著者
牧島 一夫 大塚 茂巳 安東 正樹 蓑輪 眞 岩上 直幹
出版者
東京大学大学院理学系研究科・理学部
雑誌
東京大学理学系研究科・理学部ニュース
巻号頁・発行日
vol.45, no.4, pp.14-17, 2013-11

《はじめに》理学部旧1号館の記憶/《証言1》試作室の流浪10年/《証言2》「はじまりの場所」/《証言3》理学部旧1号館三階の迷宮/《証言4》旧1ペントハウス
著者
川島 高弘 小山 孝一郎 鈴木 勝久 岩上 直幹 小川 利紘 置田 彩子 福山 恒太 野田 亮
出版者
宇宙航空研究開発機構
雑誌
宇宙科学研究所報告 (ISSN:02852853)
巻号頁・発行日
vol.95, pp.1-28, 1997-08

1996年2月11日20 : 00JSTに鹿児島宇宙空間観測所より打ち上げられた観測ロケットS-310-24号機により高度100∿160kmにおける窒素分子の振動温度, 回転温度, 数密度の同時観測に成功した。電子銃を用いて大気中の窒素分子を電離し, 窒素分子イオンからの発光スペクトルの1つである1st Negative Bandを高感度の分光器で測定することで各物理量を求めた。またこの実験の最中, 電離中間層が高度140km近辺に発生しており, 世界で初めて電離中間層中の中性大気の数密度, 温度を観測した。観測された温度の高度分布は通常の大気モデルと違い, 鉛直波長40kmほどの波動構造を示していることがわかった。この現象を潮汐波による変動と仮定して簡単な1次元大気物理シミュレーションを実行して検討した。振動温度に関しては本観測器で値を正確に決定できるほど高温に振動励起されておらず上限を与えるにとどまったが, 上限値は過去のO'neil (1974) の測定と矛盾しない。
著者
竹川 暢之 岩上 直幹 岡林 昌宏
出版者
宇宙航空研究開発機構
雑誌
宇宙科学研究所報告. 特集 (ISSN:02859920)
巻号頁・発行日
vol.39, pp.45-55, 1999-03

我々は, 上部成層圏において酸素原子O (^3P)の測定を行うために, 共鳴蛍光法による気球搭載型O (^3P)測定器を開発した。この方法は絶対測定であり, 実験室における高精度の較正実験が要求される。我々は, 数値シミュレーション計算および室内実験を基に測定器の性能を詳細に調べた。高高度気球BT15によるO (^3P)とオゾン(O_3)の同時測定は, 1997年9月9日正午前後に宇宙科学研究所三陸大気球観測所において行われた。O_3は同じ気球に搭載された東北大の光学オゾンゾンデにより測定された。高度38-44kmにおける測定値とモデル値の比較を行ったところ, 両者は誤差の範囲内でほぼ一致していたが, [O (^3P)]/[O_3] 比の測定値の傾きとモデル計算値の傾きの間には違いが見られた。しかしながら, O (^3P)測定値の精度および確度は充分なものではなく, この傾きの違いに関して詳細な議論を行うまでには至らなかった。