を示すことを明らかにしてきた.そこで,病原性グループ1におけるビオチン要求性が菌の諸性質にどのような影響を与えているか検討を行った.合成培地である駒田培地から抗菌性物質を除いた培地(1/2BM)上で11〜28日間培養を継続したところ,4/800の割合でビオチン非要求性変異株が得られた.野生株と変異株の間で形態的特徴,PSA培地上での菌糸伸長に違いは認められなかったが,気中菌糸の生育と胞子形成量は変異株が上回った.さらにVCG,レタス品種のパトリオット,晩抽レッドファイヤー,コスタリカ4号に対する病原性は野性株と同じであった.これらの結果から,病原性グループ1におけるビオチン要求性は生育に関わる代謝系に影響を与えるものであるが,病原性との関連性は低いものと考えられた.