著者
角居 朋哉 バック ホー 妹尾 大
出版者
THE JAPAN SOCIETY FOR MANAGEMENT INFORMATION (JASMIN)
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集
巻号頁・発行日
pp.42-45, 2022-01-31 (Released:2022-01-27)

昨今、SNSにおいては同じようなニュースや情報が流通する閉塞した「エコーチェンバー」と呼ばれる環境が形成されやすいことが問題視されている。この解決のためにエコーチェンバーを一種の確証バイアス(自分の思想を補強する情報のみに反応してしまうバイアス)と定義づけた。確証バイアスはそれ単独では間違った結論や劣った結論を導き出しやすいものの、特定の種類のメタ認知能力が加わることで自己の決定を内省し、課題に対してより優れた結論を下すことがわかっている。そこで本研究ではどういったメタ認知能力が確証バイアスを減らすことに効果があり、どうすれば適切にそのメタ認知を高めることができるか、その手法を解明する。
著者
妹尾 大
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.54, no.10, pp.521-529, 2004-10-01 (Released:2017-05-25)
被引用文献数
1

情報は管理できるが,知識は管理できない。この考え方が,知識経営の基本的スタンスである。なぜならば,情報と違って知識には個人の価値観が含まれているからである。知識経営とは,知識を管理するのではなく,リーダーシップと場づくりによって知識創造プロセスを促進することである。本稿は,NTTドコモのオフィス改革の取り組みを事例として取り上げ,知識創造プロセスを促進する場がどのようにして創設・活性化されるかについて検討した。具体的には,「オフィスレイアウトの変更」を物理的環境の変更・整備,「イントラネットの構築」を仮想的環境の変更・整備と捉え,これらが場の創設・活性化にどのような影響を与えうるのかについて考察を加えた。
著者
布施 遥 妹尾 大 Ho Bach
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集
巻号頁・発行日
vol.202011, pp.198-201, 2021

<p>ライブエンターテインメント市場は、消費者が「今そこでしか体験できない」再現性の低い「トキ消費」に価値を見出すようになってきたことから、急速に市場を拡大させている。また、昨今の新型コロナ感染拡大により、リアルライブエンターテインメントに代替されるデジタルライブエンターテインメントが行われるようになった。ライブエンターテインメントでは、顧客の心を動かすことが目的となるため、顧客感動が重要になる。しかし、デジタルライブエンターテインメントでは、顧客感動についての研究が十分になされていない。本研究はデジタルライブエンターテインメントが、事前期待以上の顧客感動をもたらす要因について、アンケートとインタビューを用いて検証する。</p>
著者
布施 遥 妹尾 大 Ho Bach
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2020年全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.198-201, 2021-01-28 (Released:2021-01-18)

ライブエンターテインメント市場は、消費者が「今そこでしか体験できない」再現性の低い「トキ消費」に価値を見出すようになってきたことから、急速に市場を拡大させている。また、昨今の新型コロナ感染拡大により、リアルライブエンターテインメントに代替されるデジタルライブエンターテインメントが行われるようになった。ライブエンターテインメントでは、顧客の心を動かすことが目的となるため、顧客感動が重要になる。しかし、デジタルライブエンターテインメントでは、顧客感動についての研究が十分になされていない。本研究はデジタルライブエンターテインメントが、事前期待以上の顧客感動をもたらす要因について、アンケートとインタビューを用いて検証する。
著者
妹尾 大
出版者
研究・イノベーション学会
雑誌
研究 技術 計画 (ISSN:09147020)
巻号頁・発行日
vol.32, no.2, pp.177-180, 2017-07-28 (Released:2018-01-26)

In this article, the author mentions the following three points as modern meaning of "Managing the Flow of Technology" which was published 36 years ago.Firstly, direct communication is still important to the engineers, as it used to be.Secondly, visualizing the flow of Information acquisition and dissemination into the organization is becoming more precise and with lower cost than before.Thirdly, the findings that the space design of the workplace affects communication among engineers might be extended to not only building design but also urban design.Three books are also recommended to be read together with this Allen̓s work. The readers can think more deeply about each of these three points.
著者
妹尾 大
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.54, no.10, pp.521-529, 2004-10-01

情報は管理できるが,知識は管理できない。この考え方が,知識経営の基本的スタンスである。なぜならば,情報と違って知識には個人の価値観が含まれているからである。知識経営とは,知識を管理するのではなく,リーダーシップと場づくりによって知識創造プロセスを促進することである。本稿は,NTTドコモのオフィス改革の取り組みを事例として取り上げ,知識創造プロセスを促進する場がどのようにして創設・活性化されるかについて検討した。具体的には,「オフィスレイアウトの変更」を物理的環境の変更・整備,「イントラネットの構築」を仮想的環境の変更・整備と捉え,これらが場の創設・活性化にどのような影響を与えうるのかについて考察を加えた。
著者
飯島 淳一 妹尾 大 蜂谷 豊彦 平野 雅章
出版者
東京工業大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2008

本研究では、大規模な実態調査にもとづき、プロセス志向性、知識創造能力などの組織特性がイノベーション経営度やICT利活用効果との関連性を検証し、「プロセス志向度の高い企業は業界内で比較優位にあり,ICTを有効に活用している」ことや「表出化活動の実施度合いが他の活動と比して低い組織はIT投資成果を得にくい」などの結果が得られた。