著者
室井 尚 佐藤 守弘 吉田 寛 吉岡 洋 秋庭 史典 島本 浣 安田 昌弘 小松 正史 吉村 和真 前川 修 大久保 美紀 丸山 美佳
出版者
横浜国立大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2013-10-21

本研究は5名の研究代表者、分担者を中心とした研究会を複数回開催するとともに、大規模な公開研究集会を年に一回開催し、その成果を映像記録や報告書にまとめることによって、一般からもその成果に対する広い関心を集めることができた。最終年度には報告書として論文集を公刊した。また2014年の国際記号学会においてはラウンドテーブルを組織して、海外の研究者との議論を深めることができた。これらの研究活動によって新しい理論的な枠組の構築に結びつけることができた。本研究はポピュラー文化に関する美学的アプローチの最先端の成果を挙げることができた。
著者
東谷 護 大山 昌彦 木本 玲一 安田 昌弘 山田 晴通
出版者
成城大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010

グローバル化の下における多様なポピュラー音楽のローカルアイデンティティには、日米ともに、地域密着型の「情熱家」の存在が重要な役割を果たしていることが明らかとなった。情熱家とは、何らかのポピュラー音楽を地域等に導入し、根づかせ、地域独自のものへと変質させる為に、積極的な活動を行い、そうした活動が地域内の他者にも認知され、承認された人である。また、グローバル化を支えたシステム、すなわちメディアの存在が、局地的な地域の文脈でも重要なことが明らかとなった。
著者
室井 尚 吉岡 洋 秋庭 史典 佐藤 守弘 吉田 寛 小松 正史 安田 昌弘 島本 浣 吉村 和真 須川 亜紀子 カルパントラ ファビアン 大久保 美紀 丸山 美佳 入江 哲朗 ロート マーティン 簗瀬 洋平 井上 明人 小島 秀夫 バラカン ピーター 輪島 裕介 増田 聡 松蔭 浩之 前川 修 増田 展大
出版者
横浜国立大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2016-04-01

本研究は5名の研究代表者、分担者を中心とした研究会を複数回開催するとともに、大規模な公開研究集会を年に一回開催し、その成果をや報告書にまとめ、webで幅広く公開することによって、一般からもその成果に対する広い関心を集めることができた。また2016年の国際美学会、2017年の国際記号学会においてはラウンドテーブルを組織して、海外の研究者との議論を深めることができた。これらの研究活動によって新しい理論的な枠組の構築に結びつけることができた。本研究はポピュラー文化に関する美学的アプローチの最先端の成果を挙げることができた。
著者
安田 昌弘
出版者
The Japanese Association for the Study of Popular Music
雑誌
ポピュラー音楽研究 (ISSN:13439251)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.51-61, 2002 (Released:2009-10-29)
参考文献数
26

雲の切れ目から日のさす晩秋のロンドンでキース・ニーガス氏と話す機会に恵まれた。ニーガス氏の『Popular Music in Theory』が出版されたのは一九九六年。絶好のポピュラー音楽研究入門書として日本でも多く読まれているようだ。彼はその後もオープン大学の二冊[Negus 1997, du Gay et al. 1997]や、『Music Genres and Corporate Cultures』[1999]、そして『Popular Music Studies』[2002]と精力的な活動を続けている。この対談は『Popular Music in Theory』以降のポピュラー音楽研究の理論的布陣の移り変わりや、新しい調査成果の進展を俯瞰することを意図してもうけられた。限られた誌面ゆえその全てを掲載することはできないが、特に「生産の文化」、「アイデンティティ」、「グローバライゼーション」のキーワードを中心にお届けする。