著者

室井 尚 佐藤 守弘 吉田 寛 吉岡 洋 秋庭 史典 島本 浣 安田 昌弘 小松 正史 吉村 和真 前川 修 大久保 美紀 丸山 美佳

出版者

横浜国立大学

雑誌

基盤研究(A)

巻号頁・発行日

2013-10-21

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本研究は5名の研究代表者、分担者を中心とした研究会を複数回開催するとともに、大規模な公開研究集会を年に一回開催し、その成果を映像記録や報告書にまとめることによって、一般からもその成果に対する広い関心を集めることができた。最終年度には報告書として論文集を公刊した。また2014年の国際記号学会においてはラウンドテーブルを組織して、海外の研究者との議論を深めることができた。これらの研究活動によって新しい理論的な枠組の構築に結びつけることができた。本研究はポピュラー文化に関する美学的アプローチの最先端の成果を挙げることができた。

著者

ペラウスキ マシュー 秋庭 史典

出版者

人間環境学研究会

雑誌

人間環境学研究 (ISSN:13485253)

巻号頁・発行日

vol.7, no.2, pp.95-102, 2009 (Released:2010-01-14)

参考文献数

74

被引用文献数

2 2

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In the study of art, the philosophical tradition, and important assumptions within this tradition, forms the basis for psychological conceptions and cognitive models of art perception, implicit goals and approach to art-viewing, and their application to art education and viewer relations. However, the prevalent philosophical conception of art and aesthetic experience, which share the assumption that success or "cognitive mastery" drives aesthetic perception, contains fundamental flaws, which extend to, and ultimately constrain, the study and application of art. While existing conceptions explain how a viewer masters the environment, based upon prior expectations and abilities, they cannot explain how they come to perceive and be transformed by, something new; nor can they account for how this feels. Yet, it is exactly these qualities in art-perception that both philosophers and social scientists agree constitutes the unique "challenge" of art. It is necessary that this be examined, and a solution considered, building from the philosophical basis and then extended to a psychological discussion. We argue that, in opposition to success, a failure- based model, organized around the conflict between self-protection and self-transformation in the processing of discrepancy, is better able to explicitly unite cognition, emotion and physiological effect with perception and evaluation; and allows for needed discussion of perceptual and conceptual change within experience, and a needed distinction between "facile" evaluation and mastery following meta-cognitive reflection and adjustment. We explore both success and failure-based approaches and introduce conceptual and contextual aspects for a five-stage failure-based model of art-perception culminating in "Aesthetic Experience"; discuss the inter-relation of emotional and cognitive factors that may be important for objective research on art evaluation and art education; and clarify the important tie between failure, epiphany and perceptual growth in the experience of art.

著者

秋庭 史典

出版者

美学会

雑誌

美學 (ISSN:05200962)

巻号頁・発行日

vol.46, no.2, 1995-09-30

著者

秋庭 史典

出版者

美学会

雑誌

美学 (ISSN:05200962)

巻号頁・発行日

vol.66, no.1, pp.197-200, 2015-06-30 (Released:2017-05-22)

著者

戸田山 和久 久木田 水生 間瀬 健二 唐沢 かおり 鈴木 泰博 秋庭 史典

出版者

名古屋大学

雑誌

基盤研究(B)

巻号頁・発行日

2016-04-01

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本研究は、人類よりも知的な人工システムが技術的に可能になる日であるとされるシンギュラリティを巡り、その技術予測としての妥当性、そこで用いられる「人類よりも知的」の意味を明らかにし、その基礎作業の上で、なんらかの意味でのシンギュラリティが起こりうるという仮定にもとづき、予防的にシンギュラリティに人類はどのように対処すべきかを検討し、提言することを目指す。平成29年度は、シンギュラリティの「哲学的問題」として(1)知能爆発の可能性(必然性?)を論証する回帰的議論は果たして妥当か。(2)知性・知能とは何か。そもそも機械はどのような心的能力をもちうるか。(3)知能爆発の結果、倫理や価値(真・善・美)はどうなるのか。(4)シンギュラリティ後の世界において、われわれ人間はどんな役割を果たせるのかという問題群を取り出した。また、これまでに「シンギュラリティ」について書かれた言説について包括的なサーベイを行い、技術予測、シンギュラリティ概念、知性の概念、コンピュータ観、人間観等にかかわる基礎的概念について、著者によって大きく異なることを見出し、それを整理し、「シンギュラリティ」についてどのように論じるべきかというメタ的・方法論的なことがらについて結論を得た。それは、研究代表者により『人工知能学大事典』の「シンギュラリティ」の項目執筆というかたちで発表された。その他、シンギュラリティについて考察するのに関わりをもつ副次的概念や問題(とりわけ機械が犯した失敗についての責任の所在、機械は責任主体になりうるかという問題)について、研究成果を得て、さまざまな媒体で発表した。

著者

宇佐美 文理 秋庭 史典 岩城 見一 上村 博 魚住 洋一 碓井 みちこ 加藤 哲弘 篠原 資明 長野 順子 根立 研介 岸 文和 島本 浣 西 欣也

出版者

京都大学

雑誌

基盤研究(A)

巻号頁・発行日

2005

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本研究は、〈醜〉という〈否定美〉に注目した。それは広い意味でのアートを、社会的、政治的文脈に戻して捉え直すことが、今日の大切な課題だと考えられるからである。〈醜〉の判定と、それを〈排除〉しようとする感情とは、人々の倫理観や宗教観と深く関わっている。また政治イデオロギーや、宗教的信念は、人間の感情の奥底にまで染み込み、美や醜の判断はそれに結びついている。〈醜〉に考察を加えることは、単に非歴史的な美的カテゴリー論にとどまるものではなく、きわめて歴史的社会的、そして政治的な文脈の中で知らないうちに形作られる、私たちの感情の文化的枠組みに光を当て、そこに隠れている力学を批判的に考察する文化研究的作業になる。古今東西の〈醜〉現象(判定)と、〈排除〉の感情の構造を考察し、現在の、私たち自身の経験のあり方に反省を加えること、これが本研究の主な課題となる。特に「醜」が主題にされたのは、このような否定美への感情こそが、人間の美意識の変遷のありようをむしろ鮮明に示すと思われるからであるし、また同時に、美的カテゴリーと政治的感情、人間経験におけるイメージと言語、感情とイデオロギーとの切り離せない関係を灸り出す重要なヒントになると思われるからである。本研究は、平成17、18年度は各年4、5回の公開研究会を開き、ゲストをも迎えて、課題遂行のための議論の場を設けた。最終年度は、これらの成果に基づく報告書作成に当て、分担者から寄せられた諸論考において、多様な切り口で醜の問題が論じられている。この報告書は、「醜の国」が「美の国」以上に豊穣な国であること多様な角度から照らし出すであろう。

著者

室井 尚 吉岡 洋 秋庭 史典 佐藤 守弘 吉田 寛 小松 正史 安田 昌弘 島本 浣 吉村 和真 須川 亜紀子 カルパントラ ファビアン 大久保 美紀 丸山 美佳 入江 哲朗 ロート マーティン 簗瀬 洋平 井上 明人 小島 秀夫 バラカン ピーター 輪島 裕介 増田 聡 松蔭 浩之 前川 修 増田 展大

出版者

横浜国立大学

雑誌

基盤研究(A)

巻号頁・発行日

2016-04-01

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本研究は5名の研究代表者、分担者を中心とした研究会を複数回開催するとともに、大規模な公開研究集会を年に一回開催し、その成果をや報告書にまとめ、webで幅広く公開することによって、一般からもその成果に対する広い関心を集めることができた。また2016年の国際美学会、2017年の国際記号学会においてはラウンドテーブルを組織して、海外の研究者との議論を深めることができた。これらの研究活動によって新しい理論的な枠組の構築に結びつけることができた。本研究はポピュラー文化に関する美学的アプローチの最先端の成果を挙げることができた。

著者

秋庭 史典

出版者

美学会

雑誌

美学 (ISSN:05200962)

巻号頁・発行日

vol.57, no.2, pp.92, 2006-09-30 (Released:2017-05-22)

著者

秋庭史典 佐原浩一郎テキスト

出版者

名古屋芸術大学アート&デザインセンター

巻号頁・発行日

2013

著者

秋庭 史典

出版者

美学会

雑誌

美学 (ISSN:05200962)

巻号頁・発行日

vol.53, no.3, pp.49, 2002-12-31 (Released:2017-05-22)